アオキ邸についた頃には午前1時を回っていた。今回の旅の同行者はアオキ、こうへい、らっしゅ、やまけん。PTQベルリン@長野の時のメンバーにやまけんを加えた形。どのようなアオリが飛び出すか、今からまったく予想がつかない。

 午前4時出発のため、ドライバーであるアオキとこうへいは早々と就寝。らっしゅもいつの間にか寝てて、俺とやまけんのデュエルでカードが擦れあう音だけが淡々と響いていた。

 俺もやまけんも純正の(つまり《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret(MOR)》も入っていないし《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》も撃たない《薄れ馬/Wispmare(LRW)》も出さない)フェアリーで出ることは決まっていたので、まさしく不毛なフェアリー同型である。やまけんがトライアルに出ない(PPCで3byeある)ことを踏まえてもどう考えても寝た方がいいのだが、そこはそれ、マジック馬鹿が二人揃えばやることは一つである。ましてGP前の微妙に上ずったテンションというのはブレーキが壊れているのと同義だった。

 そう、純正フェアリー。あれだけキスキンキスキン煽っておいてしかも結局メタデッキかよというツッコミ満員御礼なれど、Show Playなのは「だらだらMTG」であって、別に俺自身はレジスタンスを気取っていても負けるデッキを使う趣味はない。キスキンて負けるデッキなのか?少なくとも俺には勝てるヴィジョンが見えなかった。《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》には本気で絶望した。最強デッキのポジションが、キスキンにとっての重みなのは明らかだった。

 だからってフェアリーってお前。メタゲームに組み込まれるようでは三流以下ではなかったのか。確かにそう、その通り。だからこそブラックマーフォークなどという新しいアーキタイプの調整にも精を出した。しかし失敗した。その原因は?そう、この環境はタフ3以下のクリーチャーを全部メタっているのだ。キスキンだろうがマーフォークだろうが関係ない。《メロウの騎兵/Merrow Reejerey(LRW)》とか除去の的もいいところだ。

 だがフェアリーは違う、メタられない。ヴェクトルが違いすぎるのだ。それでも、この程度ならCommandmentsのようなコントロールでも同様の結論は得られるだろう。しかしそれがフェアリーと戦ったら?フェアリーが勝つだろう。つまり最後は必ずフェアリーに行き着くのだ。フェアリーを倒せるのはフェアリーだけ。

 何となくこうなる予感はしていたので、この環境のはじめあたりから俺は少しずつフェアリーを使っていた。同型のプレイングも、それなりに練習した。俺はフェアリー使いなんだ、自らに暗示をかける。体に染み付いた負けキャラへのレジスタンス。同型にさえ勝てればこのデッキは最強という確信があった。

 デッキが決まったらあとは最強のフェアリーを目指すだけ。特に「フィールドの3分の1がキスキン、3分の1がフェアリー」と言われるこの環境では同型対策がもっとも肝要である。そのためには同型戦でのメインの勝率を上げなければならない。となれば《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》はメインだろう。《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》もキスキン・フェアリーどちらにも強いグッドカードだ。その他は固定パーツ過ぎて動かせない(この発想で既にあんちゃんには負けているのだが

 こうして出発前にできたのがこの形である。

 『ブラック★ロックシューター』
4《苦花/Bitterblossom(MOR)》
3《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《思案/Ponder(LRW)》
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
4《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
4《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
4《変わり谷/Mutavault(MOR)》
8《島/Island(SHM)》
4《沼/Swamp(SHM)》

1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》

 また銀弾かよ、とお思いになられるかもしれない。しかしよく考えてみて欲しい。銀弾とは1枚差しが相乗効果でスロットを倍増させ相手の意表をつく、そんなコンセプトのカードだったはずだ。しかし思案は明らかに相手が「ああ思案入ってるんだ、最近にしては珍しいね」程度の感想を抱くものでしかない。つまり銀弾ではないのだ。

 じゃあこの1枚差しはただの電波か、って話になる。否、断じて違う。思案は最初3枚入っていたが、調整が進むにつれて枚数が減っていき、ある時ついに1枚になった。その時俺は思ったのだ。「もしやこれが神のバランス・・・結果的に辿りついたか!?」ってね。諸君にも覚えがあるだろう。砂場の山、あるいはお子様ランチか・・・周りから削っていって最後に残ったお子様ランチの旗のイメージだ。なるほどね、これがそうだったのか。インスピレーション・・・つまり電波だ。何一つ違わなかった。

 やまけんは参考のために俺のレシピを聞いて二秒で思案を土地に変えていたようだったが、この思考囲い−思案−コショウ煙のラインが感じられないようならそれはそれでいいだろう。要は乗り手の魂とどのように共鳴させるかという話であって、人にはそれぞれの電波がある。そろそろ日本語使った方がいいだろうか。いい加減着地させどころがわからなくなってきたもので。



 ・・・さて、アオキカーが危なっかしいながらも高速道路で神戸につく少し前、らっしゅが「GP誰が勝つか予想しようぜ」とか言い出す。高速を降りる段になって一人ずつ自らの予想を発表していくと、

こうへい「トモハル」
アオキ「イヤナガ」
やまけん「イヤナガ」
らっしゅ「マハラ」
まつがん「俺」


 言った瞬間やまけんが噴きだしつつ「えっ・・・ちょっともう一回言って?」って言ってきたのが印象的だった。ちなみにこの段階で俺は1byeである。

 自分の予想した人の総合順位が一番高かった人が勝ちなので、俺はトモハルやイヤナガといったトッププレイヤーらと渡り合える成績を残す必要がある。これはまさしく制約と誓約、自らを追い込むことで・・・いやそんな後ろ向きの精神ではない。むしろ駆け抜ける覚悟。ていうかこいつら予想が自分じゃないとか正気か。現実見すぎだろ。

 まつがん「3byeとか今日取るし」

 それが強がりなのは誰の目にも明らかだったが、ただ俺の中には、これが死亡フラグだけではなく有言実行フラグも立っている可能性がある、と信じている部分があった。2割くらい。



 会場について直前トライアルI卓に申し込む。時間的にもこれでラストチャンスっぽい。意識を集中しろ。ここが正念場だぞ!

