世界選手権2011~その4~
2011年11月20日 音楽 コメント (3)もはやトップ8への望みは断たれた。
ならば圧倒的に全勝し、存在の証明とするのみ。
『神様へのブラフ』で練り上げた最強のジャンドとともに。
3日目モダン6回戦、6-0まで駆け抜ける!!
◇
第十三回戦 VS Nikola, Fercek(青黒コントロール)
一戦目 先手ダブマリで除去ハンドキープしたら相手がコントロール。普通に《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》連打されて負け。
二戦目 ハンデス→《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》スタートで接戦になるが、4マナ目でGG出てなくて《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》出せなくてそのテンポ分で負け。
××
第十四回戦 VS David Shiels(青赤フェアリー)
一戦目 《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》で抜かれたけど2枚目引けて勝ち。
二戦目 手札見たら双子あったけど除去1枚しか引けてなくて早々に《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》コンボ決められて負け。
三戦目 ハンデスと除去で危なげなく勝ち。
○×○
第十五回戦 VS Matteo, Rusconi(Punishing Zoo)
一戦目 罰する火コンボが揃ってるが《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》が無双してライフを削り、相手の微妙なミスなどもありつつ、3までライフを削ることに成功して《稲妻/Lightning Bolt(M11)》トップして勝ち。
二戦目 あまり負ける要素がなくて勝ち。
○○
第十六回戦 VS Matthew, Costa(Domain Zoo)
一戦目 普通に捌いて勝ち。
二戦目 《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》対消滅した後、甘えたプレイでライフ3まで押し込まれるが、2ドローで火力引かれずに勝ち。
○○
第十七回戦 VS Masahiko, Morita(双子)
一戦目 先手ワンマリ、デッキ知らなくて除去キープしたら双子で、しかも《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボが揃ってる。でクロック引かないまま8マナくらいまで伸びて投了。
二戦目 ハンデス→クロック連打で勝ち。
三戦目 ハンデスキープで相手の《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を抜き、《呪文滑り/Spellskite(NPH)》は《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》で対処。後は《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボへの対処だけだが、都合よく《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を引いたので殴り始める。5/6タルモに対し相手が3発撃てるようになる直前で《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》を引き込み、除去れなくなって勝ち。
×○○
第十八回戦 VS Noah, Swartz(青赤フェアリー)
スタンディング確認したらお互い33点のオポ低めで52位~4位とか。ガチる気でいたけど相手がお金欲しいしIDしたい(負けると最悪賞金圏外)って言ってきたのでチキッてIDしといた。フィラデルフィアの最終戦とほぼ同じ状況だったしね。まあ今回はトップ50入っても特にいいことないんだけど。でも俺にとってトップ8入れなかった時点で賞金もらえるラインならどこでもあまり変わりはなかった(ちなみにフリーでやったら2-1で勝ち)。
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◇
そんなわけで最終日は4-1-1で最終成績11-6-1の47位でフィニッシュ。
フィラデルフィアに引き続いてのトップ50で最低ラインは確保してるし、モダンについてだけならデッキをシェアしたもんじも5-1して36位入賞と文句のつけようがないんだけど、『神様へのブラフ』が調整にかけた労力からすると全体としては正直不満の残る成績だった。
今年は日本選手権、PT名古屋、PTフィラデルフィア、世界選手権と活動してきた(PTパリとGP神戸とGP広島はほとんど動いてなかった)けど、イカ彦トップ8、イカ彦トップ50、俺トップ50、俺トップ50と、『神様へのブラフ』は一応安定した成績をプロデュースできている。
らっしゅに言わせれば「プレイヤーレベルに比べれば大成功」の業績。もとより俺やイカ彦は別段上手いプレイヤーではない。
それだけに、もう一段上のステップを目指したかった。
プレイヤーレベルのあまり変わらない3人による、掲示板での討議形式。
Channelや、かつてのトモハルの『Sexy Lobster』のような大規模なチームではなく、かといってヤソやナベのような強すぎる個人で完結するものでもなく。最小限のクラスタで最大の効率を得るこの実験的試みは、調整方法としてなかなか優れたものだったように思える。
あるいは、誰もが思いつくであろう中二的な『打倒Channelコミュ結成』という夢想が、属人的な要因によって奇跡的に機能しただけかもしれないが。
とにかく今後も我々『神様へのブラフ』は、メンバーの誰かにプロツアー参加権があるときには、可能な限り互いにバックアップしていくつもりだ。それこそがプロツアーというフォーマットにおける『最強戦略』だと信じているからだ。
◇
しかし残念ながら今回のワールドで明らかになったように、もはやChannelが「飽きた」といってチームを解散させない限り、プロレベルの大会においてChannel以上の勝利期待値を得ることは不可能だろう。
それはなぜなら、この現状に対するらっしゅの言葉を借りれば、「もはやメタゲームを作っているのは彼らだ」からだ。
個々人のポテンシャルですら世界最高レベルのプレーヤーたちを10人も20人も集めて独占すれば、こうなるのはむしろ必然だったかもしれない。
だがチームの期待値で負けても、個人としての勝利はまた別だということを、今回イヤナガが証明してくれた。
イヤナガもライザと組んであのケッシグとエスパーコンを生み出し、見事Channel勢を打ち破って見せたのである。
「日本勢はなぜ勝てなかったのか。」から1年。
おそらくあれは、混合フォーマットによるプレイヤーの負担の増加と、MOの普及によるメタゲームへの影響力の飛躍的増大、またChannelがプロをスカウトしていきメタゲームを支配するようになるなど、様々な要因によってより精度の高い調整が求められるようになったプロツアーで、日本のプロたちが各自で納得のいく新たな調整方法を獲得するための過渡期だった。
だから今でも、問題は根本的には解決していない。人一倍時間をかけるか、コミュニティを利用するか、いずれにせよそれぞれが効率的な練習方法を確立できない限り、プロツアーで勝ちあがることは難しいだろう。
アムステルダムのとき、晴れる屋でトモハル主導の練習会が何度もあったのに、それが結果に結びつかなかったのは、それぞれの最適な練習方法とズレていた、ということなのだと思う。
十分な練習をすれば俺やイカ彦のような凡百のプレーヤーでもある程度の結果を残せることは証明されている。
あとは自分自身が限られた時間で効率よく練習するにはどうすればいいかを知る、平たくいえば、成長できるかにかかっている。
来年も日本人の活躍が見られるかどうかは、つまるところそれ次第だろう。
4日目、決勝戦のカバレッジを書きながら。
俺はそんなことを考えていた。
◇
来年からプロツアーはクローズドイベントになり。
ほとんどのプレイヤーにとって世界選手権に参加する機会も実質消失した。
この変化が良い方向へつながるのか、そしてこれからプロマジックがどうなっていくのかはわからない。
それでも、『Play the Game, See the World』を標榜したWizardsが、どことも知れない場所に世界中の人が集まって突然現出する世界統一国家(仮)のあの喧騒を、知らない外国人と英語で話しつつ時に真剣にそれでいて楽しくゲームする機会を、あのどうしようもなく焦がれたフィーチャーテーブルを。
我々がこのカードゲームに見た夢を、打ち壊してしまうような事態にだけはならないで欲しいと、今はそう願うのみである。
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Today’s tune
school food punishment「How to go」
世界選手権2011~その1~
2011年11月17日 音楽最後かも知れないだろ?だから、ぜんぶ話しておきたいんだ。
~ティーダ(FFⅩ)~
自分が世界選手権に出られるなんて、10年前には想像もしていなかった。
1年前に千葉で決勝戦のカバレッジを書いていたときにも、やはり予想すらしていなかっただろう。
世界選手権出場、それはトーナメントマジックを志した者にとっての1つの到達点なのだ。
そして今年2011年は、レーティング制度の廃止とそれに伴うPWP制度の導入が決定され、2012年からの世界選手権の大幅な変革が発表されるなど、プロマジックが転換点を迎えようとしている時期である。
事実上「最後の世界選手権」などと揶揄される中で、PTフィラデルフィア出場によるレーティング増加が自分にこの世界選手権の出場権利をもたらしたのは僥倖と言うほかない。
長くマジックを嗜んだプレーヤーとして、また裏方に携わったライターとして。
この世界選手権を現場で見届けることは、後々多くの意味を持つことになるだろう。
・・・だが、そんなことは今はひとまず「ついで」に過ぎない。
出るからには、目標はあくまでもNo.1。
確かに、参加すること自体に意義はある。しかしそれだけで満足できるほど、老成も達観もしているつもりはなかった。
◇
出発2週間前になり、『神様へのブラフ』(俺、イカ彦、らっしゅ)での調整がスタートした。
前回のPTフィラデルフィアでは1ヶ月前から調整を始めた結果フォーマット変更の憂き目にあい、しかもそれでなくともトーナメント直前でメタゲーム変動の材料が多く発生することがままあるため、時間節約のためにも試験的に始動を遅らせてみたのである。
また、特にスタンダードはちょうど2週間前にGP広島が開催されており、それまで動く意味があまりなかったというのもある。
そんな事情もあって、今回の調整の中心となったのは、フィラデルフィアから多くの禁止カードを経て環境が激変した・・・
『モダン』であった。
共有されたスタートラインは、極めて明確。
公式の構築劇場(http://mtg-jp.com/reading/gekijo/002387/)でも書いたように、『生き残ってしまったZooと双子』が立ちはだかる壁であった。
であるならば、Zooと双子の両方に強いデッキを模索することが急務となる。
では仮定しよう。Zooと双子の両方に強いデッキができたとしたら、そのデッキのコンセプトは何だろうか?
カウンターか?
否。Zooに相性が悪いことは明白だ。
とするとインスタントの単体除去か?
否。確かに除去はZooに強いことは言わずもがな、双子も生物主体のコンボであり、構えていればかなりコンボ達成を抑制できるだろう。だが双子コンボはインスタントタイミングで始動することが可能であり、常に除去を構え続けることはマナ効率の面で得策ではない。また時間をかけて手札を整えられるといつかは乗り越えられてしまう。その上、双子が長期戦に強い《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボを搭載しているのも向かい風となる。
それなら高クロック+単体除去ならば?
これも否。というのもそのコンセプトはつまるところZooに収斂するからだ。
こうした思考実験の結果、モダン環境のソリューションになりうるコンセプトとして導き出されたのは。
ハンデスであった。
◇
フィラデルフィアの時点では、ハンデスはお世辞にも良い選択肢とは言えなかった。
なぜなら、《雲上の座/Cloudpost(MRD)》を抜けなかったからだ。
だから我々は当時、MO上である程度の戦績を残していた『ななしポックス(http://www.mtgdecks.net/decks/view/21352)』を調整途中で諦めた。Zooや青赤系コンボに有利であるとしても、初日のトップメタはあくまでも12Postデッキで、それへの不利を覆せないことが課題となった。
しかし、今や12Postデッキはもうない。
とすれば、Zooと双子への有利が丸々残る計算となる。
やはりソリューションか。
そう思って完コピで調整を始めたところ、しかし『双子に相性悪し』という予想外の結論となってしまった。
原因は明らかに《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》にあった。
フィラデルフィア時点では12Post、高速コンボのいずれにも無力でほとんど採用される余地がなかったこの『最強のサブコンセプト』が、環境の低速化で生存権を獲得したことにより、双子デッキにほぼ100%採用されることとなっていた。
結果、「ハンデスと《小悪疫/Smallpox(M12)》によるリソース消耗を《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》で取り戻す」というコンセプト自体が否定されてしまう。
《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》以外すべての生物が《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》の餌食となってしまうため、ハンデス→タルモパターン以外はほとんど双子側の有利にゲームが推移することとなってしまった。
したがって、ハンデスは理論上は良い選択肢でありながら、《小悪疫/Smallpox(M12)》型ではイマイチである=他の新しいハンデスデッキが求められている。
それがこの段階で得られた結論だった。
◇
この調整結果を受け、次に俎上にのぼったのは青黒《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》コントロールにハンデスを搭載したものであった。
『UBr Control』
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
3《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
4《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
3《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》
1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
1《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
1《残響する真実/Echoing Truth(DST)》
1《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact(FUT)》
1《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
2《涙の川/River of Tears(FUT)》
2《湿った墓/Watery Grave(RAV)》
1《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1《島/Island(ISD)》
1《山/Mountain(ISD)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》はともかく、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》をフラッシュバックすることは環境に対しかなり効果的なアクションに思えた。
またこのデッキの調整を通して、『単体除去撃ってからリリアナで蓋をする』という動きがモダンでも当たり前に強く、加えて双子相手にも《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》を引かれてない限り+1能力連打ですぐ詰むという決定力を持っていることがわかった。
そんなわけで一時はこんな感じのデッキで出る気もあったのだが、Magic-Leagueの大会で《爆裂+破綻/Boom/Bust(PLC)》Zooが結果を残した(http://magic-league.com/deck/73916/modern.html)ことにより、マナベースを攻めるアプローチが増えそうだと感じるようになる。
そうすると《血染めの月/Blood Moon(CHR)》に弱いデッキにはそれだけでネガティブな評価を与えることが多くなってしまい、このデッキもその例に漏れず使用候補から脱落していった。
また、この頃にはこの環境のZooの完成形の1つである『瞬唱Zoo』の形が具体的に見えてきていて、『マナベース』だけでなく『ライフ』も、かなり厳しくリソース管理を求められる環境だとわかってきた。
環境の小さな構造と大きな構造が見えてきたことで、この環境で紡がれるべき物語・・・すなわち、『メタゲーム』がその姿をあらわし始めたのである。
◇
出発一週間前になって、脳内で作り上げたメタゲーム表がこちら。
19% Zoo
14% Jund
10% Death Cloud
10% Splinter Twin
08% UB Snapcaster Control
06% Red Affinity
06% Goblinstorm
04% Next Level Blue
04% Swath Combo
03% Esper Snapcaster Control
02% Ooze Dredge
02% Pyromancer Ascention
02% Living End
02% RW Prison
08% Rogues
一応合わせて100%にはしてあるが、大事なのは
・トップメタはZooで20%弱
・勢力としての次点はハンデスタルモデッキ。合わせてやはり20%前後。Zooと双子をスタートラインに設定すれば当然の帰結
・双子はデッキパワーは強力なのだが、12Postのようないわゆる「お客様」がおらず、また過度に意識されているため、10%にとどまるだろう
ということくらいで、あとはあまり意味がない。
とにかくこのメタゲームを設定したことで、選択肢は以下のように分類された。
1:『最強のZoo』
2:『最強の双子』
3:『最強のハンデス+ボードコン』
4:『最強の瞬唱デッキ』
5:『ぶち切れ既存デッキ(親和、リビングエンドなど)』
5は1~4が全部ダメだった場合のヤケクソ的選択肢であることを考えると、実質4択。
ちょうど出発前週の11/13にモダンのPWCがあるということで、あとは実戦を経てこれらの選択肢を吟味するだけとなった。
そんなわけでPWC(http://60486.diarynote.jp/201111141611056527/)で自分が使用したデッキは瞬唱Zoo。我々が考える『最強のZoo』であった。
『Snapcaster Zoo』
4《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》
4《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》
4《壌土のライオン/Loam Lion(WWK)》
2《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《流刑への道/Path to Exile(CON)》
2《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
2《アラーラの力/Might of Alara(CON)》
4《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》
2《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
3《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
1《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(RAV)》
1《寺院の庭/Temple Garden(RAV)》
1《神聖なる泉/Hallowed Fountain(DIS)》
1《繁殖池/Breeding Pool(DIS)》
1《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
1《山/Mountain(M11)》
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
2《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》
2《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
2《死の印/Deathmark(M11)》
2《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
ウメが世界選手権本戦で使用した形に比べればまだまだ未完成ではあるものの、コンセプトとしてはこの時点で最強のZooのつもりだった。
だが、結果は《血染めの月/Blood Moon(CHR)》を置かれまくって2-3ドロップ。この段階でやはりZooそのものに限界を感じ、『最強のZoo』を諦めることにした。
また同じ大会でイカ彦がジャンドを使用して好感触だったことを聞き、『最強の瞬唱デッキ』が未完成だったこと、『最強の双子』が同型のクソゲーを免れえないことをも踏まえ、『最強のハンデス+ボードコン』としてジャンドを使用することに決めた。
◇
『Jund』
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
2《終止/Terminate(ARB)》
1《破滅の刃/Doom Blade(M12)》
1《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
2《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
2《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》
2《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
2《森/Forest(ISD)》
2《沼/Swamp(ISD)》
3《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》
1《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
2《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire(EVE)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
1《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《強迫/Duress(M11)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
2《死の印/Deathmark(M11)》
1《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
2《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
1《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1《真髄の針/Pithing Needle(M10)》
世界選手権使用デッキである。
当初は《芽吹くトリナクス/Sprouting Thrinax(ALA)》だった3マナ域を、Zooの《流刑への道/Path to Exile(CON)》に対するライフ面での不安から《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》へ。
また4枚ずつだった《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil(ISD)》《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》も、シチュエーション的に腐りやすいカードであるため2枚へ。
2マナ域は《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》と《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》が争っていたが、デッキ全体の《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》耐性を底上げするために後者が採用された。
《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》はこのデッキのような緑黒系全般が苦手とする《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》を強く意識したため。
マッチアップ的には、Zooにはかなり強く、双子にも有利がつく。緑黒同型も《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》があるし、《血染めの月/Blood Moon(CHR)》もハンデスや事前の基本地形サーチで対応が可能。
調整の甲斐あって、考えうるベストデッキが持ち込めたと思う。
◇
これに対し、スタンダードの調整は難航していた。
世界選手権の1週間ほど前からDEで圧倒的隆盛を誇っていた青単イリュージョン。それが本戦のメタゲームにどのような影響を与えるか、予測が立てづらかったからだ。
もちろん自分で使ってしまうという選択肢もあった。
何回か使用した感じではそれなりのデッキパワーはあるし、クロックパーミッションは嫌いではない。
だが、『1週間前から流行っている』というのは、すなわちメタゲームに既に組み込まれてしまっていると見るのが妥当だろう。
そう考えると、安易にイリュージョンに乗っかるのは躊躇われた。
メタゲームは、白青人間、白緑、イリュージョン、赤単、ラス系コントロール。割合の設定は難しい。
コントロールは(好みの問題で)使いたくない。
仮定しよう。ソリューションがあるとすれば、何か?
