クソデッキ構築劇場3
2009年11月23日 音楽 コメント (7)5部ファン垂涎の(?)世界選手権が終わり、2009年の大きなイベントとしてあとは年末のFinals/Limitsを残すのみとなった。
とりわけ、招待制の復活をはじめとして制度を大きく改めることとなった今年のFinalsには、2009年を締めくくるにふさわしい、例年以上の盛り上がりを見せてくれるものと期待している・・・が、それはともかくとしても。
Finalsに出場するプレイヤーにとっては、この世界選手権におけるプロプレイヤーたちのデッキ選択は、まさに最先端のメタゲームを知る格好の材料として大いに参考になるところだろう。
その結果が。
ジャンド35%
絶望。その二文字が脳裏をかすめる。
かの八十岡先生ですら、
ヤソ「ジャンドに勝てるのはジャンドだけだし」
おい!何諦めてんだ!!w
だが、それも仕方ないとすらいえる数字ではある。世界選手権のスタンダードは六回戦だけとはいえ、『安定5-1できるのは?』と聞かれてプロプレーヤーたちが出した答えがこれなのだ。
3回に1回はジャンドと当たるというのは、もはや前環境のフェアリーにも匹敵する支配率だろう。
ジャンド包囲網(笑)
これではどっちが包囲されているのかわかったもんじゃない。
所詮は夢物語だったのか・・・
だが、レジスタンスたちにも朗報はある。
先日行われた新宿でのFinals予選では、参加者170人で8人抜けという激戦の中から、4人もの赤単プレーヤーが勝ち抜いたと聞く。
もちろんジャンドはそこでも3人のプレーヤーを権利獲得へと導いている。もはやジャンドのTier1は揺るぎないところではある。
しかし、ここにきて仄かに見えてきたのはジャンド←赤単の図式である。今まさにジャンドを屠らんとするメタゲームの潮流が、Finalsを焦点として結集しつつあるのだ。
やはりオレは間違っていなかった。
ジャンド包囲網どころの話ではない。今年のFinalsは全国のレジスタンスたちによるジャンド虐殺劇の舞台となるだろう。
だが、まだ足りない。ジャンドを完璧に封殺するには、もっと明確な意識が必要なのだ。ジャンドだけを殺す・・・そういった明確なテロ行為のような尖りが。
今、メタゲームはその尖りを手にしつつある。ジャンドへの抵抗の狼煙が、あがりつつある。
この小さな灯火を、この手繰り寄せた流れを手放さないうちに。ジャンド←赤単の趨勢を決定的なものとするために。
今日はオレが数十回数百回の一人回しの果てに錬成した赤単を公開しよう。
『バカ単』
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《ジャッカルの使い魔/Jackal Familiar(M10)》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
4《怒り狂うゴブリン/Raging Goblin(M10)》
4《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》
3《地獄の雷/Hell’s Thunder(ALA)》
3《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《噴出の稲妻/Burst Lightning(ZEN)》
2《マグマのしぶき/Magma Spray(ALA)》
2《反逆の印/Mark of Mutiny(ZEN)》
20《山/Mountain(ZEN)》
2《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》
2《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》
2《無秩序の点火/Ignite Disorder(CON)》
2《地震/Earthquake(M10)》
2《消しえる火/Quenchable Fire(CON)》
2《地鳴りの一撃/Seismic Strike(M10)》
2《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw(M10)》
2《ゴルゴンのフレイル/Gorgon Flail(M10)》
1《マグマのしぶき/Magma Spray(ALA)》
1:出す。
2:殴る。
3:(相手が)死ぬ。
それだけだ。
なお、このデッキは『一人回しにおける究極の気持ちよさとは何か』を追求して出来上がった珠玉の赤単である。
だからジャンドがどうとかはぶっちゃけ関係ない。そもそも相手がホントに死ぬのかは保証しない。対人戦で回したら怒り狂うゴブリンが弱すぎて憤死しそうな気配がそこかしこから漂っている。
だが、関係ない。妄想では常に先手1ターン目ゴブリンの先達が走って怒り狂うゴブリンを引かないで無抵抗の相手を4キルするヴィジョンしか見えない。
サイドボードも完全に妄想である。一度もサイド戦を試していないが、あれはダメだこれもダメだと(脳内)試行錯誤して気づいたらこうなっていた。
ところでこのサイドボードの枚数、どこかで見覚えがないか。
http://60486.diarynote.jp/200701082311400000/
http://60486.diarynote.jp/200701090025270000/
そう、よくモリカツがするサイドボード構成に似ているのだ。
ということは・・・
オレは今、モリカツに追いついた
完璧だ・・・まさに完璧。
モリカツの魂と一つになってから(注:なってません)3年。ついにオレはモリカツと同じラインに立ったのだ(注:立ってません)。
そういえばオレの(一人回しの)スピードは3年前と比べて見違えるほど速くなった。いつの間にか、神速とうたわれたモリカツのプレイスピードを超えていたんだな・・・(注:超えてません)
ともあれ。
Finals予選を突破した赤単は当然こんなクソみたいな構成ではないだろう。
しかし、ジャンド←赤単の流れがあるとすれば、当然次はジャンド、赤単←?となりえる。メタゲームは生き物なのだ。Finals本戦まで一ヶ月、もう一波乱あってもおかしくはない。
ジャンドと赤単を屠る、第三の刺客・・・それが何なのか、今はまだわからない。
だがいずれにせよ。
今年のFinalsは、ジャンド(による)虐殺劇だ!
------------------------------
Today’s tune
巡音ルカ「Just Be Friends」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7528841