第一回戦 VS青黒マーフォーク       2−0
一戦目 後手土地4苦花3というハンドをキープ。《石ころ川の旗騎士/Stonybrook Banneret(MOR)》出されてからうっかり《島/Island(SHM)》をセットしてしまうプレイングミスがあるも、《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》トップでクロック跳ね上がって勝ち。
In
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
Out
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 相手事故って勝ち。

第二回戦 VS緑単エルフビッグマナ    2−0
一戦目 森3枚立っている相手に末裔がアタックにいってブロック前に2体目の末裔出したら《蛇変化/Snakeform(EVE)》食らって1体目が無駄に死んだりしつつも苦花強すぎて勝ち。
In
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
Out
2《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
二戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》が強すぎて勝ち。

第三回戦 VSキスキン          2−0
一戦目 先手で普通に勝ち。
In
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
Out
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
2《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
二戦目 《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》を《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》して勝ったっぽい。

第四回戦 VS赤単シャーマン         2−1
一戦目 きっちり火力持たれてて圧敗。
In
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
Out
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
二戦目 完璧にコントロールして勝ち。
In
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
Out
2《苦花/Bitterblossom(MOR)》
三戦目 《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger(SHM)》と《変わり谷/Mutavault(MOR)》ビートに苦労するが《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》連打してライフ2で踏みとどまり、火力引かれずに勝ち。

第五回戦 VS青白黒コントロール(N藤君)  2−0
一戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》から結構アグロに動いて削りきる。
In
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
Out
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
1《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
二戦目 《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》覇権した霧縛りが《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》2発で沈んで攻め手を失うが、相手が土地引きまくってる間に《変わり谷/Mutavault(MOR)》で刻んで相手が《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》素出ししたところで《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》して相手が対処できず勝ち。


 というわけで5−0して3byeゲット。GP3byeスタートとか初めてなのでテンションが上がった。夜は漫画喫茶で「あひるの空」19〜20巻読んでテンションをさらに上げる。思わず横浜大栄戦も読み直してしまった。睡眠時間?そんなの関係ねぇ!

                       ?へ続く→


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 Today’s tune

 初音ミク「彼方」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3083886

GP神戸?

2008年8月2日 趣味









 3byeを取った俺に敵はいない。あとはただ翔けるだけ、ピリオドの向こうへ・・・!!

 本戦のデッキはトライアルで使用した形とほぼ一緒。サイドの《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》2枚だけ、活躍が見込まれるか微妙だったので《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》に差し替え。

 参加者811名、初日スイス9回戦。128名が二日目進出だが、そんなものは眼中にない。18−0まで、駆け抜けて駆け抜けて駆け抜ける!!

第一回戦〜三回戦 VSbye           2−0
暇だった。3bye初めてだけどこんなに時間余るもんだったのか。

第四回戦 VS5Cエレメンタル          1−2
一戦目 後手ワンマリ、島苦花というハンドをキープして黒マナ引けず3ターン目に《概念の群れ/Horde of Notions(LRW)》が走り、そのまま負け。
In
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
Out
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
2《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
二戦目 また《概念の群れ/Horde of Notions(LRW)》通ってなんとか《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》と相打ちさせたけどリソース的に絶対負けただろと思ったが対戦相手が驚異的な土地引きを見せて《変わり谷/Mutavault(MOR)》2枚だけで殴りきる。
三戦目 後手ワンマリ、デュレスでハンド見たら薄れ馬カメコロマネキン青命令外見交換転置転置と超濃くてこっちカウンター持ってなくてカメコロ落としてもマネキンされるだけだしもう少しで撃てそうだったので青命令落としたけどカメコロに撲殺される。カメコロ落とすべきだったな・・・青命令とか所詮受動的だし、見えてたらいくらでもケアできるし・・・


第五回戦 VSキスキン           2−1
一戦目 メインから《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》出されて、苦花2枚置いてあったので《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》か《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》引ければ何とかなったけど引けずに苦花死。
In
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
Out
1《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《思案/Ponder(LRW)》
1《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
二戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》の返しで相手が後手1ターン目に《亡霊招き/Beckon Apparition(EVE)》をプレイしなかったのでライフ1点残って勝ち。
In
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《思案/Ponder(LRW)》
Out
1《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《苦花/Bitterblossom(MOR)》
三戦目 《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》プレイされない上に相手事故気味で《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》に8点くらい殴られただけであとは適当に勝ち。

第六回戦 VSフェアリー         2−0
一戦目 後手ワンマリで相手だけ苦花という絶望的な状況ながら《変わり谷/Mutavault(MOR)》や誘惑蒔き駆使して粘り、後半引いてきた《苦花/Bitterblossom(MOR)》からまくって勝ち。
In
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》して勝ち。二戦とも相手は土地ばかり引いてた。

第七回戦 VSフェアリー          2−0
一戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》で安全確認してから俺だけ苦花で勝ち。
In
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 忘れたけど勝ち。

第八回戦 VSドラン(準優勝者)     0−2
一戦目 後手4ターン目の《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》に対し、《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》撃たずにエンド前《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》から《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》で圧勝プランをとったら返しで《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》食らって圧敗。
In
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
Out
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
2《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
二戦目 相手が《薄れ馬/Wispmare(LRW)》抱えながらも次から次へと除去引いてきて攻め手がまったくなくて負け。

第九回戦 VS5Cフェアリー          2−0
一戦目 こっちだけ苦花。相手がワンマリから土地3枚で止まって圧勝。
In
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》で《苦花/Bitterblossom(MOR)》抜いてこっちだけ《苦花/Bitterblossom(MOR)》。ぶんぶんで勝ち。

 7−2は47位で初日通過。無敗のつもりだったが4回戦でいきなり負けたのはヘコんだ。ともあれ、二日目全勝でトップ8余裕でしたのプランか。


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 Today’s tune

 初音ミク「アシタ」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4079547

GP神戸?

2008年8月3日 趣味









 2日目6回戦、5−0してIDが目標だが・・・

第十回戦 VS緑赤黒ビッグマナ       1−2
一戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》2枚、《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》2枚を引かれながらもなんとか《苦花/Bitterblossom(MOR)》に《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》2枚場に出して相手のハンドに《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》あるけど2マナで《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》構えてる盤面に持っていく。返しで何も引かれなければ・・・というところで3枚目の竜巻引かれて負け。
In
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
(《肥沃な大地/Fertile Ground(LRW)》を使っていたので、バウンスをIn)
Out
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
二戦目 肥沃な大地つき土地への《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》は《耳障りな反応/Guttural Response(SHM)》されるが《苦花/Bitterblossom(MOR)》貼って待ちモードで削っていって勝ち。
三戦目 2ターン目《苦花/Bitterblossom(MOR)》の返しで《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》、返しでVividをバウンスするがアンタップイン土地から2体目の台所を出され、返しで4マナ目セットして・・・《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》持ってたのだが二戦目で見た《損ない/Unmake(EVE)》の幻影がチラついて日和って《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》プレイしてしまい、4枚目の土地置かれて《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》構えられ続けて負け。あそこは開き直って覇権を安全に着地させるプレイングじゃないといけなかった。心が弱かった。

第十一回戦 VSキスキン          2−0
一戦目 《主の後継ぎ/Cenn’s Heir(LRW)》出されてビビるも相手の土地が2枚で止まって圧勝。
In
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
2《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 土地2で止まるも相手も白マナ事故ってて《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》を生かしきれず、立ち直って攻めに回り《白粘土の教団/Order of Whiteclay(SHM)》出される頃には盤面制圧してて勝ち。

第十二回戦 VS5Cマーフォーク      2−0
一戦目 《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》出されるも相手の土地が伸びず《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》でカウンター+バウンスしてからはこっちの独壇場。そのまま押し切る。
In
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》4枚引いて安全勝ち。