それは既に、出発2日前のことであった。
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Today’s tune
初音ミク「おもひでしゃばだば」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16143243
PWC-310th-
2011年11月13日 音楽出発二日前、モダン最終調整。
デッキはSnapcaster Zoo。
43名、スイスドロー6回戦。6-0まで(ry
第一回戦 VS赤タッチ青バーン(密費で)
一戦目 先手ダブマリだけど相手が土地1枚で詰まってこっちはタルモ引けて1ターン差で殴りきる。
二戦目 まあ普通にこんがり焼かれて負け。
三戦目 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》強すぎ&相手土地祭りで勝ち。
○×○
第二回戦 VSナヤZoo
一戦目 お互いワンマリ。先手3ターン目に《爆裂+破綻/Boom/Bust(PLC)》で《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》壊されて動けなくなって負け。
二戦目 《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(M12)》2枚引かれてて負け。
××
第三回戦 VS青タッチ赤黒テゼレット
一戦目 ランド1枚引けばブンハンドキープして引けず、《血染めの月/Blood Moon(CHR)》置かれて負け。
二戦目 ワンマリ土地1スタート。2ドローで土地引けなくて《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》置けず、後手3ターン目《血染めの月/Blood Moon(CHR)》で負け。
××
第四回戦 VSゴブリンストーム(ユリニー)
一戦目 後手3ターン目トークン8体キッカーで走られて負け。
二戦目 マインドブレイクして勝ち。
三戦目 同上。
×○○
第五回戦 VSナヤZoo
一戦目 相手ワンマリこっちダブマリ。死ぬほど土地引いて負け。
二戦目 《血染めの月/Blood Moon(CHR)》置かれて負け。
××
イライラして2-3ドロップ。ほぼ全部《血染めの月/Blood Moon(CHR)》デッキだった。おかげでワールドのデッキが決定したけど。
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Today’s tune
初音ミク×巡音ルカ「11回目の宇宙とラヴェレ」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16136102
PTQホノルル@板橋
2011年11月6日 音楽今年もまたこの季節がやってきた。
シーズン一発目のプロツアーへのPTQ。プロツアーはあと世界選手権を残すだけとなり、2011シーズンが終わりを迎えようとしているこの時期に、既に次のシーズンの戦いは始まっている。
ホノルルでのPT開催は2006年、2009年に続き三度目。俺の初PT(初日1-7)もホノルルだった。観光地ということもあって非常に魅力的なプロツアーである。
とはいえ、フィラデルフィアでのトップ50によりプロツアーの参加権利自体は既にあるのだが、航空券ないと行くかわからないので参加することにした。
リミテッドのPTQはPTQパリ(1回しか出てない)以来1年ぶりか。構築PTQの殺伐とした感じも好きだけど、リミテッドはリミテッドで普段構築やらない猛者どもが腕の見せ所みたいな感じで集ってくるから面子が豪華で楽しい。決勝ドラフトもあるしね。
◇
チェックしたパックは自分ではあまりもらいたくない、パッとしない内容のもの。
もらったカードプールはイカ彦のチェックパックで以下。
<白>×14
1《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》
1《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》
1《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》
1《弱者の師/Mentor of the Meek(ISD)》
1《深夜の出没/Midnight Haunting(ISD)》
1《農民の結集/Rally the Peasants(ISD)》
1《無私の聖戦士/Selfless Cathar(ISD)》
1《銀筋毛の狐/Silverchase Fox(ISD)》
1《邪悪の排除/Spare from Evil(ISD)》
1《幽体の乗り手/Spectral Rider(ISD)》
2《スレイベンの純血種/Thraben Purebloods(ISD)》
1《物騒な群衆/Unruly Mob(ISD)》
1《声無き霊魂/Voiceless Spirit(ISD)》
<青>×17
1《血まみれの書の呪い/Curse of the Bloody Tome(ISD)》
1《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets(ISD)》
1《錯乱した助手/Deranged Assistant(ISD)》
1《雲散霧消/Dissipate(ISD)》
1《夢のよじれ/Dream Twist(ISD)》
1《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》
1《恐慌盲/Hysterical Blindness(ISD)》
2《その場しのぎのやっかいもの/Makeshift Mauler(ISD)》
1《記憶の旅/Memory’s Journey(ISD)》
1《精神叫び/Mindshrieker(ISD)》
1《ルーンの反復/Runic Repetition(ISD)》
1《感覚の剥奪/Sensory Deprivation(ISD)》
1《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
1《幽体の飛行/Spectral Flight(ISD)》
1《縫い合わせのドレイク/Stitched Drake(ISD)》
1《熟慮/Think Twice(ISD)》
<黒>×12
1《血統の守り手/Bloodline Keeper(ISD)》
1《脳ゾウムシ/Brain Weevil(ISD)》
1《夜の衝突/Bump in the Night(ISD)》
1《忘却の呪い/Curse of Oblivion(ISD)》
2《死の重み/Dead Weight(ISD)》
1《グリセルブランドの信奉者/Disciple of Griselbrand(ISD)》
1《グール呼びの詠唱/Ghoulcaller’s Chant(ISD)》
1《荘園の骸骨/Manor Skeleton(ISD)》
1《マルコフの上流階級/Markov Patrician(ISD)》
1《神聖を汚す者のうめき/Moan of the Unhallowed(ISD)》
1《腐敗した沼蛇/Rotting Fensnake(ISD)》
<赤>×18
1《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
2《灰口の猟犬/Ashmouth Hound(ISD)》
1《血に狂った新生子/Bloodcrazed Neonate(ISD)》
1《交差路の吸血鬼/Crossway Vampire(ISD)》
2《夜毎の狩りの呪い/Curse of the Nightly Hunt(ISD)》
1《貫かれた心臓の呪い/Curse of the Pierced Heart(ISD)》
3《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》
1《霊炎/Geistflame(ISD)》
1《収穫の火/Harvest Pyre(ISD)》
1《業火への突入/Infernal Plunge(ISD)》
1《ケッシグの狼/Kessig Wolf(ISD)》
1《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist(ISD)》
2《村の鉄鍛冶/Village Ironsmith(ISD)》
<緑>×15
2《骨塚のワーム/Boneyard Wurm(ISD)》
1《暗茂みの狼/Darkthicket Wolf(ISD)》
1《骨までの齧りつき/Gnaw to the Bone(ISD)》
1《墓所の茨/Grave Bramble(ISD)》
1《赤子捕らえ/Kindercatch(ISD)》
1《帰化/Naturalize(ISD)》
1《果樹園の霊魂/Orchard Spirit(ISD)》
2《レインジャーの悪知恵/Ranger’s Guile(ISD)》
1《蜘蛛の掌握/Spidery Grasp(ISD)》
1《裂け木の恐怖/Splinterfright(ISD)》
1(昼)《ウルヴェンワルドの神秘家/Ulvenwald Mystics(ISD)》
1(昼)《エストワルドの村人/Villagers of Estwald(ISD)》
1《霊の花輪/Wreath of Geists(ISD)》
<銀>×7
1《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》
1《継ぎ当ての翼/Cobbled Wings(ISD)》
1《霊捕らえの装置/Geistcatcher’s Rig(ISD)》
1《墓地のシャベル/Graveyard Shovel(ISD)》
1《片目のカカシ/One-Eyed Scarecrow(ISD)》
1《穿孔の刃/Trepanation Blade(ISD)》
1《魔女封じの宝珠/Witchbane Orb(ISD)》
<土地>×1
1《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard(ISD)》
こ、これは・・・?
◇
「シールドではレアを使え」という格言がある。ないかもしれないが今作った。
その言葉に従えば、このカードプールでまず使用を検討するべきは随一の強力なレアである《血統の守り手/Bloodline Keeper(ISD)》だろう。
次いで《弱者の師/Mentor of the Meek(ISD)》、《精神叫び/Mindshrieker(ISD)》、《ネファリアの溺墓/Nephalia Drownyard(ISD)》あたりがデッキに入れたいレアと言えるだろうか。
《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》も相方のスペル次第では非常に強力なのだが、残念ながら今回のカードプールではメインの除去が《死の重み/Dead Weight(ISD)》でフラッシュバックできず、他に碌なインスタント・ソーサリーもないためそこまで強くはない。とはいえ、青を使うなら《待ち伏せのバイパー/Ambush Viper(ISD)》としてデッキには入るんだろうけども。
ともかく、このカードプールならば青黒白の三色から二色を選び、残り一色をタッチするなり何なりしてデッキを作るのが常道だろう。
だが、もちろんそんなデッキは組んでいない。
結論から言うと、俺はこのカードプールから5分かけずにデッキを組み上げた。おそらく会場で一番早かっただろう。当然何の意味もないが、つまりそれくらい迷いない出来栄えだったのである。
その会心のデッキがこちら。
『WR』
1《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist(ISD)》
1《修道院のグリフィン/Abbey Griffin(ISD)》
1《交差路の吸血鬼/Crossway Vampire(ISD)》
1《弱者の師/Mentor of the Meek(ISD)》
1《声無き霊魂/Voiceless Spirit(ISD)》
1《深夜の出没/Midnight Haunting(ISD)》
1《ケッシグの狼/Kessig Wolf(ISD)》
1《悪鬼の狩人/Fiend Hunter(ISD)》
1《幽体の乗り手/Spectral Rider(ISD)》
1《物騒な群衆/Unruly Mob(ISD)》
1《銀筋毛の狐/Silverchase Fox(ISD)》
1《血に狂った新生子/Bloodcrazed Neonate(ISD)》
2《灰口の猟犬/Ashmouth Hound(ISD)》
2《村の鉄鍛冶/Village Ironsmith(ISD)》
1《宿命の旅人/Doomed Traveler(ISD)》
1《無私の聖戦士/Selfless Cathar(ISD)》
1《邪悪の排除/Spare from Evil(ISD)》
3《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》
1《霊炎/Geistflame(ISD)》
1《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》
8《山/Mountain(ISD)》
8《平地/Plains(ISD)》
マナカーブのピークを2マナと3マナの間に抑え、最大マナ域を4マナとする十分な数のクリーチャーと、それをサポートする最小限のスペル。これが美でなくて何だというのか。
ただ、唯一の失敗は土地を15枚にしなかったことだ。
普通ドラフトにおけるこのアーキタイプ(赤Xアグロ)では《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches(ISD)》が取れているため、表裏で撃つ6マナまで到達しうることを考慮して土地16で組むのだが、カードプールに恵まれず《夜鳥の手中/Nightbird’s Clutches(ISD)》がない今回は、土地が3枚で止まるのが理想的なほどスペルが軽く、またフラッシュバックが少ない故にアドバンテージが取れないため、スクリューよりフラッド側のケアが必要だった。
つまり土地を1枚削って《農民の結集/Rally the Peasants(ISD)》を入れるのが正解。あとはどこも間違ってない。後悔もしていない。
もちろんこのカードプールを見せた10余名には全員から「病気?」「キ○ガイ」「頭がおかしい」「サイドボードの方が強くない?」「またまつがんがやらかしたのか」「レア使わないなら俺にくれよ」などなど様々なありがたいお言葉を頂戴したが、そういう常識的な説得を踏まえてもなお、もう一度同じカードプールをもらっても同じデッキを組むだろう。
このカードプールで「レアを引くまで耐えるゲー」をするということは、同時に「相手の引いたレアにもとことん付き合う」ことを意味する。この除去が貧弱なカードプールで。
せめて《大物潰し/Smite the Monstrous(ISD)》でもあれば話は違うかもしれないが、そんな魑魅魍魎が跋扈する世界にこの程度のレアで立ち向かえるはずがない。そう、無理にレアゲーに付き合う必要はないのだ。
この異常に良いマナカーブとぶち切れた前のめりビートで、レアが出る前に勝つ。
それが俺の答えだ。
◇
セオリーを守ることは大事だ。
それは先人の知恵であり、繰り返しゲームにおける利益の多い最適戦略を象徴するものだからだ。
だが、PTQは繰り返しゲームではない。一発勝負のギャンブルだ。
だからあえてセオリーを無視し、神を裏切る。
刃が閃く瞬間を見せるのは、相手が死ぬときだけでいい。
参加者101名、スイスドロー7回戦。
7-0まで駆け抜ける!!
◇
第一回戦 VS赤黒(PTQフィリー決勝戦の相手)
言われるまで気づかなかったw 失礼しました。
一戦目 相手土地2と3で1回ずつ詰まって、《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》と《夜の犠牲/Victim of Night(ISD)》使わせてから《声無き霊魂/Voiceless Spirit(ISD)》に《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》つけてあとは無双して勝ち。
二戦目 また相手土地詰まっててこっちブンブンビートで勝ち。
○○
第二回戦 VS白緑(コマシ)
一戦目 後手、1マナ2マナ土地5でキープしてドロー土地3枚で負け。
二戦目 相手コンバットトリック引いてなくてこっちだけ《猛火の松明/Blazing Torch(ISD)》と《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist(ISD)》いてまあ勝ち。
三戦目 《暗茂みの狼/Darkthicket Wolf(ISD)》→《月桂樹の古老/Elder of Laurels(ISD)》→古老に《信仰の縛め/Bonds of Faith(ISD)》でぼこぼこ殴られてさらに生物追加されて負け。デッキ強すぎるーいうて。
×○×
第三回戦 VS白緑
一戦目 地上がにらみ合いになり、《深夜の出没/Midnight Haunting(ISD)》トークンに《噛み傷への興奮/Furor of the Bitten(ISD)》つけて3点クロック。さらに《スカースダグの信者/Skirsdag Cultist(ISD)》も追加して、地上が《旅の準備/Travel Preparations(ISD)》でこじ開けられる前に削りきる。
二戦目 相手先手ワンマリ土地1で詰まって勝ち。
○○
第四回戦 VS白青タッチ赤(カナ師匠さん)
一戦目 適当に殴ってから《邪悪の排除/Spare from Evil(ISD)》で一瞬で11点削って勝ち。
二戦目 相手が飛行→《うろつく餌食の呪い/Curse of Stalked Prey(ISD)》で育てゲー始めて止められずに負け。
三戦目 1ゲーム目と同様。相手にあまり人間入ってなくて《邪悪の排除/Spare from Evil(ISD)》がオールアンブロッカブルだった。
○×○
第五回戦 VS白緑
一戦目 《物騒な群衆/Unruly Mob(ISD)》と《もつれ樹/Lumberknot(ISD)》出されてチャンプ祭りで育てゲーされた後おもむろに《天使の監視者/Angelic Overseer(ISD)》出てきて、ライフあまり減ってなくて《邪悪の排除/Spare from Evil(ISD)》で削りきれずにgg。
二戦目 3マナで詰まりつつ相手土地引き気味だったのでライフを詰め、《肉屋の包丁/Butcher’s Cleaver(ISD)》引かれるも《銀筋毛の狐/Silverchase Fox(ISD)》で1回絆魂フィズらせて返しで4マナ目トップできれば《霊炎/Geistflame(ISD)》フラッシュバックでぴったり勝ちって盤面にするが、引けずにライフゲインされちゃって負け。
××
◇
3-2ドロップ。
レアデッキじゃない(レアも入ってたけど)完璧な白緑に当たってしまったのが不運。あとは土地15枚にしなかったミスのせい、ということにしておこう。
下手なレアもらうよりこういう綺麗なデッキ組めるカードプールもらった方が嬉しいので、勝てなかったのはもったいないな。
抜けたライザはおめ。
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Today’s tune
初音ミク「ルシッドドリーミング」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15912885
スタートは北緯35度。
フィラデルフィアへ。
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Today’s tune
初音ミク「fix」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15416657
PWC-293rd-
2011年7月30日 音楽 コメント (3)残されたPTQフィラデルフィアはあと一回。すなわち、明日31日がラストチャンスとなる。
5/22 千葉一次(緑単感染) 1-2ドロップ
7/02 千葉二次(緑白感染) 1-2ドロップ
7/23 川崎(TSPD) 4-3(1-2スタート)
7/24 板橋(TSPD) 1-2-1ドロップ
と完全に養分としか言いようのない成績だった今回のPTQシーズンだが、最後は有終の美を飾りたい。
その調整のためにPWCにやってきた、というわけだ。
デッキは『No.1』。TSPDがメタ的にきつくなった今、残った選択肢はこれしかない。
『No.1』
4《メムナイト/Memnite(SOM)》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《ゴブリンの付け火屋/Goblin Arsonist(M12)》
4《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》
4《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》
4《ゴブリンの戦煽り/Goblin Wardriver(MBS)》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
4《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》
4《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
8《山/Mountain(M12)》
4《嵐血の狂戦士/Stormblood Berserker(M12)》
2《粉砕/Shatter(SOM)》
3《二股の稲妻/Forked Bolt(ROE)》
3《四肢切断/Dismember(NPH)》
3《ヴァルショクの難民/Vulshok Refugee(NPH)》
この冗談のようなデッキに最後の貴重な機会を捧げていいものか、悩まないではなかった。
日本選手権優勝の白単鋼の完コピで出ようと思ったりもしたのだ。
だが結局俺はこの、つい先日日本選手権で神への感謝(3-9)を実現してしまったばかりのデッキを手に取ることにした。
それこそが真の感謝。そして供養というものだ。
何より俺自身まだ、心のどこかでこのデッキが最強だと信じている。
最強だから使う。至極当たり前の論理だ。そうして日本選手権は1-3だった。
だが最強。なら使おう。もはや言葉は不要。俺がメビウスの輪の裏側にたどり着く。
参加者82名、スイスドロー7回戦。7-0まで駆け抜ける!!