第十三回戦 VSキスキン          0−2
一戦目 秘匿から《薄暮の大霊/Oversoul of Dusk(SHM)》出てきて圧敗。
In
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
Out
3《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《思案/Ponder(LRW)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
(あまりの負け方に焦って《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》抜き忘れた)
二戦目 また《薄暮の大霊/Oversoul of Dusk(SHM)》が通ってしまって、それでもワンチャンスあったのを自らプレイミスで潰して負け。ヘタクソすぎた。

第十四回戦 VSキスキン          2−0
一戦目 こっちが先手天和だったので勝ち。
In
4《魂を吹き消すもの/Soul Snuffers(EVE)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
2《苦花/Bitterblossom(MOR)》
1《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
二戦目 ぼこぼこにされる寸前の《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》が除去られず生き残って相手の5マナ目も運良くタップインで勝ち。

第十五回戦 VSフェアリー         2−1
一戦目 相手ダブマリで《変わり谷/Mutavault(MOR)》3枚置くだけで勝ち。
In
2《使い魔の策略/Familiar’s Ruse(LRW)》
1《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
1《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
1《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
Out
4《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
1《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
(変わり谷しかカード見てないけどこの環境で変わり谷4枚入れるデッキってフェアリーくらいしかないので対フェアリー用のサイド)
二戦目 ランド2枚で詰まって圧敗。
In
2《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》
Out
2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
三戦目 こっち《苦花/Bitterblossom(MOR)》2枚対相手1枚。《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》食らった返しのトップが《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で運良く《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を捌き、相手の土地は4枚で止まったままの次ターンの戦闘後に出てきた末裔も《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》でパクって勝ち。トップせこすぎた。


 というわけでGP神戸は11−4で28位、$500とプロポイント2点ゲットで幕を閉じた。

 正直調整が足りてなかったな、と思う。《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》のサイドアウト率が高すぎることからしても、あんちゃん型に近い構成に辿りつくべきだったかもしれない。プレイミスも多かった。

 それでもマジックやってて賞金もらったのは初めてなので素直に嬉しい。

 なおマハラ44位のイヤナガ59位、トモハルは初日落ちなので事前の予想は俺が見事的中させたことになる。これが言霊の力か、はたまた神に対してブラフを続ける俺を見かねた神のブラフなのか。それは誰にもわからない。

 今回の裏目標だった「フィーチャーテーブルに座る」は叶わなかったが、次こそは。

 ともあれ、あんちゃんおめでとう!!



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 Today’s tune

 初音ミク「今日も負けた!」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4048581









1《滅び/Damnation(PLC)》
3《思案/Ponder(LRW)》
3《堕落/Corrupt(SHM)》
1《糾弾/Condemn(10E)》
1《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
1《心霊破/Psionic Blast(TSB)》
1《残酷な布告/Cruel Edict(10E)》
1《解呪/Disenchant(TSB)》
1《屈辱/Mortify(GPT)》

 が届きました。でもMy Rewards見たらもう既に滅び1つ分溜まってた。期間が長かったとはいえ、随分マジックしてるなー。そろそろ自重しとくか。

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 Today’s tune

 初音ミク「コドクノオト」

http://www.nicovideo.jp/watch/nm4104003









 もうブロック構築飽きたからみんな早くエクテンやろうぜ。新環境の。全然わからないけどさ。

 まぁとりあえず親和が丸々残ってるわけで、それに対して《炎の稲妻/Firebolt(ODY)》や《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》、《ガイアの力/Gaea’s Might(PLS)》を失ったZOOはされど《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》だけで頑張るプランか?青白トロンも健在だけど面白みはないな。フェアリーあたりが楽しそう。あとストームがどうなるか。《精神の願望/Mind’s Desire(SCG)》は残ってるけど2マナ土地も《郷愁的な夢/Nostalgic Dreams(TOR)》も失って土地切り詰め型・ハートビート型どちらも弱体化。秘匿土地で火力型?発掘も当然まだ健在だけど、スタンダード当時の青黒2キル型みたいな感じになるのかな?赤バーンもありだね。ともあれ、とりあえずコンボ系統のスピードと耐久性テストから入るだろうな。

 ん?スタンダード?どうせみんな赤単でしょ。ハイハイわろすわろす。

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 Today’s tune

 初音ミク「ニジイロ*アドベンチュア」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3336702








 GP神戸も終わり、PTQベルリンシーズンもあとわずか。

 この環境のブロック構築がそれほど面白いとは思わないけれど、GPも含め結果的にかなり練習した環境になっているのは確か。そしてフェアリー最強という結論に揺るぎなし。他デッキ使用者のサイドボーディングとマリガン判断を不自然に歪める可能性がある時点で、ドレッジ同様メタられても使う価値のあるデッキと判断し、環境の総決算として、ラスト数回のPTQに赴くのであった。

 さて今回のフェアリーは、あんちゃんのGP神戸優勝デッキの75枚完コピである。MTG好きの読者諸君にはもはや見飽きた形だろうが、念のためレシピも載せておく。

 『ライオン』
4《苦花/Bitterblossom(MOR)》
3《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
4《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
2《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
4《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
3《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
4《変わり谷/Mutavault(MOR)》
4《沈んだ廃墟/Sunken Ruins(SHM)》
4《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》
7《島/Island(SHM)》
5《沼/Swamp(SHM)》
1《鮮烈な小川/Vivid Creek(LRW)》

4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
4《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》

 完コピに勝手にデッキ名とかつけるのはいかがなものかという意見もあろうが、デッキ名本来の役割としてのアイデンティティ主張というよりは、今日の意気込み的な、いわゆる願掛けだと思ってもらいたい。PTQデッキ登録時点で俺の中での『早くカラオケで歌いたい曲ランキング第1位』がこれだっただけの話である。

 それはともかく、完コピである。説明不要。つまらない。「完コピだよ」「あっそう」何らの斬新な試みもなく、ただそこに偉大なる影がついてまわるだけ。しかし、果たして責められるべきことがあるのであろうか?

 確かに7/21のGPTでれいのキスキンを完コピして使った時は、調整不足故に手っ取り早く完成度の高いレシピを使いたかったという矛盾した完コピの使われ方があった。デッキの動きもよく理解せずに徒に客観的な完成度だけ上げても使いこなせるはずもない。

 だが今の俺なら。フェアリーを駆りGP28位というある程度の戦績を残したこの段階における完コピというのは、そういった完コピと意味が180度違う。それは認めること。受け容れることだ。《思案/Ponder(LRW)》1枚差して電波とか喜んでるアホと、まったくもって自然に《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》全抜きというスマートな出し抜きをやってのけたあんちゃんとの間に立ちはだかる格の違いを。これほどまでに事前の調整具合に差があったのだと体で理解するためには、遅きに失することを承知した上で、GP時点であんちゃんの持っていた視座を獲得する必要がある。

 そこに至っての完コピである。それには何らの消極的意味も含まれない。このデッキでプレイング完璧だったら絶対勝てる、そういう確信を持って臨む。完コピで最強だから完コピなのだ。むしろこれを1枚でも弄ったらが弱くなる。

 魂に誠実であるために

 時にはそういったある種の潔さが必要で、「俺だったら砕けた野望は必要だと思うから入れるけど」という人がいたとしても、ちゃんと抜いて使ってみた上でしか言う資格はないのだ。そろそろ日本語を喋れ。だって完コピだから妄想しか話すことないんだもん。

 マナベースくらいは弄ってもよさそうなものだったが、サイドからのジェイスと静月騎兵を両立させている驚異のバランスを崩すのが怖かったのでやっぱりそのままである。

 さらに、前日夜にノホシ君に呼び出されて徹カラして1時間半しか寝ていない状況。客観的には「睡眠不足+完コピ」完全な死亡フラグである。

 だが「デッキと一緒に寝て相性を高める」どころか、「デッキと一緒に歌って一心同体となる」領域に達した俺にもはや敵はない。

 参加者88名、スイスドロー7回戦。5−1−1がボーダーだろうが、関係ないな。完全圧勝まで駆け抜ける!!

第一回戦 VSフェアリー(DPSさん)      2−0
一戦目 相手先手でこちらは《苦花/Bitterblossom(MOR)》出さず。相手が土地3枚で詰まって、エンド前に出してくる《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》を2回除去り、4T目に苦花を着地させる。やがて相手も4枚目の土地を引き、《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》からこちらの《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》を《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》してまくろうとしてくるが、返しの《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》素出しでクロックを維持。こちらが《変わり谷/Mutavault(MOR)》3枚引いていたのもあってそのまま押し切る。
In
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》
Out
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
2《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
二戦目 相手ワンマリ、こちらダブマリ。2Tエンドの《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》を出てから相手の呪文詰まり+《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》でうまく捌かれるが返し3ターン目メインに《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》撃って《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》抜いたら相手の手札が《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》と土地だけになって、相手エンドに動いて覇権を安全にプレイさせ、返しで《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》を通して相手が土地引いてる間に起動しまくってライブラリアウト勝ち。もうちょっと相手の引きが良かったら負けてた。ウーナ起動祭りよりジェイスも出してアドバンテージ差広げにいくのが正解。あともうちょい殴っても良かったかも。

第二回戦 VS親和エルフ           2−0
一戦目 後手で《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》に殴られる日々。運良く《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》2枚引いてて1枚目を2体目のレン地に使い《樹皮殻の祝福/Barkshell Blessing(SHM)》された後、1体目への《三人組の狩り/Hunting Triad(MOR)》補強をかわせたので勝ち。
In
3《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
Out
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
二戦目 相手ワンマリに対し《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》スタート。《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》出されるも《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》して2体目を引かれる前に撲殺。

第三回戦 VS5Cエレメンタル(浅原晃さん)  2−0
一戦目 お互いワンマリでこっちは《苦花/Bitterblossom(MOR)》あるけど土地2枚で青マナ出ない、相手は初手よかったけど《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》2発食らって《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》くらいしか持ってないという締まらない盤面。マネキンされた《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》に殴られつつもなんとか耐えて4マナ揃え、延々と土地を引き続ける相手を尻目に《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》で撲殺。
In
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
Out
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
3《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》
二戦目 ぶん回って勝ち。

第四回戦 VSキスキン         2−1
一戦目 先手、土地4転置呪文詰まり末裔でスタートしてドローが4枚土地でトークン3体から《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》出されてgg。
In
4《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
Out
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
3《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
2《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
二戦目 圧勝した。
三戦目 相手に除去引かれてなくて《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》をコンバットで使って勝ち。

第五回戦 VS青白コントロール(SUKEさん)  0−2
一戦目 先手ワンマリから《苦花/Bitterblossom(MOR)》スタートだが《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》が通った上に《羽毛覆い/Plumeveil(SHM)》で若干シャクられ、さらに《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》で末裔パクられて色々ひどいことになって負け。
In
4《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》
Out
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
2《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
二戦目 ワンマリから沼苦花騎兵呪文詰まり転置転置を意を決してキープ。ドローが島で3ターン目熟考想起は通すも4ターン目騎兵を呪文詰まりし、5ターン目誘惑蒔きは転置して返しで2枚手札に来ていた騎兵を1体盤面に追加して誘惑されても転置あるしいける!と思ったら白命令で全部吹っ飛んで負け。ちょっと調子乗った。

第六回戦 VS5C《苦花/Bitterblossom(MOR)》Toast 2−1
カバレッジもあるよ→
http://pwc.jugem.jp/
一戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》持ってたのに《苦花/Bitterblossom(MOR)》先に張って《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》される天才プレイングがありつつ、相手が土地ばっか引いてたので懲りずにドロー1枚が都合のいいカード前提の覇権プレイを通してそのまま押し切る。
In
3《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(LRW)》
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
Out
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
二戦目 一戦目で見ていた《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》ケアしない3ターン目の超アグロ《変わり谷/Mutavault(MOR)》アタックをヴェンディリオンで相打ち取られた挙句ハンドが土地とでかウーナだけになるが思考囲いで青命令抜いて次ターンでかウーナを通そうとする。がきっちり《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》引かれてカウンターされ、続くジェイスも《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》されてあとは合計15枚土地を引き続けて負け。
In
3《やっかい児/Pestermite(LRW)》
3《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
Out
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
(《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》も《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》も見なかったので入ってないプレイング)
三戦目 相手の土地が永遠に4で止まってたので勝ち。

第七回戦 VSフェアリー(るー)      ID
オポの低いるーには危険な賭けだったが、下当たりが大量発生して強制ガチ卓が多そうだったのでIDを選択。

 5−1−1で4位抜け。トップ8は

1:5Cトモハル型エレメンタル(マエモンド)
2:青白コントロール(SUKEさん)
3:キスキン(樽さん)
4:フェアリー(俺)
5:キスキン(R4の相手)
6:フェアリー(おデブ)
7:GB暗殺者(なかちかさん)
8:フェアリー(るー)

 だったかな?