第一回戦 VS 黒単Vamps
一戦目 先手3ターン目《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》→4ターン目《鞭打ち悶え/Lashwrithe(NPH)》で装備アタックで負けたかと思うも返しで《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》×2ぶち込んで勝ち。
二戦目 サイドプランミスって捌かれて負け。
三戦目 マリガンミスって事故って負け。
○××
第二回戦 VS 緑白
一戦目 相手の土地が3枚で詰まって《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》で見えてる《審判の日/Day of Judgment(M12)》が撃てず、ちょっとダメージ稼いでから《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》×2ごと流させる。その後《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》+《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》と出して最後は《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》で勝ち。
二戦目 相手3ターン目《機を見た援軍/Timely Reinforcements(M12)》もその後4枚目の土地が置かれることはなかった。さすがに相手事故かわいそす。
○○
第三回戦 VS 緑白
一戦目 先手5キル。
二戦目 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》と《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》でブロッカー並べられまくって《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》でgg。
三戦目 相手がプレイングミスって《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》足りて勝ち。
○×○
第四回戦 VS MO黒単
一戦目 先手3ターン目デバステコンボで勝ち。
二戦目 《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》でパーマネントが0個になって負け。
三戦目 ドブンで勝ち。
○×○
第五回戦 VS 双子ヴァラクート
一戦目 後手土地1で詰まって負け。
二戦目 《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》で捌かれるも《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(M12)》+《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》で本体狙って《ゴブリンの手投げ弾/Goblin Grenade(M12)》で勝ち。
三戦目 双子コンボ決められて負け。
×○×
3-2ドロップ。またサイドボードが弱かった。
◇
ドロップ後はサイドイベントのドラフトに参加。
1-1 《幻影の熊/Phantasmal Bear(M12)》《夜の子/Child of Night(M12)》《ゴブリンの投火師/Goblin Fireslinger(M12)》《突撃するグリフィン/Assault Griffin(M12)》流して《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M12)》
1-2 《聖なる狼/Sacred Wolf(M12)》
1-3 《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M12)》
1-4 《隠れ潜む鰐/Lurking Crocodile(M12)》流して《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》
1-5 《先兵の精鋭/Elite Vanguard(M12)》
1-6 《地割れのドレイク/Chasm Drake(M12)》
1-9 《幻影の熊/Phantasmal Bear(M12)》
1-10 《トロール皮/Trollhide(M12)》
2-1 《幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon(M12)》
2-7 《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》
3-2 《精神の制御/Mind Control(M12)》流して《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M12)》
3-3 《棍棒のトロール/Cudgel Troll(M12)》流して《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M12)》
1《棘投げの蜘蛛/Stingerfling Spider(M12)》
1《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》
1《地割れのドレイク/Chasm Drake(M12)》
1《幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon(M12)》
1《大蜘蛛/Giant Spider(M12)》
1《隠れ潜む鰐/Lurking Crocodile(M12)》
3《聖なる狼/Sacred Wolf(M12)》
1《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter(M12)》
1《ルーン爪の熊/Runeclaw Bear(M12)》
5《ガラクの仲間/Garruk’s Companion(M12)》
2《幻影の熊/Phantasmal Bear(M12)》
1《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M12)》
1《極楽鳥/Birds of Paradise(M12)》
2《霜のブレス/Frost Breath(M12)》
1《トロール皮/Trollhide(M12)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
9《森/Forest(M12)》
6《島/Island(M12)》
緑が卓一人だった。さすがにデッキばけもん。
第一回戦 VS青黒タッチ白(Hanoi)
一戦目 唯一の《沼/Swamp(M12)》を《酸のスライム/Acidic Slime(M12)》で割ったら相手が事故って勝ち。
二戦目 《隠れ潜む鰐/Lurking Crocodile(M12)》が強すぎて勝ち。
○○
第二回戦 VS白赤黒タッチ青
一戦目 相手ワンマリで《マナ漏出/Mana Leak(M12)》2枚でクロックパーミして勝ち。
二戦目 相手ダブマリでまあ勝ち。
○○
2-0してファッカーとスプリット。さすがに5枚あるとマジック簡単だった。でもコンマジとトロール流したことについては聞いた全員に病気扱いされたけど。いやどう見てもこっちの方がデッキ美しいじゃん。
◇
日本公式で今週の構築劇場を担当しました。よろしければ読んでやってください。
http://mtg-jp.com/
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Today’s tune
初音ミク「天井」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13042232
いざ、日本選手権へ。
2011年7月14日 音楽行け、俺たちのpunks’ dream!
俺たちが、No.1。
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Today’s tune
UVERworld「No.1」
http://www.youtube.com/watch?v=ZCHO0SWRnJQ
NPHドラドラドラぁ
2011年6月5日 音楽 コメント (3)土曜の夜に(笑)邸ドラフトに参加。
一回目は(笑)→C→俺→ニイクラ→李→密費で→サコ→Orzの順。
1-1 《かごの中の太陽/Caged Sun(NPH)》流して《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》(パック弱かった)
1-2 《血吸いの噛み付き/Leeching Bite(NPH)》
1-3 《生命の接合者/Vital Splicer(NPH)》
1-4 《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》
1-5 《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》
2-1 《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith(MBS)》
3-1 《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》みたいな感じ。
1《襞金屑ワーム/Quilled Slagwurm(MBS)》
1《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》
1《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend(MBS)》
1《腐食獣/Molder Beast(SOM)》
1《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》
2《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》
1《絡み森のカマキリ/Tangle Mantis(MBS)》
1《生命の接合者/Vital Splicer(NPH)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《窯歩き/Kiln Walker(NPH)》
1《回転エンジン/Spin Engine(MBS)》
1《ヴィリジアンの密使/Viridian Emissary(MBS)》
1《浮上マイア/Hovermyr(NPH)》
1《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
1《赤の太陽の頂点/Red Sun’s Zenith(MBS)》
1《病気の拡散/Spread the Sickness(MBS)》
1《堕落の三角護符/Trigon of Corruption(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《不純の焼き払い/Burn the Impure(MBS)》
1《血吸いの噛み付き/Leeching Bite(NPH)》
2《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
8《森/Forest(NPH)》
5《沼/Swamp(NPH)》
4《山/Mountain(NPH)》
除去いっぱいの恐竜。マナベースに若干不安があるためまあまあのデッキ。
第一回戦 VS 赤緑(C)
一戦目 《ファイレクシアのハイドラ/Phyrexian Hydra(MBS)》に地上止められながら《コスの急使/Koth’s Courier(MBS)》に殴られるが、《病気の拡散/Spread the Sickness(MBS)》でハイドラ排除して地上デカブツ祭りでごり押して勝ち。
二戦目 後手ワンマリで《焼身の魂喰い/Immolating Souleater(NPH)》と《錆びた斬鬼/Rusted Slasher(MBS)》にごり押されて負け。《窯歩き/Kiln Walker(NPH)》さんの弱いこと弱いこと。
三戦目 しのいだと思ったら《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》で《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》めくれてパーンした。キレッソー
○××
第二回戦 VS 白緑赤感染(サコ)
一戦目 後手ワンマリだが《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》から《死の犬/Mortis Dogs(NPH)》→《腐食獣/Molder Beast(SOM)》と出してあとは適宜除去ってクロック作って勝ち。
二戦目 相手ワンマリでまたデカブツでごり押して勝ち。
○○
第三回戦 VS 白黒タッチ青(Orz)
一戦目 除去抱えながら《ファングレンの匪賊/Fangren Marauder(MBS)》がごりごり殴って勝ち。
二戦目 土地が4枚で止まってるところを《枝モズ/Tine Shrike(MBS)》2枚にどつかれて死んだかなーというところで沼トップして《病気の拡散/Spread the Sickness(MBS)》でブロッカー排除+《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》×2できっちり10点削って勝ち。
○○
負け-勝ち-勝ちで4位。まあデッキは2-1レベルだし妥当か。
◇
2回目は(笑)→密費で→C→俺→李→マックス→キムタク→サコの順。
1-1 《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer(NPH)》
1-2 《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》
1-3 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
1-4 《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
1-5 《縫合の僧侶/Suture Priest(NPH)》
2-1 《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter(MBS)》
2-3 《カルドーサの炎魔/Kuldotha Flamefiend(MBS)》流して《火膨れ杖のシャーマン/Blisterstick Shaman(MBS)》(ヴィジョンが見えてた)
3-1 《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》流して《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
3-6 《不退転の大天使/Indomitable Archangel(SOM)》
1《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer(NPH)》
1《不退転の大天使/Indomitable Archangel(SOM)》
1《錆びた斬鬼/Rusted Slasher(MBS)》
1《刻まれた勇者/Etched Champion(SOM)》
1《刃の接合者/Blade Splicer(NPH)》
1《火膨れ杖のシャーマン/Blisterstick Shaman(MBS)》
1《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》
1《レオニンの空狩人/Leonin Skyhunter(MBS)》
1《レオニンの遺物囲い/Leonin Relic-Warder(MBS)》
2《磁器の軍団兵/Porcelain Legionnaire(NPH)》
1《審問官の総督/Inquisitor Exarch(NPH)》
1《縫合の僧侶/Suture Priest(NPH)》
1《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
1《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》
2《大霊堂のスカージ/Vault Skirge(NPH)》
2《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》
1《軍団の結集/Rally the Forces(MBS)》
1《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
1《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
1《銀皮の鎧/Silverskin Armor(MBS)》
1《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《調和者隊の盾/Accorder’s Shield(SOM)》
10《平地/Plains(NPH)》
5《山/Mountain(NPH)》
人生ベスト3に入りそうなくらいのビートデッキ。主要パーツが2枚ずつあり、マナカーブは2をトップにあとは下がっていく理想の形。生物19、スペル6、土地15も良バランス。レアも豊富。ただマナベース的に《軍団の結集/Rally the Forces(MBS)》抜いて《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》入れた方がよかった。構築ミス。
第一回戦 VS 緑黒感染(サコ)
一戦目 お互いぶん回りだけど《不退転の大天使/Indomitable Archangel(SOM)》が強すぎて勝ち。
二戦目 T4《不退転の大天使/Indomitable Archangel(SOM)》で勝ち。
○○
第二回戦 VS 青黒タッチ赤(李)
一戦目 《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》に初動遅らされて《尖塔の海蛇/Spire Serpent(MBS)》で耐えられるが、5枚目にランドにたどり着いて《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer(NPH)》をプレイ。コンバット中の《石弾化/Artillerize(NPH)》を《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》で弾いて勝ち。
二戦目 《グレムリン地雷/Gremlin Mine(NPH)》や《迫撃鞘/Mortarpod(MBS)》で飛行を排除され、《血清掻き/Serum Raker(MBS)》にどつかれ続けて《覇者、ジョー・カディーン/Jor Kadeen, the Prevailer(NPH)》も間に合わなくて負け。
In
1《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
Out
1《軍団の結集/Rally the Forces(MBS)》
三戦目 相手の土地が3枚で1ターン止まって、《血清掻き/Serum Raker(MBS)》の返しで《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》で10点ぶち込んで勝ち。
○×○
第三回戦 VS マックス(緑白)
一戦目 《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》でキープしたら相手の初動が《エズーリの大部隊/Ezuri’s Brigade(SOM)》で噛み合わず、飛行クロックも《グリッサの嘲笑/Glissa’s Scorn(NPH)》や《排他の儀式/Exclusion Ritual(NPH)》で除去され、さらに《大槌の接合者/Maul Splicer(NPH)》でいきなり金属術達成されて負け。
In
1《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
Out
1《軍団の結集/Rally the Forces(MBS)》
二戦目 普通に飛行ビートで地上はチャンプして勝ち。
三戦目 ぶん回りで相手の《皮羽根/Skinwing(MBS)》を《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》で除去ったりやりたい放題して勝ち。
×○○
勝ち-勝ち-勝ちで1位。でもレアなんも出てなくてキレそう。
◇
3回目は(笑)→キムタク→密費で→俺→マックス→Orz→サコ→ニイクラの順。
1-1 《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》
1-2 《不気味な苦悩/Grim Affliction(NPH)》流して《責め苦の総督/Tormentor Exarch(NPH)》
1-3 《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring(NPH)》
1-4 《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》
2-1 《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
3-1 《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》
1《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
2《毒の屍賊/Toxic Nim(NPH)》
1《縒り糸歩き/Strandwalker(MBS)》
1《災いの召使い/Scourge Servant(MBS)》
1《錆びた斬鬼/Rusted Slasher(MBS)》
1《絡み森のカマキリ/Tangle Mantis(MBS)》
1《責め苦の総督/Tormentor Exarch(NPH)》
1《荒廃後家蜘蛛/Blightwidow(MBS)》
2《腐敗狼/Rot Wolf(MBS)》
1《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)》
1《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》
1《感染の三角護符/Trigon of Infestation(SOM)》
1《寄生的移植/Parasitic Implant(NPH)》
1《内にいる獣/Beast Within(NPH)》
1《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》
1《不純の焼き払い/Burn the Impure(MBS)》
1《清純のタリスマン/Pristine Talisman(NPH)》
2《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
1《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring(NPH)》
1《地平線の呪文爆弾/Horizon Spellbomb(SOM)》
1《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》
8《森/Forest(NPH)》
6《沼/Swamp(NPH)》
1《山/Mountain(NPH)》
1《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》
『殺意』の対極にある『マグロ』、それを体現するグダグダ系コントロール。《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》を遅い手順でピックできたのにシナジーに気づかなくてピックしなかったのが最悪のミス。おかげで特に毒殺能力が高くもないのに《ゲスの玉座/Throne of Geth(SOM)》というよくわからないカードを入れる羽目に。
第一回戦 VS 赤黒ビート(キムタク)
一戦目 こっちがマグロでした。
二戦目 相手が13枚土地引いた。
三戦目 テンポ良く展開され、《震盪の稲妻/Concussive Bolt(MBS)》で6キルされた。
×○×
第二回戦 VS 白黒(サコ)
一戦目 ライブラリ残り7枚くらいまでプレイして《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》引かなくて負け。
二戦目 お互いライブラリ残り8枚くらいまで膠着してやっぱり《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》引かないけど、ちょっと無理矢理戦線こじあけて通常ダメージで勝ち。
三戦目 二戦目同様泥臭くいこうとしたけど割りと早めに《飛行機械の組立工/Thopter Assembly(MBS)》が出てきて《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》と《不純の焼き払い/Burn the Impure(MBS)》で必死に除去ったら《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》で拾われて、トークン出ちゃったから「耐えて《生命の終焉/Life’s Finale(NPH)》待ちかな」とか考えてたら《虐殺のワーム/Massacre Wurm(MBS)》出てきて一瞬でパーンしたwwww
×○×
同じく0-2してた(笑)とIDして(めんどくさくなった)終了。ちょっとラス頼みすぎたかな。一回も撃ってないから寂しい。ティロ・フィナーレしたかった。
◇
結論:ドラフトも殺意(ぇ
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Today’s tune
GUMI「マーメイド」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14196898
PWC-289th-
2011年6月4日 音楽 コメント (2)前回PWCに参加したのはいつのことだったろう。日記の見落としがなければ1年以上前の234thにナヤ同盟者で出場したのが最後ではないかと思う。
メタデッキを使わなくなったのはいつからだろう。既存のデッキからちょっと気に入ったデッキを選択する、というようなことをやめて俺は自分専用機を作ることに腐心してきた。100人超の人が集まることも多いMTGの大会で、群衆に埋没することなく自分の価値を光らせ続けるための信号灯、あるいは存在証明・・・そういった心理が働くようになったのかもしれない。
おそらく世の大半のデッキビルダーもそういう過程を辿ったのではないか。つまり彼らはただ自分のわがままを通したくなっただけなのだ。もちろん自分のオリジナルなデッキが広まったりその独創性を評価されたりすることへの期待もなくはない。しかし結局のところそれらは副次的なものにすぎない。
自分自身が大会でストレスなく回せるデッキを構築する。それがビルダーとしての出発点だからだ。
◇
というわけでデッキは例によって緑単感染だ。
『殺意』
4《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》
4《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》
4《屍百足/Necropede(SOM)》
4《巨大化/Giant Growth(M11)》
4《地うねり/Groundswell(WWK)》
4《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
4《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》
2《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
3《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
3《四肢切断/Dismember(NPH)》
3《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
14《森/Forest(NPH)》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
3《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
1《四肢切断/Dismember(NPH)》
4《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
3《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
3《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
2《内にいる獣/Beast Within(NPH)》
メイン・サイドともに大きな変更はなく、既に極限まで研ぎ澄まされた殺意が獲物を今かと待ち構えているというような状況だ。
公式のコガモの記事でも少し触れられたが、このデッキの思想としては、まず『メインは3~4キル至上主義』というのがある。《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》はジャイグロの対象としてはマナを食いすぎるので、まずは3種12枚の感染生物に撃つことをほぼ前提としている。したがってメインの墨蛾は3枚でいいという結論に達した。十分な《森/Forest(NPH)》がなければそもそもジャイグロを連打することはかなわないからだ。もちろんスペル枠を削って墨蛾を増やすことも考えないではないが、今のところはその必要性を感じていない。
その代わり、サイドボード後は相手があらん限りの軽量除去や妨害を入れてきて泥試合になることがわかりきっているので、そういうゲームで3~4キルを狙うことは徒労(というかリソース全部使いきって致命傷)になりかねず、はじめから消耗戦を覚悟しなければならない。そこでハンデスも除去もされずに召喚酔いを解くことができる墨蛾は、相手にプレッシャーをかけ続けるために4枚目が必要となる。
このメインとサイドのゲーム展開の違いは、程度の差こそあれ殺意系ビートダウンが常に抱える宿命のようなもので、だからこそサイド後もきちんと一本取れるような構築が必要とされる。サイドの墨蛾はそれを象徴する1枚というわけだ。
◇
真っ当なビートダウンが駆逐された後の、環境末期のビートダウンというのはなかなかいいポジションで俺は好きだ。
最強のコントロールが出現した後もビートダウンを使い続ける人はそう多くないし、だからこそ常にニッチでいられる。
参加者67名、スイスドロー7回戦。7-0まで駆け抜ける!!