準々決勝 VSキスキン(R4の相手)     2−1
一戦目 後手ワンマリ、土地4誘惑蒔き覇権・・・2マナ除去さえ引ければワンチャンスというハンドをキープ。で重鎮→皺→皺でこっち何も引けず開始2分で負け。
In
4《静月の騎兵/Stillmoon Cavalier(EVE)》
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
二戦目 ワンマリ、人里人里コショウコショウ誘惑思考囲いでキープ。コショウ見せての囲いで勇丸落とし、相手がコショウケアして《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》出さないでエンド。こちらのドローが変わり谷で相手2T目のメドウグレインを3T目にコショウキャントリップ×2で殺すことに成功し、返しの大立者+《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》のさらに返しで《苦花/Bitterblossom(MOR)》+《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》という完璧な動き。それでゲームの流れをつかんで勝ち。
三戦目 相手ワンマリ、セット平地でエンド。こちら1T目《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》で平地平地民兵団行列行列から行列1枚抜く。相手はメドウグレイン引いて出してゴー、こちらはこれをすぐに除去。トークン3体出るが秘匿はないのでスルーしてエンドに末裔、これはすぐに《損ない/Unmake(EVE)》される。4T目メインで変わり谷起動しつつの《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》でトークン1体処理と1ドロー。返しの相手5T目のアタックで2点食らってライフ13。こちら5T目、場には変わり谷含む土地5枚、手札には誘惑蒔きと覇権。ここでエンドしてアップキープに動かず、相手の手札にわからないカードが2枚ある状況でトークン2体アタックのコンバットに変わり谷起動して覇権をプレイ、これが通ってトークンは1体になりライフ12、返しでメインに末裔プレイして5点アタック。その返しでアジャニ出されて警戒2点アタック食らうもここで誘惑蒔きをプレイして圧勝。

準決勝 VS5Cトモハル型エレメンタル(マエモンド)2−1
一戦目 先手ワンマリ、マナクリを転置して熟考想起のエンドに《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》。で4T目メイン、4枚目の土地が置けず思考囲いで思考囲いマネキンマネキン転置概念カメコロVividというハンドから《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》落として返しの思考囲いで転置覇権覇権という3枚から2枚目の覇権を抜かれ、Vividセットゴーの相手。5ターン目メイン、《変わり谷/Mutavault(MOR)》を引いての開き直ったアップキープ覇権が通り、谷と合わせてアグロに6点殴りにいく。相手のハンドが強すぎて長期戦になったら100%負けるからだ。手札には転置だけ。返しで概念が通り、ドロー土地で4点入れて相手ライフ6。こちらのアップキープに概念が熟考を釣り、2マナ立っている状況。盤面に殴り値6点、ドローは・・・《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》!!で2枚目の転置持たれてなくてオールタップで勝ち。
In
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
4《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》
Out
2《叫び大口/Shriekmaw(LRW)》
4《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
2《妖精の女王、ウーナ/Oona, Queen of the Fae(SHM)》
二戦目 《やっかい児/Pestermite(LRW)》からアグロに動くことで一戦目同様ダメージレース決着を目論むも《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》→《概念の群れ/Horde of Notions(LRW)》と動かれて《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》で誤魔化すもドローが土地ばっかで負け。
三戦目 相手がプレイングミスして勝ち。

決勝 VSGB暗殺者(なかちかさん)     2−1
カバレッジも(ry→
http://pwc.jugem.jp/
一戦目 先手土地3苦花覇権青命令みたいなハンドでキープ。3T目に2枚目の苦花も貼り、無事4枚目の土地も引けて覇権から青命令構えて圧勝。ぶんぶんすぎた。
In
4《夢への委託/Consign to Dream(SHM)》
Out
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
1《やっかい児/Pestermite(LRW)》
2《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
(末裔全抜きでよかった)
二戦目 抜き損ねた末裔を2枚とも引いて、さらに相手のドロー1枚が都合のいいカード前提の覇権プレイでしっかり《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》引かれててプラン全崩壊して負け。都合のいいプレイングも強者には通用しなかった。
In
1《やっかい児/Pestermite(LRW)》
1《呪文づまりのスプライト/Spellstutter Sprite(LRW)》
Out
2《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》
(慌てて修正)
三戦目 土地2思考囲い呪文詰まり誘惑覇権青命令みたいなハンドを長考してキープ。相手ダブマリで思考囲いしたら土地3とレン地と叫び大口。レン地抜いて2T目エンドに呪文詰まり出してしまう素人以下のプレイングミスがありつつも、2T目ドローが青命令ながら3T目ドローが苦花でどうにか覇権への下準備が出来る。その後2連続で土地を引き入れ、アップキープ覇権から青命令2発撃ちこんで勝ち。

 というわけで幸運にもPTベルリンの権利+航空券を獲得しました。4度目となるPT出場ですが、アメリカ以外に行くのは初めてなので楽しんで+頑張ってきます。


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 Today’s tune

 初音ミク「ジェイコブズ・ラダー」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4107374









 日曜のPWCチーム戦の3人目を募集します。

 俺とゆうやんは残りを適当に使って組むのでどんなデッキでも自由に組んで構いません。

 我こそはという方は(いたら既に他のチームに入ってると思うけど)コメントつけてください。

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 Today’s tune

 初音ミク「逆さまレインボー」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4218005

PWC-165th-

2008年8月24日 趣味








 出る気はあまりなかったのだが、ゆうやんに誘われて3人目の募集をかけたところ、さくらくが釣れて即席チーム結成。

 二人のデッキ希望が、

ゆうやん:青白ヒバリ(変わり谷4枚搭載)
さくらく:赤単(運命の大立者4枚搭載)

 だったため、俺はその残りを使ってキスキンを組むことに。なんでだよ。組めないだろ。

 ・・・と思った方はまだまだ甘い。そんな値段の高いカード使わなくてもキスキンは組めるのだ。現に俺が今考える脳内最強のキスキンのレシピには、大立者はともかく変わり谷はメインに入っていない。とくれば、大立者が使えないだけなのだから代わりにタッパーでも突っ込んでおけば無問題。ほーら、完成だ!

 『MIYAKO』
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
3《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》
4《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》
4《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
2《損ない/Unmake(EVE)》
3《補強/Fortify(TSP)》
17《平地/Plains(SHM)》
1《地平線の梢/Horizon Canopy(FUT)》
4《ひなびた小村/Rustic Clachan(MOR)》
2《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》

4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
1《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》
4《太陽の槍/Sunlance(PLC)》

 キスキンという選択にはチーム戦における戦略というものも多分に含まれている。パーツ被りが少なくてしかも強い赤単は、ほぼ全てのチームに一人はいるだろう(と推測される)から、実はフィールドの3分の1は赤単なのだ。

 そしてキスキンは赤単に強い。いや世間での評価はどうか知らないが、個人的には有利だと思っている。相手にも《血騎士/Blood Knight(PLC)》はいるが、こちらには《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》とメインからプロテク赤が8枚。サイド後もそれらに《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》をつけるだけで圧倒的有利。サイドに《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》がとられていると苦しいのは事実だが、今のスタンダードのメタゲームでは硫黄の精霊をとっているのはどちらかというと少数派になるのではないか。そんな風に(都合のいいように)推理を進めていけば、キスキン無双という結論が出る。

 と思いきや赤単以外のデッキに対してはカードパワーもクロックも低すぎてかなりクソデッキだったりするので、《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》をメインに4枚搭載してシャクるプラン。なおイーブンタイド以前までメイン最強除去だった《太陽の槍/Sunlance(PLC)》は《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》の台頭によりサイドに落ちることになった。《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》、《血騎士/Blood Knight(PLC)》と普通に除去れない生物がメタゲーム上に増えてきたこともその一因である。

 ていうか海外とかで流行っている《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》無双型にしないのかというツッコミが入りそうだが、《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》はさすがにカードとして弱すぎるし、《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》や《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》はハンドに溜まって不快になるしで良い所が見つからなかった。そもそもブロック構築のコントロール然としたキスキンと違って、スタンダードではハンドを使いきって勝つ純ビートダウンとしてのポジションが実は空いていて、そこに収まった方が座りがいいのである。という妄想。まぁ《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》のためのマナを残すには重いカードなんて1枚たりとも使ってらんねーってわけだ。

 ブロック構築では猛威を奮ったが、スタンダード、特に日本におけるそれにおいてはまだまだメタの一角を形成しているとは言い難いキスキン。しかし今日俺が歴史に名を刻み、いずれは脚光を浴びせてみせる!(と言いつつ流行ったら困るけど

 チーム名:MARUTA
A:まつがん(白単キスキン)
B:ゆうやん(青白ヒバリ)
C:さくらく(赤単バーン)

 参加者105名は35チーム、スイスドロー6回戦。18−0まで、魂を燃やし続ける!

第一回戦 VS赤単バーン          2−1
A:赤単バーン
B:フェアリー
C:ガルガヒバリ
一戦目 こちら先手。《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》スタートの相手に対し、秘匿セットから2ターン目に動かず《血騎士/Blood Knight(PLC)》を《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》する立ち上がり。しかし土地を多めに引いてダメージレースできず、相手の大立者祭りを捌ききれずに負け。
In
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
Out
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
3《補強/Fortify(TSP)》
二戦目 《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》が除去られた返しに《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》に《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》が着地する。さらに《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》も追加して相手の大立者とダメージレースするとたまらずメインフェイズに《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》が飛んできて、後続を展開して勝ち。
三戦目 お互いワンマリ。相手が土地2枚で止まって《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》に《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》がつき、おそらく1点差をしのぎきって勝ち。

 ゆうやん引き分けのさくらく勝ちでチーム勝ち。1−0−0

第二回戦 VS赤単バーン         2−0
A:赤単バーン
B:緑黒ビッグマナ
C:フェアリー
一戦目 こちら先手。相手は《ぼろ布食いの偏執狂/Tattermunge Maniac(SHM)》スタートから《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》+《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》と展開するぶんぶんだが大立者が《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》と相打った後都合のいいタイミングで《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》を引き込み、《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》を追加して盤面が圧倒的有利になって勝ち。
In
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
Out
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
3《補強/Fortify(TSP)》
二戦目 《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》×2から展開した《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》に《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》がついて勝ち。

 ゆうやん・さくらくともに勝ってチーム勝ち。2−0−0

第三回戦 VS緑黒エルフ        2−1
A:緑黒エルフ
B:赤単バーン
C:ガルガヒバリ
一戦目 後手ワンマリで《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》を有効活用するプレイングをするも初手に1枚だった《補強/Fortify(TSP)》を3枚引いてしまい、相手が十分量のスペルを引いていて《不敬の命令/Profane Command(LRW)》で普通にシャクられて負け。
In
4《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
Out
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
3《補強/Fortify(TSP)》
1《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
二戦目 《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》の後押しを受けた《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》で削り、《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》も追加して《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》見せずに勝ち。
三戦目 メドウグレインにグリフィンついて相手が除去引いてなくて勝ち。

 ゆうやん負け、さくらく引き分けでチームは引き分け。2−0−1

第四回戦 VS赤緑スライ         2−0
A:赤緑スライ
B:フェアリー
C:キスキン
一戦目 後手。1体目の《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang(SHM)》を《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》して、2体目を《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》で止め、《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》で削って勝ち。
In
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
2《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
4《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
Out
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
3《補強/Fortify(TSP)》
2《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
1《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》
二戦目 《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》2枚引いて《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》と《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》トークンに+1/+1カウンター乗せまくって勝ち。

 ゆうやん・さくらく勝ってチーム勝ち。3−0−1

第五回戦 VS青白ヒバリ(優勝チーム)    0−2
A:青白ヒバリ
B:赤単バーン
C:ハンマータイム
一戦目 こちら先手。《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》を《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》してライフ6まで押すがあと一歩カードの引きが足りなくてどう計算しても3点しか削れず、ターンを返さざるをえなくて《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》とか出てきて負け。
In
なし
Out
なし
二戦目 《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》→《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》+《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》の返しで《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart(CSP)》置かれるがマナタイス持ってなくて《補強/Fortify(TSP)》は持ってたので開き直って3ターン目は《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》で全展開したら後手3ターン目に《神の怒り/Wrath of God(10E)》撃たれてgg。まぁしょうがない。

 ゆうやん引き分け、さくらく負けでチーム負け。3−1−1

第六回戦 VS青白ヒバリ        1−2
A:青白ヒバリ
B:赤単バーン
C:緑黒エルフ
一戦目 ほぼ何もさせずに勝ち。
In
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
2《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
Out
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
1《補強/Fortify(TSP)》
2《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
二戦目 お互いワンマリ。相手はマナベースこそしっかりしてるものの《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》2枚引いてるとかでヌル引いてる・・・がこちらも後手で土地は秘匿のみで始めて8枚くらい引いたけど2枚目の秘匿しか土地を引けず、その後ようやく土地が引けて展開しだすも《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》に殴られたりでライフが危険域で相手も手札充実しだしてて負け。
In
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
1《補強/Fortify(TSP)》
2《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
Out
3《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
2《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
三戦目 重鎮→メドウグレインスタートのこちらに対し、相手はノーマリで《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》→《島/Island(SHM)》と置いてターンを返す。こちらのハンドは初手から土地しか引いてなくて土地3枚と《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》と《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》があって、長考した後一戦目も二戦目もカウンター見てなかったから開き直りプレイングで皺プレイして《ルーンのほつれ/Rune Snag(CSP)》されて返し《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》想起からマナタイスケアで4ターン目にラスは飛んでこないも5ターン目ラスから巻き返せずに負け。正しいプレイングをしても《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》引けてない以上おそらくは負けていたけど、後手で2マナなしはキープしないんだから見てなくてもケアすべき。エイヴンラスでキープもありうるとかレアケースを考えたのはゆとりだった。

 ゆうやん、さくらく負けでチーム負け。3−2−1

 というわけで個人4−2のチーム3−2−1でした。ゆうやんは2−2−2、さくらくは3−2−1。みんな平凡すぎる。

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 Today’s tune

 初音ミク「絶対恋なんてしない」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4247792








 新エキスパンション、アラーラを加えたエクテン環境で10月末〜11月初頭に開催されるプロツアーベルリン。

 しかしアラーラが入るまでにある程度の地盤を固めておく必要があるのは言うまでもない。今まで使えていたINV-ODYブロックと7thが落ちて、ONSブロックと8th以降という新しいカードプール。今のうちにどのようなアーキタイプが成立しうるのかだけでも理解しておかねばならない。