◇
第一回戦 VS 同型(笑)(相手も緑単だった)
一戦目 お互いワンマリ、相手の仕掛けを間一髪でしのいで返しで勝ち。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
1《四肢切断/Dismember(NPH)》
4《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
3《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
Out
4《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
3《巨大化/Giant Growth(M11)》
3《使徒の祝福/Apostle’s Blessing(NPH)》
二戦目 相手が土地2枚で詰まり、《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》を出して相打ちで処理された後に出てきた《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》を2体目の《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》で屠って勝ち。
○○
第二回戦 VS 青黒増殖コントロール
一戦目 相手がフルタップで《テゼレットの計略/Tezzeret’s Gambit(NPH)》撃った返しで4キル。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
4《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
3《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
Out
2《屍百足/Necropede(SOM)》
2《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
3《四肢切断/Dismember(NPH)》
1《巨大化/Giant Growth(M11)》
1《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
二戦目 初動の生物が捌かれて《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》が着地し、7回くらいブレストされて負け。
In
1《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
Out
1《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
三戦目 4キル。
○×○
第三回戦 VS 黒タッチ赤ヴァンプ
一戦目 後手3ターン目に《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》に《地うねり/Groundswell(WWK)》撃って5毒にしたのに返しで相手が《溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches(WWK)》で殴ってきたから《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》キッカーで勝ち。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
Out
2《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
二戦目 T1もT2もゴーで《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》が透けてたので2枚引いてた《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》を出さずに《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》2枚で攻めるプランに。エンド前の除去とかを弾きつつ、適当なところで全力ジャイグロかまして勝ち。
○○
第四回戦 VS 青黒コントロール
一戦目 5キル。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
Out
2《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
二戦目 ありったけのハンデスと除去、それと《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》のチャンプで1毒も与えられないまま投了。
In
1《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
2《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》
Out
3《四肢切断/Dismember(NPH)》
三戦目 ダブマリしたけどいっぱいハンデス食らいながらじわじわ詰めて、最後は相手の除去がたまたま《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》で《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》を除去れなくて勝ち。
○×○
第五回戦 VS 緑白Caw(準優勝者)
一戦目 相手《平地/Plains(NPH)》1枚立ってて何もなければ殺せるジャイグロを《四肢切断/Dismember(NPH)》で5点プリベントされて負け。知ってたけどあのカード強すぎるマジで。
サイドなし
二戦目 5キル。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
4《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
3《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
3《腐食の突風/Corrosive Gale(NPH)》
Out
4《屍百足/Necropede(SOM)》
4《巨大化/Giant Growth(M11)》
3《変異原性の成長/Mutagenic Growth(NPH)》
三戦目 お互いワンマリ。相手の動きが芳しくない中で毒を溜めるが、ジャイグロトップすれば勝ちなターンで2回トップできずにしのがれて負け。サイドアウトしすぎた。《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》カウンターしようとか痩せたこと考えないで《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》抜くべきだった。おかげで腐って負けたし。
×○×
第六回戦 VS 赤単増殖コントロール
一戦目 先手ワンマリ、土地1《ぎらつかせのエルフ/Glistener Elf(NPH)》だけで止まってT4《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》で負け。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
4《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
Out
2《屍百足/Necropede(SOM)》
3《四肢切断/Dismember(NPH)》
二戦目 生物は《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》で、《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》は《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》で捌かれるが、2枚目の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》への《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を《巨森の蔦/Vines of Vastwood(ZEN)》でかわして勝ち。
In
3《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
Out
3《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
三戦目 相手ワンマリから土地2で止まって勝ち。
×○○
第七回戦 VS 赤緑《新鮮な肉/Fresh Meat(NPH)》(もりしょー)
一戦目 お互いワンマリ。相手がぶん回って負け。
In
1《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
1《精神的つまづき/Mental Misstep(NPH)》
Out
2《四肢切断/Dismember(NPH)》
二戦目 《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》にジャイグロ撃って勝ち。
三戦目 7枚でキープしたけど《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》2体にビートされ、《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》+《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》でアタッカーがいなくなって負け。ぶっちゃけこのマッチアップは地上で攻撃通る見込みが薄すぎるから墨蛾引くまでマリガンだったかも。
×○×
◇
5-2で7位とか(上位入賞はならず)。5回戦目は相性悪いけど明確にサイドボーディングミスで、7回戦目もマリガンミスで負けたからヘタクソだったということで。
M12で《巨大化/Giant Growth(M11)》落ちる代わりに+4/+4の巨大化(《超巨大化/Monstrous Growth(S00)》とかそういうのはいいから)とか出ないかな・・・
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Today’s tune
初音ミク「なないろの朝」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13272434
平日スタン3/8@晴れる屋
2011年3月8日 音楽 コメント (5)あんまりこんなことしてる場合じゃないけど、一人回し極限値のデッキが2つできてしまったので、発散させるために平日スタンに出場。
17時からの回はゴブナイト。
『All in One -Standard Ver.-』
4《メムナイト/Memnite(SOM)》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
4《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk(MBS)》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
4《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
2《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
4《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
14《山/Mountain(MBS)》
4《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》
3《凶運の彫像/Jinxed Idol(M11)》
3《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer(ROE)》
2《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
1《山/Mountain(MBS)》
3《火山の力/Volcanic Strength(M11)》
3《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
一人回しと妄想の織り成す珠玉のレシピ。
メインは4差し祭りで美しい。確率と戦うデッキなのでモックスも4。山も回した感じ14が適正ぽい。
サイドは完全に妄想だが、彫像とタクタクは割りと一般的だし、デバステの追加も二の矢として優秀なのでそう間違ってはいないと思われる。
参加者21名、スイスドロー3回戦。3-0まで駆け抜ける!
第一回戦 VS 赤単
一戦目 先手ワンマリだが1ターン目《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》からの《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》でぷちぷち除去されつつもダメージを刻み、最後は全部捌かれたところで《稲妻/Lightning Bolt(M11)》トップできて勝ち。
In
1《山/Mountain(MBS)》
2《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
3《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer(ROE)》
Out
1《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
二戦目 相手ワンマリ。全体除去撃たれなくて《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》とか出てくるけど《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》と《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》で押し切る。
○○
第二回戦 VS 緑単エルドラージ
一戦目 後手3キル。
In
3《凶運の彫像/Jinxed Idol(M11)》(デッキわからなかった)
1《山/Mountain(MBS)》
2《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
Out
4《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
二戦目 相手ワンマリだけど《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》で流してからの《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》で圧敗。
In
2《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
Out
3《凶運の彫像/Jinxed Idol(M11)》
三戦目 先手ワンマリ、《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》に《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》が寝かされるも4ターン目に《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》+《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》決めて相手のライフ3まで追い詰めていけるかってところで、《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》からの《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》→素出し《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》でライフが遠のいて負け。
○××
第三回戦 VS Caw-Bladeタッチ黒
一戦目 先手1ターン目《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》から《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》で攻める。3枚目の土地引けてなくて多少ぎこちない動きになるも、ギリギリのタイミングで引き込めて《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》処理できて、相手が《審判の日/Day of Judgment(M11)》引けてない間に撲殺。
In
3《凶運の彫像/Jinxed Idol(M11)》
3《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer(ROE)》
1《山/Mountain(MBS)》
Out
2《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
2《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
1《皮剥ぎの鞘/Flayer Husk(MBS)》
1《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
二戦目 ワンマリだが《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》の返しで《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》トップできて相手ライフ3まで追い込み、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で1枚《稲妻/Lightning Bolt(M11)》抜かれたけどもう1枚持ってたので勝ち。
○○
3-0はできなかったが、なかなか手ごたえは良かった。やはりメインボードがきちんと取れると気持ちいい。
ただサイドはやはり妄想だけあって、サイドの《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》だけ別のカードに変えた方が良かった。もしかしたら《火山の力/Volcanic Strength(M11)》も。二回戦のエルドラージみたいにライフゲインするデッキと対ボロスが不安だけどいいサイドボードないかな・・・《処罰の力線/Leyline of Punishment(M11)》・・・相手の特定のゲームプランを崩壊させるカードだから別に力線でもいいっちゃいいんだけど。
とりあえずその6枚のスロットを《火山の力/Volcanic Strength(M11)》《躁の蛮人/Manic Vandal(M11)》とあと何か(《処罰の力線/Leyline of Punishment(M11)》《反逆の印/Mark of Mutiny(ZEN)》以外でコントロールに強いやつ・・・あるのかな。一番イメージに近いのが力線だが)で2:2:2にしとくかな。まあ多分使う機会ないけど。
◇
20時からの後半の部はお蔵入りしたはずの《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》ランデス。
『Hate Sword』
4《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》
4《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》
4《定業/Preordain(M11)》
4《圧壊/Crush(MBS)》
4《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
4《粉砕/Shatter(SOM)》
4《帰化/Naturalize(M10)》
2《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
3《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》
1《不死の霊薬/Elixir of Immortality(M11)》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge(SOM)》
4《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
1《島/Island(MBS)》
2《山/Mountain(MBS)》
3《森/Forest(MBS)》
1《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M11)》
2《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
4《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》
4《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
メインに《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》を搭載することにより一気にデッキとして引き締まった。これだけでCaw-Blade、ボロス、ゴブナイト等のデッキとも(引けば)戦えるようになる。
サイドは前半のゴブナイト以上に完全なる妄想。誰もが考えてるであろう、《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》に13枚叩き込みたいという欲求をそのまま形にしてみた。これだけでライブラリが削りきれるかは不明。
参加者29名、スイスドロー3回戦。3-0まで(ry
第一回戦 VS Caw-Bladeタッチ赤(あっきー)
一戦目 後手ワンマリだが3ターン目に《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》を通す。相手《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》と《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》出すだけで特に何もしてこないので、5ターン目に《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》で流す。返しで《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》出てくるが、ここでこのゲーム2枚目の《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》。10枚(+ハリマー)見たらさすがにいるだろ・・・これで《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》引き込んで勝ちや!・・・という妄想はやっぱり妄想で5枚の中に塗膜がなくてそのままギデオンに殴られて負け。ひどい。
In
4《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》
4《書庫の罠/Archive Trap(ZEN)》
3《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
Out
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
3《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》
1《不死の霊薬/Elixir of Immortality(M11)》
1《帰化/Naturalize(M10)》
2《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
二戦目 サイド適当すぎて何がしたいのかよくわからないデッキになってていっぱいカウンターされて負け。
××
第二回戦 VS 白タッチ青黒喊声ビート
一戦目 後手3ターン目《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》が《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》《白騎士/White Knight(M11)》《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader(MBS)》を屠り、あとは《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》がパーマネント粉砕して勝ち。
サイドなし。
二戦目 後手ワンマリ。《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》が《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》で割られたりして消耗戦になるが、相手が土地いっぱい引いてたのでトップ合戦で耐えることができて再び塗膜+《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》コンボを決め、あとは無限ループ入って以下略。
○○
第三回戦 VS 緑単喊声エルフ
《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》で《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》を探す面白いエルフ。
一戦目 後手。相手3ターン目《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》で《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》探すも見つからずに負け。
サイドなし。
二戦目 2ターン目《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》、3ターン目《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》であとは作業ゲー。
In
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
Out
2《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》
2《圧壊/Crush(MBS)》
2《ヴィリジアンのお祭り騒ぎ/Viridian Revel(SOM)》
1《不死の霊薬/Elixir of Immortality(M11)》
三戦目 後手2ターン目《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》→《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》→《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》という作業。
×○○
というわけでうっかり2-1できてしまった。前半のゴブナイトとこのデッキが同じレベルだというのか・・・
まあでもデッキ名が示す通り環境が《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》に溢れてて結構それ頼みになってるデッキも多いので、少なくとも剣でだけは負けないこのデッキは意外とデュエルできる。パイロ入れたから無抵抗撲殺もないし。
ただサイド後に《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》割られるから別プラン用意したいという発想は間違ってなかったが、ライブラリアウトは割りと無理があった。やるなら15枚全部割かないと無理だな。《罠師の引き込み/Trapmaker’s Snare(ZEN)》とかで。あるいは別プランの方がいいかもしれない。《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》生かして殴る生物入れまくるとか。《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》の出番か。レベルを上げて物理で殴ればいい。
相手の動きを全部捌ききって申し訳程度のフィニッシャーで勝つという意味で、このデッキこそ浅原さんの記事でいう『現代のみのむしぶらりんしゃん』かもしれない(嘘
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Today’s tune
supercell「Perfect Day」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13731400
PTQ名古屋@東京一次
2011年2月6日 音楽 コメント (8)
2月4日に『ミラディン包囲戦』が発売された。
これによってスタンダードはもちろん、PTQ名古屋のフォーマットであるエクステンデッド環境におけるメタゲームにも、おそらく何がしかの影響があることだろう。
だが、今回のPTQ in 板橋は発売からわずか二日後。
手探りの環境で、おそらくまだ誰も革新的なアイディアにたどり着いていないであろう時期。
いや、カードリストはプレリの前から出ていたのだから、何らかのアイディアとしては既に結実していてもおかしくはない。だから「たどり着いていない」という表現は不正確だろう。
その挑戦的なインスピレーションが実戦を経て、いまだ完成形としてのデッキへと結実していない時期。
そんな時期のPTQだから、前環境のメタゲームを引きずって、使い慣れたデッキでひとまず様子を見ようとするのが普通だろう。
しかし、そんな中で。
今回のPTQに備えて必殺デッキを作り上げ、のみならず感謝の一人回し一万回(当社比)を済ませた男がいた。
神と戦い続ける男。ビートダウンの制約と誓約で念能力をパワーアップさせた、メタゲームに対するレジスタンス。
合言葉は『神様へのブラフ』。頭の悪さを競うマジックの代表。
もちろん、俺のことだ。
◇
とか言っておいて何だが、3日前までの俺は、新セットが入って環境が変化しているにも関わらず、この6日のPTQも『All in One』で特攻する気でいた。
ミラディン包囲戦がそこまで影響を与えるとは思えなかったし、それに何より、フェアリーやオーメンヴァラクート、ジャンド、青白といったデッキたちをTier1に想定したメタゲーム・・・そこにおける新しいデッキのアイディアもなかったからだ。
もちろん『All in One』は、あの1月16日に行われたPTQ in 千葉の段階で持ち込むには会心の出来だった、と自信を持って言える。コピーして使ってくださっている方もいるようで、製作者としては嬉しいことこの上ない。
だが、あれは二度は使えない奇策だったのだ。
だから、この日に再び『All in One』を使おうというのは、いわば惰性。策もなければ勝つアテもない、ただ成功体験に負ぶさっているだけの、思考停止だ。
それでも構わないと思っていた。冒頭に書いたとおり、みんな前と同じようなデッキで出るだろうし、俺も使い慣れたデッキでいいや、と弱い思考で諦めていた。
しかし、そんな俺に転機が訪れる。
発売日である4日に晴れる屋に赴いたところ、知り合いのヰチがこんなことを言った。
ヰチ「まつがんさんの『1マナで思考囲いを乗り越える』話を聞いて、エクステンデッドでもゴブナイトが出来ないか考えてるんですよね」
それは天啓。
いや人啓か。
どちらでもいい。とにかく俺はそのアイディアに可能性を見出し、再びMWSで精神と時の部屋(無限の一人回し)へと没入するのであった。
◇
確かに、包囲戦対応後のゴブナイトは超スタンダード級のスピードを持っていると方々で評判である。
だがエクステンデッドで、となるとどうだろうか?