 さて、この新環境エクテンのスタート地点となるデッキといえば・・・そう、親和である。

 『Fatal Affinity』
4《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(10E)》
4《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
4《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》
4《エイトグ/Atog(MRD)》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
4《物読み/Thoughtcast(MRD)》
4《致命的な激情/Fatal Frenzy(PLC)》
4《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
2《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
2《真鍮の都/City of Brass(8ED)》

4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
4《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》
4《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》
3《真髄の針/Pithing Needle(10E)》

 最速3キル普通に4キルという驚異の速度は、その核となるのがミラディンブロックであるからして未だ健在で、発掘デッキがそのパーツのほとんどを失って再起不能に近い今、再びメタデッキの筆頭に上がってくるのは間違いない。

 とはいえ、それが当然に予想されるとしたらメインに《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(SOK)》が積まれることも考えられる。

 『Dark ZOO』
4《密林の猿人/Kird Ape(9ED)》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》
3《今田家の猟犬、勇丸/Isamaru, Hound of Konda(CHK)》
1《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(SOK)》
4《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
4《タール火/Tarfire(LRW)》
4《部族の炎/Tribal Flames(TSB)》
4《燻し/Smother(ONS)》
3《溶鉄の雨/Molten Rain(MRD)》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
3《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》
2《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
2《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(ONS)》
3《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(RAV)》
1《血の墓所/Blood Crypt(DIS)》
1《寺院の庭/Temple Garden(RAV)》
1《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
1《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GPT)》
1《神無き祭殿/Godless Shrine(GPT)》
1《草むした墓/Overgrown Tomb(RAV)》
1《山/Mountain(SHM)》

3《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》
3《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》

 となれば親和側も最速キルばかりに気をとられていられない。同型の存在も考えれば、緑を足しての《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》型が安定か。

 『Tarmo Affinity』
3《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(10E)》
4《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
4《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum(LRW)》
2《彩色の星/Chromatic Star(10E)》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
4《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》
4《物読み/Thoughtcast(MRD)》
4《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
2《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
2《空僻地/Glimmervoid(MRD)》

(タルモ出ねぇwww)
4《伝承の樹/Tree of Tales(MRD)》
1《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
2《空僻地/Glimmervoid(MRD)》

4《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》
3《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge(TSP)》

 メインのカタキを想定するなら親和を使う意味がないので対策はサイド後からになるが、やはりカタキ1枚通したら負けというのは対応させる側に回っているにしても打たれ弱すぎる気がする。フェッチランド−ギルドランドという強力マナベースラインがある環境では、極端な話どんなデッキにもタッチカタキが可能なのだから、サイド後はあらゆるマッチに不利がつく・・・とはいかないまでも、運ゲーに過ぎるのではないか。

 それでもメインで発掘ほどの勝率が期待できるならまだ使う価値があるのだが、残念ながらこのデッキの存在を前提とすればそこまで圧倒的な速度というわけでもない。他のデッキの構成とサイドボードを大幅に制限するという意味で、親和というデッキの存在が大きいのは確かだが、現状自分で使うにはリスクが高いと言わざるをえない。アラーラでより魅力的なコンセプトが提示されれば、あるいは・・・

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 Today’s tune

 初音ミク「Last Night, Good Night」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4141643








 親和がやばいやばい言ってるけど、冷静に考えて最速2キル基本ターン3の発掘が消えて残ったのはどれも最速3キル基本ターン4(《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》絡みとか)のデッキばっかなのでそんなに突出してるわけでもなかった。むしろ銀破壊の重要性が増してサイドの枚数割かれ具合が多くなって乙かもしれない。

 そうして基本ターン4のデッキばっか残ったら、やっぱ青白トロンは強いよなぁ。

 『UW Tron』
2《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》
2《正義の命令/Decree of Justice(SCG)》
3《けちな贈り物/Gifts Ungiven(CHK)》
4《卑下/Condescend(5DN)》
4《差し戻し/Remand(RAV)》
3《神の怒り/Wrath of God(10E)》
2《精神隷属器/Mindslaver(MRD)》
1《世界のるつぼ/Crucible of Worlds(10E)》
1《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
3《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
4《アゾリウスの印鑑/Azorius Signet(DIS)》
2《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain(DIS)》
3《秘教の門/Mystic Gate(SHM)》
4《トレイリア西部/Tolaria West(FUT)》
4《ウルザの塔/Urza’s Tower(9ED)》
4《ウルザの魔力炉/Urza’s Power Plant(9ED)》
4《ウルザの鉱山/Urza’s Mine(9ED)》

3《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》
3《赤の防御円/Circle of Protection: Red(9ED)》
3《不忠の糸/Threads of Disloyalty(BOK)》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》
3《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》

 まぁ自分で使う気はしないけれど。

 GenCon Legacy ChampionshipでTop8に入った親和エルフにも要注目。《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger(VIS)》《スカイシュラウドの精鋭/Skyshroud Elite(EXO)》《森の伝書使/Sylvan Messenger(APC)》《ガイアの揺籃の地/Gaea’s Cradle(USG)》などはないが、《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote(SCG)》などレギオンとローウィンの部族コンセプトを生かしたハイブリッドが考えられる。ただ《対立/Opposition(7ED)》を失ったのが痛手か。

 『Elf Affinity』
2《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(LRW)》
1《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》
1《三人組の狩り/Hunting Triad(MOR)》
1《鉤爪の統率者/Caller of the Claw(LGN)》
4《傲慢な完全者/Imperious Perfect(LRW)》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》
4《狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman(MOR)》
4《レンの地の克服者/Wren’s Run Vanquisher(LRW)》
4《血統のシャーマン/Bloodline Shaman(ONS)》
3《ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald(ONS)》
4《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(10E)》
4《イラクサの衛兵/Nettle Sentinel(EVE)》
2《ボリアルのドルイド/Boreal Druid(CSP)》
4《遺産のドルイド/Heritage Druid(MOR)》
1《樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers(ONS)》
3《ワイアウッドの共生虫/Wirewood Symbiote(SCG)》
4《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》
4《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
9《森/Forest(SHM)》

4《梅澤の十手/Umezawa’s Jitte(BOK)》
4《クローサの掌握/Krosan Grip(TSP)》
4《真髄の針/Pithing Needle(10E)》
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt(TSB)》

 さすがに悠長な感じはするか・・・

 4キルでいいならドラゴンストームだってある。《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》と《魔力変/Manamorphose(SHM)》の共演だなんて夢のようだ。

 『Dragonstorm』
4《ドラゴンの嵐/Dragonstorm(TSB)》
4《ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite(TSP)》
1《狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragon(RAV)》
4《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
4《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
3《欠片の飛来/Shard Volley(MOR)》
4《魔力変/Manamorphose(SHM)》
4《炎の儀式/Rite of Flame(CSP)》
4《煮えたぎる歌/Seething Song(MRD)》
4《睡蓮の花/Lotus Bloom(TSP)》
4《背骨岩の小山/Spinerock Knoll(LRW)》
3《溶鉄の金屑場/Molten Slagheap(TSP)》
3《菌類の到達地/Fungal Reaches(TSP)》
10《山/Mountain(SHM)》