ただでさえ《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》などの優秀な序盤のクリーチャー陣が揃っているし、それに加えてサイドには《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》などの全体除去が豊富に採用されている。
いかにゴブナイトといえど、それらを乗り越えるのは難しいのではないか。
自分でも割りと半信半疑ながらも、とりあえずデッキを仮組みしてみたところ。
時間が飛んだ。
いや、キングクリムゾンではない。ましてバイツァ・ダストでもない。
一人回しだ。
一人回しが、楽しすぎる。
それはエクステンデッドのTier1・・・例えばフェアリーやヴァラクートといった一線級のデッキを相手にしている様を妄想(当然こっちが常に先手)してもなお、圧倒的な心地よさであった。
さらに今回のPTQはミラディン包囲戦の発売直後だ。このデッキのポテンシャルに気づいた者がいるとしても、エクステンデッドで使うところにまで至るとはそうそう思えない。
つまり食らわせることができる。意識の外側から、慮外のハードパンチ。
これはいける。PTQは既に抜けたようなものだ。
興奮が興奮を呼び、一人回しはさらなる一人回しを呼んだ。
・・・そして、たどり着いた。75枚のマスターピース。
そのとき。至高のリストを求めて飽くなき探求を続けた俺を、朝の光が優しく包んだ。
そう、俺は一人回しで徹夜をしていたのだった。
◇
それでは、徹夜の末にたどり着いた今回のデッキリストをお目にかけよう。
美しい。そう思わないだろうか?(2回目)
そんなこと言うまでもなく、今回は4×15で客観的に美しいリストである。
そして、もはや『All in One』の面影はない。わずかに《婆のあばら家/Auntie’s Hovel(LRW)》《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》のラインに懐かしさを覚える程度だ。
だが、そのラインこそがまたしても必勝のカギとなる。
『All in One』の弱点は、先手/後手を決めるダイスロール(=神との戦い)に敗北すると3ゲームで先手が1度しか取れないことになって2本先取することが一気に厳しくなる、という点にあった。
しかし、このデッキならば。この『All in One REFRAIN』ならば。
これまでの『All in One』では《古代の聖塔/Ancient Ziggurat(CON)》のせいで取れなかったサイドからのハンデスプラン。ゴブナイトと融合することにより手に入れた新たなるマナベース、《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》がそれを可能にした。
このハンデスプランなら、相手が全体除去を撃つ直前に手札からぶち抜き、「まさかサイドからハンデスが飛んでくるとは!」と驚愕しておしっこちびりそうな対戦相手を尻目に悠々と相手を撲殺できる。最強か。
まさしく、『All in One』は生まれ変わった。まるで『これからは強く生きる』と誓ったかのように。
もはや神と戦う必要すらない。
先手なら当然勝てる。そして、ダイスロールで負けてたとえ後手でもやっぱりゲームに勝てる。つまり神(=ダイスロール)を乗り越えたということだ。
だがそれでも、「オパールモックス4はやりすぎではないのか」と思われる方もいるだろう。
確かに、神(=ダイスロール)を超えても今度はまた新たな神(=マリガン)が立ちはだかる。
そしてこのデッキではマリガンが立ちはだかるとほぼ自動的にダブルマリガンが立ちはだかる。あとはゴミみたいな手札を抱えて生まれたての子鹿みたいにプルプルしながら涙目でキープを宣言するだけだ。
あまりにも脆い。モックス4はその構造的な脆弱性をさらに押し上げているだけではないのか。そう思ってしまうのも無理はない。
しかし、俺は知っている。
ビートダウンには、相手を殺すほどの覚悟が必要なのだと。
上のリストから、伝わってこないだろうか。一瞬で撲殺してやるという、むき出しの殺意。
そう、これが殺意のREFRAIN。
当たった相手を片っ端から3キルしていく様は、まるで無差別テロのような理不尽さでもって会場の参加者たちを震撼させることだろう。
リスクはもとより承知の上。
俺がメタゲームのテロリストになる。
◇
来週には今シーズン一つ目のプロツアーである、PTパリが開催される。
そのフォーマットはスタンダード(+ドラフト)。その結果がどうなるかは誰しも気になるところだろう。各国のプロの選択は何か。新環境の覇者はどんなアーキタイプか。
だがエクステンデッドもまた、今が最高に「熱い」フォーマットである。
3月に控えるグランプリ神戸。その3byeを獲得するためのGPT。
そして二つ目のプロツアーであるPT名古屋への参加権を賭けたPTQ。
エクステンデッドのシーズンはまだ、始まったばかり。
そのことを。その「熱さ」を象徴するように。ここハイライフプラザ板橋に集った参加人数96名、スイスドロー7回戦。
・・・始まったばかりで悪いが、俺のエクステンデッドはここで終わりになる。
なぜなら、今日抜けるのは俺だからだ!
7-0まで、駆け抜ける!!
◇
(BGM:UVERworld『No.1』
http://www.nicovideo.jp/watch/nm13250556)
第一回戦 VS r/g Valakut(茶鴨さん)
一戦目 相手先手4キルのまわりだったけど後手3キル(笑)
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
1《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
二戦目 ハンデスで《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》抜いたけど同じのトップされて《原初の命令/Primal Command(LRW)》T4に撃たれ、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》サーチされて《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》か《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》トップ条件を引けずに負け。
三戦目 ここで今回の神が立ちはだかる、先手ダブマリ。それでも《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》→《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》→《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》までいったけど《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》まで撃たれて《風景の変容/Scapeshift(MOR)》されて負け。
○××
第二回戦 VS u/g Valakut(ユリニー)
一戦目 後手ワンマリ、赤マナ引けたら《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》できるハンドをキープ。T2に引けるも返しでメインに1枚の《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》で捌かれ、あとは《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》がちまちま削っている間に相手の態勢が整って《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》と《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》で負け。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
二戦目 ハンデスで《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》と《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》抜いて《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》でパンプしながら殴って勝ち。
三戦目 またハンデスしまくったけど今度は《定業/Preordain(M11)》と《思案/Ponder(M10)》でリカバリーされて《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》で耐えられた後に《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》《風景の変容/Scapeshift(MOR)》食らって負け。
×○×
第三回戦 VS Fauna Jund(うしお)
一戦目 後手3キル。
In
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
二戦目 ハンデス2回撃って《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》と《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》抜いたら相手が土地祭りに突入して勝ち。
○○
第四回戦 VS Esper Control
一戦目 先手《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》土地5(《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》あり)でキープしたら《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》でサモン抜かれたけど返しで《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》してパンプしながら殴って《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》2枚目置いて勝ち。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
2《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
二戦目 後手ノーランド《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》でキープして全く土地引けなかったけど関係なくT2《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》置かれたから負け。
三戦目 相手ダブマリだけどハンデス撃ってもハンド強くてT3《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》相手にもじもじしてる間に《審判の日/Day of Judgment(M11)》引き込まれて《太陽のタイタン/Sun Titan(M11)》出てきて負け。
○××
第五回戦 VS Bye(笑)
第六回戦 VS Jund
一戦目 後手ワンマリでヌルキープして何も引けず負け。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
二戦目 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》が強くて捌かれて負け。
××
◇
あの・・・BGMかけといていきなり0-2してますけど。いや別にこれはUVERディスってるわけじゃなくてですね。
というわけで2-4ドロップ。
え?試合をしたゲームだけカウントしろって?
わかった、認めよう。1-4です。いっしょうよんはい。雑魚乙。
・・・こうなってしまった原因は割と沢山ある。
が、強いていえばちょっと神の野郎がね・・・今日は手ごわかったね。前回俺が『All in One』でトップ8に残ってしまったことで、「調子に乗るな」と本気で来てたね、あれは。さすがに神の本気には勝てない。
まあそれはともかく。
「神を乗り越えた(笑)」とか「メタゲームのテロリスト(笑)」とか色々言っておいて超絶に残念な結果に終わった今回だが。
はたしてREFRAINとは幻想だったのか?
答えはNO。この経験は糧となった。新たな境地へと至る、大いなる布石。
その証拠に『All in One』は。
実戦で得た確かな手ごたえに加え、6回戦での敗戦後のAKKAともっちーさんのアドバイスを経て、さらなる高みへと飛翔したのだ。
見せ掛けだけの美しさなどいらない。これこそがパーフェクトフォルム、と呼べる出来。
『All in One』は終わらない。
時代にその名を刻むまで。
------------------------------
Today’s tune
初音ミク「夕凪プラットホーム」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13471002
これによってスタンダードはもちろん、PTQ名古屋のフォーマットであるエクステンデッド環境におけるメタゲームにも、おそらく何がしかの影響があることだろう。
だが、今回のPTQ in 板橋は発売からわずか二日後。
手探りの環境で、おそらくまだ誰も革新的なアイディアにたどり着いていないであろう時期。
いや、カードリストはプレリの前から出ていたのだから、何らかのアイディアとしては既に結実していてもおかしくはない。だから「たどり着いていない」という表現は不正確だろう。
その挑戦的なインスピレーションが実戦を経て、いまだ完成形としてのデッキへと結実していない時期。
そんな時期のPTQだから、前環境のメタゲームを引きずって、使い慣れたデッキでひとまず様子を見ようとするのが普通だろう。
しかし、そんな中で。
今回のPTQに備えて必殺デッキを作り上げ、のみならず感謝の一人回し一万回(当社比)を済ませた男がいた。
神と戦い続ける男。ビートダウンの制約と誓約で念能力をパワーアップさせた、メタゲームに対するレジスタンス。
合言葉は『神様へのブラフ』。頭の悪さを競うマジックの代表。
もちろん、俺のことだ。
◇
とか言っておいて何だが、3日前までの俺は、新セットが入って環境が変化しているにも関わらず、この6日のPTQも『All in One』で特攻する気でいた。
ミラディン包囲戦がそこまで影響を与えるとは思えなかったし、それに何より、フェアリーやオーメンヴァラクート、ジャンド、青白といったデッキたちをTier1に想定したメタゲーム・・・そこにおける新しいデッキのアイディアもなかったからだ。
もちろん『All in One』は、あの1月16日に行われたPTQ in 千葉の段階で持ち込むには会心の出来だった、と自信を持って言える。コピーして使ってくださっている方もいるようで、製作者としては嬉しいことこの上ない。
だが、あれは二度は使えない奇策だったのだ。
だから、この日に再び『All in One』を使おうというのは、いわば惰性。策もなければ勝つアテもない、ただ成功体験に負ぶさっているだけの、思考停止だ。
それでも構わないと思っていた。冒頭に書いたとおり、みんな前と同じようなデッキで出るだろうし、俺も使い慣れたデッキでいいや、と弱い思考で諦めていた。
しかし、そんな俺に転機が訪れる。
発売日である4日に晴れる屋に赴いたところ、知り合いのヰチがこんなことを言った。
ヰチ「まつがんさんの『1マナで思考囲いを乗り越える』話を聞いて、エクステンデッドでもゴブナイトが出来ないか考えてるんですよね」
それは天啓。
いや人啓か。
どちらでもいい。とにかく俺はそのアイディアに可能性を見出し、再びMWSで精神と時の部屋(無限の一人回し)へと没入するのであった。
◇
確かに、包囲戦対応後のゴブナイトは超スタンダード級のスピードを持っていると方々で評判である。
だがエクステンデッドで、となるとどうだろうか?
ただでさえ《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》などの優秀な序盤のクリーチャー陣が揃っているし、それに加えてサイドには《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》などの全体除去が豊富に採用されている。
いかにゴブナイトといえど、それらを乗り越えるのは難しいのではないか。
自分でも割りと半信半疑ながらも、とりあえずデッキを仮組みしてみたところ。
時間が飛んだ。
いや、キングクリムゾンではない。ましてバイツァ・ダストでもない。
一人回しだ。
一人回しが、楽しすぎる。
それはエクステンデッドのTier1・・・例えばフェアリーやヴァラクートといった一線級のデッキを相手にしている様を妄想(当然こっちが常に先手)してもなお、圧倒的な心地よさであった。
さらに今回のPTQはミラディン包囲戦の発売直後だ。このデッキのポテンシャルに気づいた者がいるとしても、エクステンデッドで使うところにまで至るとはそうそう思えない。
つまり食らわせることができる。意識の外側から、慮外のハードパンチ。
これはいける。PTQは既に抜けたようなものだ。
興奮が興奮を呼び、一人回しはさらなる一人回しを呼んだ。
・・・そして、たどり着いた。75枚のマスターピース。
そのとき。至高のリストを求めて飽くなき探求を続けた俺を、朝の光が優しく包んだ。
そう、俺は一人回しで徹夜をしていたのだった。
◇
それでは、徹夜の末にたどり着いた今回のデッキリストをお目にかけよう。
『All in One REFRAIN』
4《メムナイト/Memnite(SOM)》
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
4《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
4《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
4《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》
4《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
4《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel(LRW)》
4《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》
4《山/Mountain(MBS)》
4《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
4《死の印/Deathmark(M11)》
4《鋳塊かじり/Ingot Chewer(LRW)》
美しい。そう思わないだろうか?(2回目)
そんなこと言うまでもなく、今回は4×15で客観的に美しいリストである。
そして、もはや『All in One』の面影はない。わずかに《婆のあばら家/Auntie’s Hovel(LRW)》《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs(SOM)》のラインに懐かしさを覚える程度だ。
だが、そのラインこそがまたしても必勝のカギとなる。
『All in One』の弱点は、先手/後手を決めるダイスロール(=神との戦い)に敗北すると3ゲームで先手が1度しか取れないことになって2本先取することが一気に厳しくなる、という点にあった。
しかし、このデッキならば。この『All in One REFRAIN』ならば。
これまでの『All in One』では《古代の聖塔/Ancient Ziggurat(CON)》のせいで取れなかったサイドからのハンデスプラン。ゴブナイトと融合することにより手に入れた新たなるマナベース、《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》がそれを可能にした。
このハンデスプランなら、相手が全体除去を撃つ直前に手札からぶち抜き、「まさかサイドからハンデスが飛んでくるとは!」と驚愕しておしっこちびりそうな対戦相手を尻目に悠々と相手を撲殺できる。最強か。
まさしく、『All in One』は生まれ変わった。まるで『これからは強く生きる』と誓ったかのように。
もはや神と戦う必要すらない。
先手なら当然勝てる。そして、ダイスロールで負けてたとえ後手でもやっぱりゲームに勝てる。つまり神(=ダイスロール)を乗り越えたということだ。
だがそれでも、「オパールモックス4はやりすぎではないのか」と思われる方もいるだろう。
確かに、神(=ダイスロール)を超えても今度はまた新たな神(=マリガン)が立ちはだかる。
そしてこのデッキではマリガンが立ちはだかるとほぼ自動的にダブルマリガンが立ちはだかる。あとはゴミみたいな手札を抱えて生まれたての子鹿みたいにプルプルしながら涙目でキープを宣言するだけだ。
あまりにも脆い。モックス4はその構造的な脆弱性をさらに押し上げているだけではないのか。そう思ってしまうのも無理はない。
しかし、俺は知っている。
ビートダウンには、相手を殺すほどの覚悟が必要なのだと。
上のリストから、伝わってこないだろうか。一瞬で撲殺してやるという、むき出しの殺意。
そう、これが殺意のREFRAIN。
当たった相手を片っ端から3キルしていく様は、まるで無差別テロのような理不尽さでもって会場の参加者たちを震撼させることだろう。
リスクはもとより承知の上。
俺がメタゲームのテロリストになる。
◇
来週には今シーズン一つ目のプロツアーである、PTパリが開催される。
そのフォーマットはスタンダード(+ドラフト)。その結果がどうなるかは誰しも気になるところだろう。各国のプロの選択は何か。新環境の覇者はどんなアーキタイプか。
だがエクステンデッドもまた、今が最高に「熱い」フォーマットである。
3月に控えるグランプリ神戸。その3byeを獲得するためのGPT。
そして二つ目のプロツアーであるPT名古屋への参加権を賭けたPTQ。
エクステンデッドのシーズンはまだ、始まったばかり。
そのことを。その「熱さ」を象徴するように。ここハイライフプラザ板橋に集った参加人数96名、スイスドロー7回戦。
・・・始まったばかりで悪いが、俺のエクステンデッドはここで終わりになる。
なぜなら、今日抜けるのは俺だからだ!
7-0まで、駆け抜ける!!
◇
(BGM:UVERworld『No.1』
http://www.nicovideo.jp/watch/nm13250556)
第一回戦 VS r/g Valakut(茶鴨さん)
一戦目 相手先手4キルのまわりだったけど後手3キル(笑)
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
1《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
二戦目 ハンデスで《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》抜いたけど同じのトップされて《原初の命令/Primal Command(LRW)》T4に撃たれ、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》サーチされて《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》か《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》トップ条件を引けずに負け。
三戦目 ここで今回の神が立ちはだかる、先手ダブマリ。それでも《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》→《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》→《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》までいったけど《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》まで撃たれて《風景の変容/Scapeshift(MOR)》されて負け。
○××
第二回戦 VS u/g Valakut(ユリニー)
一戦目 後手ワンマリ、赤マナ引けたら《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》できるハンドをキープ。T2に引けるも返しでメインに1枚の《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》で捌かれ、あとは《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》がちまちま削っている間に相手の態勢が整って《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》と《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》で負け。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》
二戦目 ハンデスで《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》と《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》抜いて《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》でパンプしながら殴って勝ち。
三戦目 またハンデスしまくったけど今度は《定業/Preordain(M11)》と《思案/Ponder(M10)》でリカバリーされて《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》で耐えられた後に《虹色の前兆/Prismatic Omen(SHM)》《風景の変容/Scapeshift(MOR)》食らって負け。
×○×
第三回戦 VS Fauna Jund(うしお)
一戦目 後手3キル。
In
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
二戦目 ハンデス2回撃って《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》と《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》抜いたら相手が土地祭りに突入して勝ち。
○○
第四回戦 VS Esper Control
一戦目 先手《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》土地5(《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》あり)でキープしたら《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》でサモン抜かれたけど返しで《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》してパンプしながら殴って《激戦の戦域/Contested War Zone(MBS)》2枚目置いて勝ち。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
2《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
二戦目 後手ノーランド《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》でキープして全く土地引けなかったけど関係なくT2《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》置かれたから負け。
三戦目 相手ダブマリだけどハンデス撃ってもハンド強くてT3《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》相手にもじもじしてる間に《審判の日/Day of Judgment(M11)》引き込まれて《太陽のタイタン/Sun Titan(M11)》出てきて負け。
○××
第五回戦 VS Bye(笑)
第六回戦 VS Jund
一戦目 後手ワンマリでヌルキープして何も引けず負け。
In
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
Out
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
1《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
二戦目 《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》が強くて捌かれて負け。
××
◇
あの・・・BGMかけといていきなり0-2してますけど。いや別にこれはUVERディスってるわけじゃなくてですね。
というわけで2-4ドロップ。
え?試合をしたゲームだけカウントしろって?
わかった、認めよう。1-4です。いっしょうよんはい。雑魚乙。
・・・こうなってしまった原因は割と沢山ある。
が、強いていえばちょっと神の野郎がね・・・今日は手ごわかったね。前回俺が『All in One』でトップ8に残ってしまったことで、「調子に乗るな」と本気で来てたね、あれは。さすがに神の本気には勝てない。
まあそれはともかく。
「神を乗り越えた(笑)」とか「メタゲームのテロリスト(笑)」とか色々言っておいて超絶に残念な結果に終わった今回だが。
はたしてREFRAINとは幻想だったのか?
答えはNO。この経験は糧となった。新たな境地へと至る、大いなる布石。
その証拠に『All in One』は。
実戦で得た確かな手ごたえに加え、6回戦での敗戦後のAKKAともっちーさんのアドバイスを経て、さらなる高みへと飛翔したのだ。
見せ掛けだけの美しさなどいらない。これこそがパーフェクトフォルム、と呼べる出来。
『All in One』は終わらない。
時代にその名を刻むまで。
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Today’s tune
初音ミク「夕凪プラットホーム」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13471002
先週のPTQでカード触ったら滾っちゃって3時くらいから新宿PWC会場へ。
6ドラチーム、席はKAKAO→ゆーいさん→俺→ブラマス→やまけん→じあきの順。
1-1 《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
1-2 《大建築家/Grand Architect(SOM)》流して《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
1-3 《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1-4 《錆びた秘宝/Rusted Relic(SOM)》とかで白赤金属術。
1《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》
2《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
1《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》
1《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers(SOM)》
1《錆びた秘宝/Rusted Relic(SOM)》
2《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》
1《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent(SOM)》
1《ケンバの空護衛/Kemba’s Skyguard(SOM)》
2《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
1《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari(SOM)》
1《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
1《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
1《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
1《浸透のレンズ/Infiltration Lens(SOM)》
2《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb(SOM)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
10《平地/Plains(SOM)》
7《山/Mountain(SOM)》
除去足りないけどグッドデック。
第一回戦 VS青黒感染(ゆーいさん)
一戦目 土地多めに引いて《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》と細かい感染生物が捌けずに毒死。
In
1《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》
1《ロクソドンの旅人/Loxodon Wayfarer(SOM)》
1《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《魂の受け流し/Soul Parry(SOM)》
Out
1《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
1《浸透のレンズ/Infiltration Lens(SOM)》
1《王の摂政、ケンバ/Kemba, Kha Regent(SOM)》
1《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers(SOM)》
二戦目 軽快にビートして勝ち。
三戦目 《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》にライフ詰められて、《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》で射程圏に入りそうというところで《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》トップして全てを吹き飛ばして勝ち。
×○○
第二回戦 VS緑白恐竜(じあき)
一戦目 先手土地2で詰まって、仕方なくリカバリーの時間稼ぎのためにマナマイアを焼くも相手は構わずファッティ連打してきて負け。
二戦目 《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》で勝ち。
In
1《魂の受け流し/Soul Parry(SOM)》
Out
1《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers(SOM)》
三戦目 お互いワンマリ、相手は土地が森森森で詰まって、こちらは微妙なハンドだったが《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》→《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》とクロック用意して《魂の受け流し/Soul Parry(SOM)》でシャクって勝ち。
×○○
ここでやまけん2-1、KAKAO1-2でチーム勝ち。1パック目初手で《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》流して《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》取る人が相手チームにいて本当に良かったわ・・・w
続いて知り合い集めて8ドラ。席はさきてぃー→センバ→タルさん→俺→やまけん→こうへい→t.aotaさん→ブラマスの順。
1-1 《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》
1-2 《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1-3 《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1-4 《粉砕/Shatter(SOM)》
2-1 《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》流して《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》
2-2 《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》
2-3 《皮裂き/Skinrender(SOM)》で赤黒へ。
3-1 《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》
3-2 《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》wwwマナマイア取れてなかったので仕方なく。
1《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》
1《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》
1《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》
2《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《マイアの感電者/Myr Galvanizer(SOM)》
1《ダークスティールのマイア/Darksteel Myr(SOM)》
2《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》
1《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《瀉血/Exsanguinate(SOM)》
2《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1《試作品の扉/Prototype Portal(SOM)》
1《肉体アレルギー/Flesh Allergy(SOM)》
1《粉砕/Shatter(SOM)》
1《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
9《沼/Swamp(SOM)》
8《山/Mountain(SOM)》
1《森/Forest(SOM)》
まあまあ。5マナ過多だがプランがわかりやすい後手コントロール。
第一回戦 VS青赤タッチ緑(こうへい)
一戦目 相手先手土地2で詰まって、こっちもろくにクロックないけど土地伸ばして《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》走らせ、ブロッカー除去りまくって《瀉血/Exsanguinate(SOM)》で勝ち。
二戦目 大体同上。相手事故り散らかしてた。
○○
第二回戦 VS緑黒感染(さきてぃー)
相手のデッキ強すぎて終わってた。卓一の感染とか当たった段階で負けてる。
××
第三回戦 VS青赤タッチ黒緑(t.aotaさん)
一戦目 《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》(笑)
In
1《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》
Out
1《ダークスティールのマイア/Darksteel Myr(SOM)》
二戦目 《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》を《感電破/Galvanic Blast(SOM)》で処理され、いっぱい土地引いて《瀉血/Exsanguinate(SOM)》引けずに負け。
三戦目 相手がいっぱい土地引いて《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》で適当に勝ち。
○×○
勝ち-負け-勝ちで3位。
ようやく呪文爆弾マニアになったのにMBS入って枚数減っちゃうのは悲しいな。
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Today’s tune
初音ミク「Cipher」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13309167
土日の大会には出ないつもりだったけど、77回とか奈々様だし俺の誕生日でもあったので初めてだけどAMCに参加してきた。
デッキは銀弾マーフォーク・・・ではなく、親和。
『Birthday』
4《メムナイト/Memnite(SOM)》
3《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》
4《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
4《エーテリウムの達人/Master of Etherium(ALA)》
3《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
4《ヴィダルケンのセルターチ/Vedalken Certarch(SOM)》
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
4《物読み/Thoughtcast(MRD)》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》
4《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
4《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
3《Force of Will(AL)》
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3《刻まれた勇者/Etched Champion(SOM)》
3《暗黒破/Darkblast(RAV)》
色々な形を(一人回しで)試したけどなかなかしっくりこなくて、多少運ゲー感漂うブン回り仕様にしてみた。俺にしては珍しく綺麗なレシピ。
参加者52名、スイスドロー6回戦。6-0まで駆け抜ける!
第一回戦 VS Sneaky Show(にゃあさん)
一戦目 こちら先手、T3スニーク置かれるが《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》で相手エムラアタックできなくて勝ち。
In
3《Force of Will(AL)》
Out
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
1《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
二戦目 後手、2枚目の土地引けば回る7枚をキープして引けなくてまあ負け。
三戦目 ノーランドでワンマリ。相手はショーテルから《大祖始/Progenitus(CON)》。荒廃者か頭蓋囲いトップできれば勝てる盤面になるが物読み挟んでも引いてこれずに負け。
○××
第二回戦 VS Mono-G Cloudpost
一戦目 先手モックス2枚でワンマリ。Post4枚から《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》素出しされ、《Karakas(LEG)》もあって無限ターン入られるが何故かこちらに《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》いるのにすぐ殴ってくれて滅殺で勝ち。
In
3《Force of Will(AL)》
Out
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
1《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
二戦目 後手ノーランドでワンマリ。《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》X=0、1でほぼ何もできず、《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》3発撃たれて《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》しか出てこなかったけど《ウギンの目/Eye of Ugin(WWK)》サーチされて負け。
三戦目 青マナでなくてワンマリ。T2カエル+囲い装備でまあ勝ち。
○×○
第三回戦 VS Dream Halls
一戦目 先手。4キルの動きだがT3ショーテル→ドリームホール→《衝合/Conflux(CON)》で負け。
In
3《Force of Will(AL)》
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》(あるとすればモノリス?よくわからないけど入れた)
Out
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
二戦目 重めのハンドをワンマリ。T2《直観/Intuition(TMP)》から《魔力流出/Energy Flux(MMQ)》持ってこられるが《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》が強くて殴り値足りてて勝ち。
In
4《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
Out
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
1《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
三戦目 ノーランドでワンマリ。先手T2《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》から《魔力流出/Energy Flux(4ED)》されて負け。
×○×
第四回戦 VS White Stax
一戦目 相手先手ワンマリから土地置くだけだったので勝ち。
In
3《Force of Will(AL)》
Out
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
1《エーテリウムの達人/Master of Etherium(ALA)》
二戦目 後手T1メムナイトメムナイトカエルカエルで、さらにT2《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》も追加して相手先手T3の《審判の日/Day of Judgment(M11)》をハンド2枚から《Force of Will(AL)》するというドブンで勝ち。
○○
第五回戦 VS Mono-W Weenie
一戦目 先手ノーランドでワンマリ。2枚目の土地引けば条件で始めて引けずに《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》から《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》持ってこられて負け。
In
3《暗黒破/Darkblast(RAV)》
Out
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
1《エーテリウムの達人/Master of Etherium(ALA)》
二戦目 先手ノーランドでワンマリ。ビートするも《セラの報復者/Serra Avenger(TSP)》に《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》ついてもう無理ぽってとこで何故か相手が《神の怒り/Wrath of God(10E)》撃ってくれたのでトップ勝負になって、《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》+《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》コンボで勝ち。
In
3《Force of Will(AL)》
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
Out
3《暗黒破/Darkblast(RAV)》
2《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault(MRD)》
1《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
三戦目 後手土地1キープして引けずに負け。
×○×
第六回戦 VS 4C Oracle-Gift Control
一戦目 後手、T2に《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボ揃ってて絶望感漂うが《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》移動トリックでワンパン17点入れて勝ち。
In
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3《刻まれた勇者/Etched Champion(SOM)》
Out
3《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
1《エーテリウムの達人/Master of Etherium(ALA)》
二戦目 除去いっぱいで全部捌かれて負け。
In
3《Force of Will(AL)》
3《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
Out
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3《刻まれた勇者/Etched Champion(SOM)》
三戦目 ノーランドでワンマリ。《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》されて負け。ていうかこのマッチアップ無理ゲー感漂う。
○××
2-4というずーくー。まあ親和使うの久しぶりだからデッキがデレてないのは仕方ないとはいえ、色々構築が甘かったので(ていうかサイドがゴミすぎた)もうちょい煮詰めてみよう。
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Today’s tune
初音ミク「まるくなる」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12658454
こうへい宅でくじゅ鍋した後に6ドラチーム。席はじあき→イカ彦→らっしゅ→こうへい→マエモ→俺の順。
1-1 《拘引/Arrest(SOM)》《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》流して《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》。《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》一周期待で。
1-7 《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》
1-13 《メムナイト/Memnite(SOM)》
2-1 《真実の確信/True Conviction(SOM)》カット。
2-2 《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》流して《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
3-4 《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
2《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
2《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker(SOM)》
1《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》
1《オキシダの向こう見ず/Oxidda Daredevil(SOM)》
2《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》
2《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》
2《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《メムナイト/Memnite(SOM)》
1《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
1《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
1《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》
1《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》
1《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb(SOM)》
8《沼/Swamp(SOM)》
7《山/Mountain(SOM)》
もう大好きすぎる。俺がもしMOやってたら毎回これ決め打ちしそうなくらい好き。
第一回戦 VSマエモ(青白)
一戦目 相手がランドいっぱい引いてて、《太陽破の天使/Sunblast Angel(SOM)》出されたけどライフ詰めてて勝ち。
二戦目 ライフ詰められそうだったけど《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》で《ソリトン/Soliton(SOM)》拾われて残され、そっから土地ばっか引いて負け。
三戦目 割とぶん回って勝ち。
○×○
第二回戦 VSらっしゅ(青緑)
一戦目 先手ダブマリの上に相手T2《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》とか無理すぎw
二戦目 ワンマリだけど今度はうまく回って、《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》と《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》がいい仕事してライフ詰めて勝ち。
三戦目 T3《闇滑りのドレイク/Darkslick Drake(SOM)》、T4《絡み森の鮟鱇/Tangle Angler(SOM)》でこっち事故気味でルアー嵌まりが確定したため返しで投了w
×○×
第三回戦 VSじあき(赤白)
一戦目 相手序盤色事故ってて、ライフ詰めて勝ち。
二戦目 《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》で負け。
三戦目 相手いっぱい(ry
○×○
イカ彦2-1のこうへい1勝でチーム勝ち。
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Today’s tune
巡音ルカ「rainy」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12656615
平日レガシー11/4@晴れる屋
2010年11月4日 音楽 コメント (9)予感、というものがある。
それは太古の昔、人が野に生きていた時代には普遍的に備わっていたであろう、危機を鋭敏に察知する力によってもたらされる、啓示。
今や現代人はその力をほぼ失いつつあるけれども、それでもごく稀に、ほんの少し未来の出来事を感じ取ることがある。
しかし、たとえ悪い未来を垣間見たとしても進まねばならないということもまた、同様に起こりうるものだ。
もっともそのときの俺は、待ち受ける未来のことなんて欠片も感じ取れてはいなかったから、どっちにしたって関係のない話だろう。
だからこの先の文章も、語られる展開も、きっと予想通りで、ありきたりなハッピーエンドだと期待していい。未来に対して期待するのは自由だからだ。あなたが何か予感めいたものを感じ取ったとしても、それは幻想か錯覚にすぎない。あるいはその予感が真実だとしても・・・いずれにせよこの先へ進まねばならないのだから。
あなたが『これ以上読まないこと』を選択しない限りは。
◇
今日も俺は20時からの晴れる屋レガシーに参加する。
デッキは『Silver Bullet Merfolk』いつもの75枚だ。
目下18連勝(3-0×6)中だが、気負いはない。
この1回、この1ゲームを勝つ。マッチで勝つ。3-0する。その結果が18-0という数字として積み重なっているに過ぎない。
なんだか最初に壮大な死亡フラグみたいな文章が挟まったような気もするが、『文章が長いときは勝ってる』に定評がある(?)『だらだらMTG』だから多分大丈夫だろう。
参加者25名、スイスドロー3回戦。3-0まで駆け抜ける!
◇
第一回戦 VS ZOO(なりしゅうさん)
ここで、か。
再び、立ちはだかるのか。
半年前(参照:http://60486.diarynote.jp/201003260306419248/)、俺は彼にスイスラウンドで敗れた後トップ8の準決勝で再び当たり、そのメイン戦で先手、島島島島Vialスティル呪い捕らえというハンドを超アグレッシブにマリガンして落とし、二戦目は取り返したものの結局敗北を喫した。あの時はレガシー初めてで75枚他人のデッキを渡され、あらゆるマッチアップが初体験でマリガン基準があやふやだったし、ミスをしても仕方ない状況ではあった。
だが、今は俺の分身ともいえる至高の75枚が手元にある。経験も積んだ。Zooにマッチ勝ったことだって何回かはある。半年前の俺とは違う。
今度こそ乗り越える。そして刻むのだ。栄光の歴史に、新たな1ページを。
一戦目 こっち後手。相手ワンマリで、こちらは島島不毛誘惑デイズWill十手をちょっと不安だが誘惑でまくれる目が見えるのでキープ。しかしそこからドローが呪い捕らえ島不毛島谷島で、一応T4にWillのバックアップで誘惑出してみるもソープロ連打されて負け。
In
4《水没/Submerge(NEM)》
3《水流破/Hydroblast(5ED)》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
Out
3《呪い捕らえ/Cursecatcher(SHM)》
2《Force of Will(AL)》
1《行き詰まり/Standstill(ODY)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1《もみ消し/Stifle(SCG)》
二戦目 先手ワンマリ。きつい・・・が、望外の島Vialデイズアトランティスに加えて《水没/Submerge(NEM)》《水流破/Hydroblast(5ED)》。これなら戦える。島バイアルゴー。相手セットからナカティル「どうぞ」え?今なんて言った?↑ハンド見えてる?どうぞじゃねーだろ。銅像?結局そのナカティルに9点以上持っていかれて負け。
そう、俺が銅像だった。
××
こうして栄光の歴史は呆気なく幕を閉じた。マッチアップ悪いとはいえなりしゅうさんには三連敗・・・結局俺は半年前から何も成長していなかった。にしても、エタフェスでもやらかしたし、こういうレベルのプレイングミスを普通にするからプロツアーとかグランプリでは勝てなかったんだろうな。
第二回戦 VS Bant
一戦目 T1Vial→Will→Dazeから攻めるも《アトランティスの王/Lord of Atlantis(TSB)》殴ったら《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》(存在忘れてた)出てきて相打ちさせてしまい、起死回生の《行き詰まり/Standstill(ODY)》も2枚目のWillで弾かれてプラン崩壊してタルモ2体にどつかれて負け。
In
4《水没/Submerge(NEM)》
Out
3《呪い捕らえ/Cursecatcher(SHM)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
二戦目 先手ワンマリ。《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander(ROE)》をWillされ、島いっぱい引いて攻め手が作れないままタルモにどつかれ、なんとかフェッチスタック《水没/Submerge(NEM)》でどっかに行ってもらうも《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》通っちゃって負け。
××
栄光の・・・歴史・・・?
第三回戦 VS Faerie(Extended Ver.)
一戦目 先手T1Vialでまあ勝ち。
In
2《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
Out
1《もみ消し/Stifle(SCG)》
1《行き詰まり/Standstill(ODY)》
1《メロウの騎兵/Merrow Reejerey(LRW)》
二戦目 《仕組まれた疫病/Engineered Plague(ULG)》ノーケアの舐めプだったけど出されなくて勝ち。
○○
◇
1-2のずーくー。いつか負けるときは来るとはいえ、負け方がひどい。
ともあれ、連勝も途切れたことだし『Silver Bullet Merfolk』は一旦封印かな。
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Today’s tune
初音ミク「カラレス」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12566054
PTQパリ@東神奈川
2010年10月24日 音楽 コメント (2)抜けてもPTには出られないのだが、一応この環境のシールドも一回くらいやっておきたかったので参加。
もらったパックはれいのチェックパックで、以下。
<白>×9
1《オーリオックの刃工/Auriok Edgewright(SOM)》
1《オーリオックの太陽追い/Auriok Sunchaser(SOM)》
1《燦爛たる放心/Fulgent Distraction(SOM)》
1《ガルマの保護者/Ghalma’s Warden(SOM)》
1《マイア鍛冶/Myrsmith(SOM)》
1《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》
1《主導権の奪取/Seize the Initiative(SOM)》
2《魂の受け流し/Soul Parry(SOM)》
<青>×14
1《闇滑りのドレイク/Darkslick Drake(SOM)》
1《分散/Disperse(SOM)》
1《霧消の場/Dissipation Field(SOM)》
1《停止命令/Halt Order(SOM)》
1《屑鉄潜りの海蛇/Scrapdiver Serpent(SOM)》
2《金切り声のシルカウ/Screeching Silcaw(SOM)》
1《新たな造形/Shape Anew(SOM)》
2《着実な進歩/Steady Progress(SOM)》
1《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》
1《取り繕い/Turn Aside(SOM)》
1《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》
1《空への跳躍/Vault Skyward(SOM)》
<黒>×9
1《黒割れのゴブリン/Blackcleave Goblin(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》
1《瀉血/Exsanguinate(SOM)》
1《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》
1《胆液の鼠/Ichor Rats(SOM)》
1《精神の瘴気/Psychic Miasma(SOM)》
1《汚れた一撃/Tainted Strike(SOM)》
<赤>×10
1《知性の爆発/Cerebral Eruption(SOM)》
1《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》
1《ゴブリンの小槌打ち/Goblin Gaveleer(SOM)》
2《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth(SOM)》
1《オーガの装具奪い/Ogre Geargrabber(SOM)》
1《オキシダの向こう見ず/Oxidda Daredevil(SOM)》
1《粉砕/Shatter(SOM)》
2《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
<緑>×11
1《最上位のティラナックス/Alpha Tyrranax(SOM)》
1《突撃の鈍化/Blunt the Assault(SOM)》
1《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》
1《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》
1《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》
2《エズーリの射手/Ezuri’s Archers(SOM)》
1《腐食獣/Molder Beast(SOM)》
2《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen(SOM)》
1《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》
<銀>×29
1《刃の翼/Bladed Pinions(SOM)》
1《銅のマイア/Copper Myr(SOM)》
1《選別の高座/Culling Dais(SOM)》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》
1《ダークスティールの巨大戦車/Darksteel Juggernaut(SOM)》
1《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
1《黄金の甕/Golden Urn(SOM)》
1《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
1《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》
1《ゴーレムの鋳造所/Golem Foundry(SOM)》
1《大石弓/Heavy Arbalest(SOM)》
1《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》
1《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《屍百足/Necropede(SOM)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1《パラジウムのマイア/Palladium Myr(SOM)》
1《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
2《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》
1《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem(SOM)》
1《銀のマイア/Silver Myr(SOM)》
1《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》
1《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica(SOM)》
1《感染の三角護符/Trigon of Infestation(SOM)》
1《媒介のアスプ/Vector Asp(SOM)》
1《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》
<土地>×2
2《空僻地/Glimmervoid(MRD)》
こ、これは!?
環境初めてなので深く考えずに緑黒感染を組む。俺は毒殺したいんやー!
79名、スイスドロー7回戦。7-0まで駆け抜ける!!
第一回戦 VS赤緑(マークⅡ) 2-0
一戦目 毒殺。
二戦目 T6に《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》出されてgg。
三戦目 相手ワンマリで土地ばっかり引いてたので毒殺。
第二回戦 VS青白(タルさん) 1-2
一戦目 《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》の能力よく知らなくて相打ちとりにいかなくてダメージレースになって負け。あとゲスが飛行持ってると勘違いしてた。ヘタクソ。
二戦目 赤白にして相手が土地いっぱい引いてたので捌ききって勝ち。
三戦目 こっちのハンドが若干重めで回避能力でテンポビートされて負け。
第三回戦 VS赤黒 0-2
一戦目 お互いワンマリ。マナマイアが《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》されて6マナに到達できず、先に《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite(SOM)》が降臨して負け。
二戦目 サイドして赤白除去デッキにシフトしたけど、いきなり《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》が走ってきたり、なんとか処理して消耗戦かと思った矢先に《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》が出てきたりでゲームではなかった。しかもデッキ見せてもらったら《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》も入ってるよ・・・なんという格差社会。
1-2ドロップ。ちょっとこの環境のシールドを舐めてたわ。俺はもうやらないと思うけど、やるなら色合ってるレア3枚は引く覚悟が必要。しかも強いやつ。
◇
その後サイドイベントの8ドラに参加。俺はもっと感染したいんじゃー!
1-1 《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》流して《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1-2 レア抜けで《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1-3 《錆びた秘宝/Rusted Relic(SOM)》
1-4 《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1-6 《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
1-7 《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
2-1 《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
3-1 《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》あと適当に。
1《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》
1《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《錆びた秘宝/Rusted Relic(SOM)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《オーリオックの模造品/Auriok Replica(SOM)》
1《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
1《金のマイア/Gold Myr(SOM)》
1《鉄のマイア/Iron Myr(SOM)》
1《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
1《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
1《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《きらめく鷹/Glint Hawk(SOM)》
1《瀉血/Exsanguinate(SOM)》
1《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
1《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《正義の施行/Dispense Justice(SOM)》
2《拘引/Arrest(SOM)》
1《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》
9《沼/Swamp(SOM)》
8《平地/Plains(SOM)》
ちょい弱いデッキ。1パック目の強い感染生物が3手目の《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》くらいで入るタイミングがなかった。そしたら3-10くらいで《化膿獣/Putrefax(SOM)》《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》と流れてきてグロった。
第一回戦 VS赤白 2-0
一戦目 相手ワンマリ、こっちダブマリで後手だが相手がいつまで経っても赤マナ引けなくて超絶グダり、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》と《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff(SOM)》などでアド取りながら飛行で攻めて《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》で勝ち。
二戦目 お互いランドいっぱい引いてグダるも《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》が出てきてピンチ。だがこちらの土地以外の唯一のパーマネントであるマナマイアをメインで焼かれなかったので《瀉血/Exsanguinate(SOM)》X=8ぶちかまして勝ち。
第二回戦 VS緑黒感染 0-2
一戦目、二戦目ともいいところなく負け。
二没。このデッキならまあそんなところだろうな・・・
◇
このままでは終われない!と2回目のドラフトに参加。上家にナス。
1-1 え、また《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》かよ・・・さっき取ったじゃん。でもこれ流して《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》はさすがにあとで日記書いたときにキ○ガイ呼ばわりされそうだし・・・《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》も悪くないが・・・よし!ここは《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》だ!(ぇ
1-2 例のアーキタイプ的に3マナ以下のカードしか取れないので《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker(SOM)》(他にろくなカードがなかった)
1-3 《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》
1-4 《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1-5 《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1-6 《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》こんなピックで大丈夫なのかなこのアーキタイプ・・・
2-1 《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
2-3 《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》
3-1 《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
3-2 《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
2《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
2《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
2《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》
1《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker(SOM)》
2《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》
2《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》
2《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》
3《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》
1《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》
2《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《シルヴォクの生命杖/Sylvok Lifestaff(SOM)》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》
2《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb(SOM)》
1《屍気の呪文爆弾/Necrogen Spellbomb(MRD)》
1《飛行の呪文爆弾/Flight Spellbomb(SOM)》
7《沼/Swamp(SOM)》
6《山/Mountain(SOM)》
1《平地/Plains(SOM)》
なんか2マナ圏薄いし色々足りてないけどランド14枚とかときめく要素しかない。
第一回戦 VS赤白金属術 2-1
一戦目 《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》も《感電破/Galvanic Blast(SOM)》も引いてなくて《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》1枚に完封された。
二戦目 T3《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》で圧勝。
三戦目 相手が土地しか引いてなくてこっちは詰まり気味なくらいだったのでスペル量で圧倒して勝ち。
第二回戦 VS青緑 2-0
一戦目 相手が《銀白のスフィンクス/Argent Sphinx(SOM)》出したとき青マナ立たせないミスで《感電破/Galvanic Blast(SOM)》で落ち、あとは《炉の式典/Furnace Celebration(SOM)》引いてきたので勝ち。
二戦目 相手が森2枚でストップして《きらめく鷹の偶像/Glint Hawk Idol(SOM)》が適当にダメージ刻んで本体火力で勝ち。
第三回戦 VS赤白マイア金属術 0-2
一戦目、二戦目ともにぼっこぼこにされた。やっぱちょっと除去が少なかったな・・・
というわけで三没。でもこのアーキタイプは割りと気に入ったかも。
◇
(おまけ)
スプリットして手に入れた3パックのうち1パックでナスとパック勝負(マナコスト多い方が勝ち)したら。
ナス「《ミミックの大桶/Mimic Vat(SOM)》」
俺「《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》」
悲しみを背負ったorz
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Today’s tune
初音ミク「またあした」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm12516754
『前文』
2010シーズン3番目のプロツアーである、PTアムステルダムがまもなく開幕となる。
そのフォーマットはエクステンデッドとM11×3のブースタードラフト。いずれもほとんどこのプロツアーでしか使用されない「特殊な環境」である。
まずエクステンデッドは、3月に開催されたGP横浜の後で大幅なローテーション変更を受け、現在使用可能なエキスパンションはTSP~ROEと、第10版、M10、M11である。
それに加え、次の大型エキスパンション『ミラディンの傷跡』の発売がすぐそこまで迫っている。新エキスパンションが発売されればM11のドラフトは(悲しいことに)あまり遊ばれないだろう。
また、『ミラディンの傷跡』がトーナメントリーガルになると同時にエクステンデッドにおいて第10版とタイムスパイラルブロックがローテーション落ちすることが決まっている。
故に今回のPT参加者たちは、構築でもリミテッドでも、極めて専門的な領域の開拓を迫られていることになる。それが「特殊な環境」と述べた意味だ。
それに対し、一般のプレイヤーたちにとっては、『ミラディンの傷跡』発売前のエクステンデッドなど遊ぶ機会はほとんどないし、M11リミテッドをPTで通用するレベルで研究する機会もまた、存在しない。
だから、そういう人たちはこのままではカバレッジを読んでもそこまで楽しめないだろうと思うのだ。
無論カバレッジの読み方は人それぞれであって、例えば津村健志や渡辺雄也といった日本を代表するプレイヤーの活躍を単純に応援することならばできるだろう。
しかし、参加者たちはこの「特殊な環境」を一ヶ月以上かけて研究し、調整し、理解するべく努めてきたはずだ。
彼らはPT本番の「答え合わせ」まで、自身とその周辺コミュニティ内部での断片的な情報しか入手できない。それは過去問のない大学入学試験の問題に似て、どこから手をつけていいかわからない。
そうした中でも彼らは、エクテンのメタゲームやM11ドラフトのピック基準などについて自分なりの理論を何とかして作り上げ、アムステルダムの地に立っている。
その苦闘。その努力。蔑ろにできるはずがない。
むしろ、そういった彼らの背後にある「歴史」あるいは「物語」を理解した上でカバレッジを読むことができれば、よりリアリティを持って伝わりやすいと思うのだ。
何が伝わりやすいというのか。もちろん決まっている、競技マジックの熱さ・・・うなじをチリチリと焦がす、あの昂りが。
対人ゲーム特有の、思考で対戦相手たちを凌駕する喜び。敗北の後にプレイングミスを探す懊悩。そういった経験自体はあくまでそのプレイヤー自身のものにすぎない。
だが、共感を得ることはできる。我々はカバレッジを読んで、一行分の表現から想像し、一行分の擬似的な追体験をする。空想の翼でもって、勝負の場へと誘われる。そしてプレイヤーの情動を我が物のように感じ取ることができるのだ。
これを読んだ人にとり・・・本稿は今回のフォーマットの片方、エクステンデッドのメタゲームを、参加者の一部の調整過程を参照しながら解説するものである・・・今回のカバレッジを読む際に、そうした想像の手助けとなれば幸いである。
◇
『環境最初期 ~残りし者たち~』
新環境のメタゲームを模索するにあたり、闇雲に新しいデッキを構築するのは得策ではない。
まずはローテーションにより「何が消え、何が残ったのか」を明らかにしなければならない。
まず《弱者の剣/Sword of the Meek(FUT)》《超起源/Hypergenesis(TSP)》は禁止となり、《暗黒の深部/Dark Depths(CSP)》はローテーション落ちした。となるとDDThopter、Hypergenesisはその存在を否定される。
また《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》《捨て身の突撃/Desperate Charge(PTK)》《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》《血染めの月/Blood Moon(CHR)》といった主要パーツが軒並み落ちたAll in Redも組むことができない。
さらにラヴニカのギルドランドが丸ごと落ちたため、長らくエクテンの代名詞だったZooも消えた。
こうして前環境でその速度ゆえに最有力だった諸々のデッキを失った結果、エクテンはかなり低速化したものと思われた。
その結果、最初期のTier1・・・「挑まれるデッキたち」は以下のようなアーキタイプであった。
1:Faeries(初期)
2:UGR Junk
3:RDW(初期)
4:Doran(初期)
5:Living End
◎『Faeries』
リストは『神様へのブラフ』*1より。
4《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
4《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
3《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
4《苦花/Bitterblossom(MOR)》
4《マナ漏出/Mana Leak(STH)》
4《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
3《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《島/Island(ROE)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
4《変わり谷/Mutavault(MOR)》
3《地底の大河/Underground River(10E)》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PLC)》
3《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
3《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
その最初期のTier1の最先端を行くのは当然のごとくフェアリーであった。
エクテンリーガルであるTSPブロック、LRWブロック、ALAブロック、ZENブロックという4つの時期のスタンダードのうちおおよそ半分を支配していたのであるから、その権勢も頷ける。
M11がなかったら《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》が入ってしまうところだったが、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》が帰ってきたことでその心配は払拭された。
採用パーツにそう目立った変化はないが、《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》が使われなくなったのと、《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》を同型用に数多く採用するようになった結果、除去のスロットが《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》になっていることは注目に値する。
◎『UGR Junk』
『神様へのブラフ』より。
4《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
4《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
3《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
3《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
3《島/Island(M11)》
2《森/Forest(M11)》
1《山/Mountain(M11)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
4《溢れかえる果樹園/Flooded Grove(EVE)》
1《樹上の村/Treetop Village(10E)》
他のデッキとは違い、ローテーション後に初めて見出されたデッキ。コンセプトは「血編みからビジョンをめくると何か勝てそう」。
罰する火コンボを搭載し、さらにタルモとキッチンまで積まれているので生物デッキには無類の強さ。青命令とジェイスでT4以降の主導権も渡さない。
そう書くと一見完璧なデッキコンセプトなのだが、ジャンクの名が示す通りカードパワー単なので先手でシナジーのある動きをされると途端に対処しきれなくなる弱みも。良くも悪くも環境初期だからこそ存在しえた丸いデッキ。
◎『RDW』(初期)
『神様へのブラフ』より。
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
4《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》
4《ケルドの匪賊/Keldon Marauders(PLC)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
3《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》
1《よろめきショック/Staggershock(ROE)》
4《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》
20《山/Mountain(M11)》
4《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》
ゴブリンガイド、シアリングブレイズ、ジャベリンと過去最高レベルの火力が揃っているので、「どういう形かは知らないが赤単はいるだろう」ことは自明だった。
しかし赤単が具体的にどういうレシピになるかはメタゲームによってかなり変わってくるので、初期は「何となく火力いっぱいデッキ」として適当に組んではフェアリーに敗れるだけの存在であった。
◎『Doran』(初期)
LMCextra代々木#3(http://magicdailynews.com/20100724.html)より。
4《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
3《朽ちゆくヒル/Putrid Leech(ARB)》
3《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
4《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
3《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》
4《流刑への道/Path to Exile(CON)》
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
1《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》
4《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
3《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
1《森/Forest(M11)》
2《沼/Swamp(M11)》
2《平地/Plains(M11)》
2《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
2《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《活発な野生林/Stirring Wildwood(WWK)》
1《セジーリのステップ/Sejiri Steppe(WWK)》
ギルドランドはなくなったが、唯一フェッチから多色土地を持ってこれるギミックが《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》である。
となれば、それを最大限生かせるドランが台頭しないはずがない。ハンデスと除去に加えてファッティの揃った多色ビートでフェアリーに敗れるはずがあろうか。
しかしどちらかといえばドランもRDW同様メタゲームの産物として出てくるオールラウンダータイプのデッキであり、この時点では周囲のデッキのレシピが固まりきっていないこともあって、それほど注目されてはいなかったように思われる。
◎『Living End』
LMCextra代々木#3(http://magicdailynews.com/20100724.html)より。
4《通りの悪霊/Street Wraith(FUT)》
4《死の一撃のミノタウルス/Deadshot Minotaur(ARB)》
4《巨怪なオサムシ/Monstrous Carabid(ARB)》
4《峠のラネット/Ridge Rannet(ALA)》
4《ジャングルの織り手/Jungle Weaver(ALA)》
4《大爆発の魔道士/Fulminator Mage(SHM)》
3《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
3《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》
4《悪魔の戦慄/Demonic Dread(ARB)》
4《暴力的な突発/Violent Outburst(ARB)》
3《死せる生/Living End(TSP)》
2《硫黄泉/Sulfurous Springs(10E)》
1《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket(SHM)》
1《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes(10E)》
3《偶像の石塚/Graven Cairns(SHM)》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4《山/Mountain(M11)》
2《沼/Swamp(M11)》
2《森/Forest(M11)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
2《怒り狂う山峡/Raging Ravine(WWK)》
1《跳ね返りの罠/Ricochet Trap(WWK)》
1《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(M11)》
4《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
1《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
2《思考の大出血/Thought Hemorrhage(ARB)》
このデッキは最速でT3に生物全滅+10点クロックなどという空恐ろしい盤面になりかねないため、当初はフェアリーの対抗馬かとも思われた。
しかし冷静に考えてみるとT4がキルターンなのはどのデッキも一緒であり、一度発動すれば相手のクロックを完全に排除できるというメリットが最大限生かせる単純な生物デッキ(例えばキスキン)とのマッチアップがそれほど多いわけでもないことや、デッキレシピに特に目新しい進化もない点でプロたちの調整対象から外れていったようだ。
・
・
・
これら五つのデッキの中でも飛び抜けて強くかつ安定しているのがフェアリーだ、というのが最初期の大雑把な所感であった。そのため、「環境が進んでもフェアリーだけは最終的な選択肢に残るだろう」と思われていた。当然の推論である。
とはいえ、時は未だM11が入るか入らないかといったあたりである。その後一ヶ月で日本勢の感触がどのように変化していったか、次章から順を追って見ていこう。
*1 俺とイカ彦の妄想調整用mixiコミュニティ。そこにPTアムステルダム用のスレッドが立ったのは6月22日のこと。まだM11の情報も出ていなかった時期だ。気が早い我々は日本選手権の前から既に動き出していたのである。
◇
『8月第1週~Ad Graceの登場~』
プロツアー1ヶ月前に入り、M11のリストも出たあたりで、PT参加者たちの本格的なエクテン調整がスタートした。
ひとまずはフェアリーを超えるデッキを作れなければまともな調整にならない。初めての環境というのはとかく『わからん殺し』が横行するものであって、デッキパワーがあるとはいえ、よもや使い古された妖精たちが最多勢力になるとは考えづらい。
その意味で、まずはフェアリーに比肩しうる選択肢をより多く提示することが急務であった。
参加者たちは使用可能なセットの中では最も古いTSPブロックのカードリストと睨めっこしたり、海外の記事や掲示板の情報などを参照したりしながら、挑戦的な構築を行っていった。
この時期のそういった悪戦苦闘のいくつかは形になり、またいくつかはメタ上の仮想敵としてはともかく自らの使用デッキとしては可能性を閉ざされ、あるいは妄想のまま立ち消えていった。
一応形になったものを紹介するなら、以下の3種が代表的なものだろう。
6:Elves!(Summon Emrakul)
7:Ad Grace
8:RG Scapeshift
◎『Elves!(Summon Emrakul)』
LMCextra代々木#5(http://magicdailynews.com/20100802.html)より。
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》
4《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》
4《イラクサの歩哨/Nettle Sentinel(EVE)》
4《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker(ROE)》
1《ジョラーガの戦呼び/Joraga Warcaller(WWK)》
4《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
4《エルフの大ドルイド/Elvish Archdruid(M11)》
4《イーオスのレインジャー/Ranger of Eos(ALA)》
2《威厳の魔力/Regal Force(EVE)》
3《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn(ROE)》
4《召喚士の契約/Summoner’s Pact(FUT)》
4《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》
6《森/Forest(M11)》
1《平地/Plains(M11)》
4《低木林地/Brushland(10E)》
4《地平線の梢/Horizon Canopy(FUT)》
1《苔汁の橋/Mosswort Bridge(LRW)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
1《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》
4《復讐蔦/Vengevine(ROE)》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
1《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》
2《自然の要求/Nature’s Claim(WWK)》
2《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》
スタンダードなElves!は《原初の命令/Primal Command(LRW)》を連打するタイプだったが、秘匿or罠からのエムラクール召喚を組み込むことでフィニッシュ能力を高めている。
特に召喚の罠は大ドルイドやイーオスへのマナ漏出という負けパターンを一瞬で勝ちパターンにする可能性があり、フェアリーに対する明確なアンチでもある。
だがフェアリー以外はそこまでカウンターが飛び交う環境でもないことや、環境を支配する《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボへの弱さがやはりネックとなってこのアーキタイプも早々に見限られている。
◎『Ad Grace』
『神様へのブラフ』より。
4《むかつき/Ad Nauseam(ALA)》
4《天使の嗜み/Angel’s Grace(TSP)》
4《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》
4《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》
4《連合の秘宝/Coalition Relic(FUT)》
3《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》
4《思案/Ponder(M10)》
4《定業/Preordain(M11)》
4《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》
1《殺戮の契約/Slaughter Pact(FUT)》
1《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》
1《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》
1《燃焼/Conflagrate(TSP)》
4《地底の大河/Underground River(10E)》
4《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(10E)》
5《島/Island(M11)》
3《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
2《戦慄艦の浅瀬/Dreadship Reef(TSP)》
2《石灰の池/Calciform Pools(TSP)》
1《宝石鉱山/Gemstone Mine(TSB)》
2《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《蔓延/Infest(ALA)》
1《沈黙/Silence(M11)》
1《根絶/Extirpate(PLC)》
1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
1《疲弊の休息/Rest for the Weary(WWK)》
1《突撃の地鳴り/Seismic Assault(10E)》
1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《貴族階級の嘲笑/Patrician’s Scorn(FUT)》
むかつき+天使の嗜みによるノンクリーチャーコンボデッキ。完全なる新顔であり、しかも割と安定しているということもあって、今回フィールドにはそれなりに使用者がいると思われる。現にPTの一週間前まではイカ彦の使用候補だった。
他のデッキと一線を画す挙動をする・・・始動ターンまでハンドを整え、一気に開放する動きはストームに類似する・・・ため、基本的にハンデスでしか妨害できない。むかつきをカウンターすることは可能だが、4枚入った否定の契約のバックアップがあるためあまり効果的ではない。
そのためメインボードではかなり高い勝率を誇る(メインからハンデスに1スロットを超えて割くデッキは多くはない)が、同型があまりに不毛なのと、このデッキの存在自体は既に広く知られてしまっていて、サイド後もあわせてマッチアップ研究がかなり進んでしまったため、PT直前でやはり見限られた。
それでもデッキパワーは折り紙付きであり、メタゲームを無視すればかなり「アリ」な選択であることは間違いない。
Vivid土地と《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》コンボを内蔵したタイプもあるが、レリックを置くターンとコンボ成立時の6マナを遅らせたくないのでアンタップ土地を採用している。
サイドボードはコンボ阻害対策を主としている。《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》《翻弄する魔道士/Meddling Mage(ARB)》だけでなく《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》もフィニッシュの燃焼が防がれるため対策が必要である。突撃の地鳴りはまさにそのためにある。
貴族階級の嘲笑は誰も効果を知らないだろうが、《ルーンの光輪/Runed Halo(SHM)》《太陽と月の輪/Wheel of Sun and Moon(SHM)》対策である。Ad Graceコンボを決めるとそのターンにピッチで撃てる。発見した人は天才。
サイドボードに《アカデミーの研究者/Academy Researchers(10E)》+《エルドラージの徴兵/Eldrazi Conscription(ROE)》のコンボを積んだアグロサイドVer.もある。
なおこのリストは(サイドボードの充実を見ればわかる通り)8月1週時点のものではなく、PT直前の完成版である。
◎『RG Scapeshift』
晴れる屋水曜エクステンデッド8/4(http://mtghareruyablog.blog108.fc2.com/blog-entry-119.html)より。
4《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
2《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《不屈の自然/Rampant Growth(M10)》
4《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
4《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf(ARB)》
4《風景の変容/Scapeshift(MOR)》
4《調和/Harmonize(PLC)》
4《火の灯る茂み/Fire-Lit Thicket(SHM)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
2《森/Forest(M11)》
3《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood(ZEN)》
10《山/Mountain(M11)》
2《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle(ZEN)》
3《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
4《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》
3《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》
1《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》
3《思考の大出血/Thought Hemorrhage(ARB)》
1《沼/Swamp(M11)》
《風景の変容/Scapeshift(MOR)》はギルドランドを失い使いづらくはなったものの、土地7枚でほぼ勝ち(18点)という高いフィニッシュ能力はエクステンデッドにおいて依然魅力的であり、最強クリーチャータルモゴイフと合わさって変則ビートダウンという形に結実した。
罰する火コンボをナチュラルに内蔵し、タルモ・キッチン・血編み・ツリートップによるビートダウンをバックアップする。相手が盤面を捌こうとすればマナブースト+調和からのスケープシフトで瞬殺(2点くらいどこかで入るだろう)という二本槍。
デッキの構造上《山/Mountain(M11)》を多く積まなければいけないのが難点だが、大抵のデッキには盤面負けしないタルモ・キッチンの堅さと、アグロデッキが使用する罰する火コンボの無類の強さはエクステンデッドのデッキパワーの高さを思い知らせてくれる。
ただ中速コンボビートの性質上、前述のむかつきデッキに対しては相性が最悪であり、盤面の強さもリビングエンドと同様に環境においてそれほど強みにならないと考えられたからか、仮想敵としてはともかく、早々に使用候補からは外れたようだ。
◇
『8月第2週~フェアリーのその先へ~』
むかつきはフェアリーに対してそこそこ戦えるデッキではあったが、いまだ選択肢の一つに過ぎない。スケープシフトもフェアリーに相性が決して良いわけではなかった。
つまり調整に1週間をかけたこの段階でもまだフェアリーの脅威は去っていなかったのである。
しかし、8月2週目。ここで転機が訪れる。
9:RDW改
10:UR Ascension
◎『RDW』(改)
『神様へのブラフ』より。
4《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》
4《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》
4《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
4《板金鎧の土百足/Plated Geopede(ZEN)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
2《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《焼尽の猛火/Searing Blaze(WWK)》
4《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》
2《よろめきショック/Staggershock(ROE)》
12《山/Mountain(M11)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
4《ぐらつく峰/Teetering Peaks(ZEN)》
4《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》
2《大祖始の遺産/Relic of Progenitus(ALA)》
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
3《恨み唸り/Spitebellows(MOR)》
2《粉々/Smash to Smithereens(SHM)》
1《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
とにかく対フェアリーを意識したエクステンデッドならではの1マナパワー2の12枚体制は確かに効果的で、ここにきてフェアリー対策に光明が見えた。むかつきのようなコンボデッキに対しても先手なら4キルできる。
1マナパワー2のある程度の打点を信頼しているため、罰する火コンボに弱いのが難点だが、それでも先手なら問題なく火力の射程圏まで相手のライフを落としこめる。
フェアリーを意識すればこそ、今回のレッドデックは概ねこのような形になるのではないかと思われる。
◎UR Ascension
『神様へのブラフ』より。
4《紅蓮術士の昇天/Pyromancer Ascension(ZEN)》
4《思案/Ponder(M10)》
4《定業/Preordain(M11)》
4《稲妻/Lightning Bolt(M10)》
4《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
4《魔力変/Manamorphose(SHM)》
4《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
3《夢の破れ目/Dream Fracture(EVE)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《入念な考慮/Careful Consideration(TSP)》
3《時間のねじれ/Time Warp(M10)》
4《島/Island(M11)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《燃え柳の木立ち/Grove of the Burnwillows(FUT)》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef(10E)》
4《滝の断崖/Cascade Bluffs(EVE)》
1《山/Mountain(M11)》
今ではスタンダードでも活躍している青赤昇天デッキ。主にイヤナガによって見出されたこのデッキは、罰する火コンボを最速で揃えられる思案+定業が昇天と噛み合い、さらに罰する火それ自体が昇天とのシナジーを持ち、加えてフィニッシャーの役割も兼ねる。
魔力変は見慣れないカードだが昇天達成時に撃つとマナが増えるという気持ち悪い動きは圧巻。夢の破れ目も自分の呪文に撃つと2ドローできるのでカウンター兼昇天探しに役立つ。
とにかくフットワークが軽いのが特徴で、その分選択肢が多く繊細なプレイングが要求される。
フェアリーに対しては昇天が苦花とほぼ相殺し、そうなると罰する火コンボがある分有利がつく。
このデッキの登場もまたフェアリー一強時代の終焉を告げるものであった。
◇
(2)へ続く→
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Today’s tune
初音ミク「月屑」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm9007570
平日エクテン9/1@晴れる屋
2010年9月1日 音楽デッキはFae。7人参加の3回戦。
第一回戦 VSイカ彦 2-1
三本目相手が事故って終了。
第二回戦 VS同型 0-2
メインは後手ダブマリで青黒ミシュラに詰められて負け、二戦目は相手のトップジェイスがどうにもならなくて負け。
第三回戦 VS Ultra-X 1-2
奇跡的にメイン取ったけどサイドプランミスってマリガントラブルと合わせて負け。
いよいよ今週末はPTアムス。イカ彦その他参加者は超頑張れ。
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Today’s tune
初音ミク「rain stops, good-bye」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3075492
(歌ってみた)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11901565
http://www.nicovideo.jp/watch/sm6799447
FNM7/9@アキバホビステ
2010年7月9日 音楽二日酔いで体調最悪だったけど仙波さん・じあきからの京都土産を受け取りにホビステへ。
ついでにエルドラージ納めってことでFNMに出場。16人で8-8。
1-1 《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》《オンドゥの巨人/Ondu Giant(ROE)》流して《コジレックの職工/Artisan of Kozilek(ROE)》
1-2 レア抜けで《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker(ROE)》
1-3 《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》
1-4 《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
1-5 《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer(ROE)》
1-6 《胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider(ROE)》
2-1 《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》
3-1 《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
3-2 《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
1《コジレックの職工/Artisan of Kozilek(ROE)》
1《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》
1《エムラクールの孵化者/Emrakul’s Hatcher(ROE)》
1《野心の発動者/Wildheart Invoker(ROE)》
1《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
1《戦装飾のシャーマン/Battle-Rattle Shaman(ROE)》
1《短刀背のバジリスク/Daggerback Basilisk(ROE)》
1《探検家タクタク/Tuktuk the Explorer(ROE)》
1《オーラのナーリッド/Aura Gnarlid(ROE)》
1《胞子頭の蜘蛛/Sporecap Spider(ROE)》
1《戦闘塁壁/Battle Rampart(ROE)》
1《バーラ・ゲドの獣壊し/Beastbreaker of Bala Ged(ROE)》
2《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》
1《ルーンの苦役者/Runed Servitor(ROE)》
1《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler(ROE)》
1《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker(ROE)》
1《裏切りの本能/Traitorous Instinct(ROE)》
1《産卵の息/Spawning Breath(ROE)》
1《大群の力/Might of the Masses(ROE)》
1《餌食の復讐/Prey’s Vengeance(ROE)》
1《蜘蛛の陰影/Spider Umbra(ROE)》
1《古きものの活性/Ancient Stirrings(ROE)》
9《森/Forest(ROE)》
8《山/Mountain(ROE)》
上家が緑なのを承知で2パック目期待で強引に緑にやったら下家がもっと強引に緑やってたでござるの巻。ていうか上も下も赤緑触ってるっていう。
第一回戦 VS白緑赤(下家) 1-2
一戦目 土地が4枚で止まって《ウラモグの破壊者/Ulamog’s Crusher(ROE)》出せず、《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》+《面晶体のマトリックス/Hedron Matrix(ROE)》で負け。
In
1《爆発的天啓/Explosive Revelation(ROE)》
Out
1《戦闘塁壁/Battle Rampart(ROE)》
二戦目 ビートして《踏みつけの仔/Stomper Cub(ROE)》に《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》ついた上から《ゴブリンのトンネル掘り/Goblin Tunneler(ROE)》で押し込んで勝ち。
In
1《絶望の誘導/Induce Despair(ROE)》
2《沼/Swamp(ROE)》
Out
1《蜘蛛の陰影/Spider Umbra(ROE)》
1《森/Forest(ZEN)》
1《山/Mountain(ROE)》
三戦目 相手事故ってたので手札に《裏切りの本能/Traitorous Instinct(ROE)》もあって勝ったかなーとか思ってたらトップ《欠片の双子/Splinter Twin(ROE)》が《もやの蛙/Haze Frog(ROE)》について除去引けずにぐだって負け。蛙とナーリッドとの相打ち嫌って一回殴らなかったけど殴ってブロックさせればよかった。双子見てたのに・・・ヘタクソー。
第二回戦 VS黒緑赤(上家) 2-1
一戦目 普通に勝ち。
二戦目 相手ダブマリだけど《目覚めの領域/Awakening Zone(ROE)》と《茨噛み付き/Bramblesnap(ROE)》だけで負け。土地10枚くらい引いた。
三戦目 普通に勝ち。
勝ち卓が一個引き分けてて二回で終了。6位・・・最後だってのに締まらんねー。M11ドラフト極めるか。
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Today’s tune
初音ミク「ロストエンファウンド」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11323864