4《血染めの月/Blood Moon(9ED)》
4《破壊放題/Shattering Spree(GPT)》
3《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》
4《紅蓮地獄/Pyroclasm(10E)》

 強い「儀式」が多すぎてうまいことバーンとの二本槍になりそうもないな・・・巣穴サイドでぶどう弾ストームの方がいいか。でも火力のスペースなくて7点があんまり飛ばなそう・・・

 あとは《精神の願望/Mind’s Desire(SCG)》型も作ってみなきゃな。

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 Today’s tune

 初音ミク「ペヤングだばあ」

http://www.nicovideo.jp/watch/nm4384528








 Running through

 第○×章  越えるべき壁

           1
 目覚ましの音に跳ね起きて、いつもより遠い場所に置いた目覚まし時計のスイッチを切る。パソコンを立ち上げつつ、やっぱりもうちょっとだけ寝ようかなと睡魔の誘惑に駆られたところで、そういえば今日はPWCだったな、と思い直して、まつがんはデッキケースを手に取った。
 シルバーバレット
 『銀弾キスキン』・・・今回まつがんが魂を預けるべき相棒として選んだそれは、来る日本選手権オープン予選のために調整を重ね続けていたものだ。もっとも調整といっても名ばかりで、一人で仮想の敵相手に黙々と、これでもかとダメージを刻み続けるいわゆる『一人回し』を数え切れない回数こなしたというだけの話。完成度に不安がないと言えば嘘になる。そこで、たまには対人戦もこなして『魂』を磨き続けることが勝利の秘訣と信じて疑わないまつがんは、草の根随一のレベルの高い大会であるPWCを利用して、『魂』を磨くと同時にデッキのプレイテストも兼ねるという一石二鳥の作戦を思いついたのだった。

 「勝てるといいけど・・・いや、勝てる」

 そう言いつつデッキケースを開けてデッキを取り出し、シャッフルする。7枚の初手はいつもと同様、可もなく不可もなくといったところであったが、妄想によって4ターン棒立ちの対戦相手をタコ殴りにしたまつがんは、せっかく夜のうちに充填された気合のような物質がデッキから発散するのを恐れるかのように『一人回し』を一回でやめることにした。

 「ひだまりスケッチ×365の9話を見てから行くか」

 寝起きのアニメタイム。この瞬間こそまつがんにとっての至福であった。嫁である宮子を堪能した濃密な30分が過ぎ、テンションゲージもMAX。上機嫌でシャワーへと向かう。

 「ほ〜しを〜まわ〜せ、せかいのまん〜なかで〜・・・♪」

 カラオケボックスと化した風呂場の中でまつがんは、今日倒すべきライバルたち・・・あるいは彼らの使ってくる様々なデッキ・・・のことを考えた。だが、いずれにせよ全部に勝つ。そして優勝するのだ。弱気な考えは要らない。誰であろうと何であろうと、銀弾キスキンで屠る。何度も辿りついた結論であるが、その妥当性を確かめるかのように、まつがんはサビの高音を苦にもせず伸びやかに歌いきった。

 すっきりした後はお気に入りの服を着て、パソコンの電源を切り、珍しくまだ寝ている同居人を起こすのもなんだから、と朝ごはんを食べずに家を出る。ipod shuffleから先ほど歌っていた曲が流れているのを聴きながら、まつがんは駅までの道のりを逸るように歩いていった。

           2
 まつがんが会場に着くと、まだ時間が早めらしく人はまばらだった。受付を済ませ、購入したホビステスリーブとデッキ登録用紙を受け取ると、周りに人がいない場所を探して会場前方の席に着いた。誰に見られるというわけでもないのに、カードを裏向きにしつつスリーブを詰め替える。レジスタンスたるまつがんの習性であった。

 しばらくすると、ロキが挨拶しつつ近づいてきてまつがんの向かいの席に座り、言う。

 「ペヤングが耳から離れません」

 「ああ、ペヤングね。あれは確かにヤバイ」

 相槌を打ち、数少ない初音ミク曲の理解者である彼のために、まつがんが先日購入した『Re:Package』を貸してあげる旨を伝えると、ロキは大いに喜んだ様子で礼を言った。

 他にも集まってきた参加者たちの雑談の相手もそこそこにデッキリストを書き上げ、眺める。脳内では十分に検討したつもりだが、まだ満足していなかった。否、満足とは結果を出した先にだけあるのかもしれない。そう考えながらメインボード60枚、サイドボード15枚の確認を終え、よし、と小さく頷いた。

 『Silver Bullet Kithkin』
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
3《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》
4《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》
4《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》
1《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
1《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
1《補強/Fortify(TSP)》
1《損ない/Unmake(EVE)》
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
17《平地/Plains(SHM)》
4《ひなびた小村/Rustic Clachan(MOR)》
2《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》
1《地平線の梢/Horizon Canopy(FUT)》

4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
4《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
2《解呪/Disenchant(TSB)》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》

 多くの主要パーツが4枚差しなのに対し、スペル部分後半から始まる1、1、1の嵐。まつがんが銀弾と呼ぶそれは、はじめはちょっとした気紛れだった。今では戦術であり、アイデンティティですらあるのかもしれない。縦のラインとか横のラインとかいう名状し難い理論に裏打ちされた、まつがんがおよそ合理的なデッキ構築というものを放棄した証であった。

 であるからして、今回のこの構成をまつがん自身説明する術を持たなかった。それどころか、これは説明できるようなものであってはならないという風にさえ思える。非合理的な構築で何らかの非合理的な力が生まれるとするならば、そのメカニズムが説明できるはずがない。そう思いつつもまつがんは、そのこと自体が抱える矛盾には気づかないふりをした。

 とりとめもない思考から脱すると、ちょっと騒がしくなってきたので、席を立って会場後方に歩き出す。すると端っこの方にやまけんを見つけて、そちらに向かった。

 「お、遊ぼうよ」

 まつがんを見るなりそう言って、やまけんはデッキを取り出した。断る理由もなく反対側の席に座り、じゃんけんで先手後手を決める。やまけんのデッキはフェアリーで、日本選手権本戦のために実験的に色々なパーツを試しているらしい。今日は《神秘の指導/Mystical Teachings(TSP)》を入れているようだが、最近スタンダードで流行っている赤単を相手にそのカードがどれだけの重みになるのか、もはや時間をかけて説得するのもまつがんには馬鹿らしく思えたので、一通りなじって、しかしデュエルではぼこぼこにしたりされたりしていた。

 キスキン側が勝つ時は超圧倒的に勝つためにゲームにならない。フェアリー側が勝つ時はまだマシだが、まつがんのようなデッキ構成では一度不利になったら巻き返せないので、いずれにせよ展開が一方的になりすぎた。互いの飽きた空気を察したのか、

 「そろそろペアリング発表されるかもよ」

 とやまけんが言ってフリーゲームはお開きになり、二人とも席を立って、そろそろペアリングが張り出されるであろうホワイトボード付近へと足を向けた。

 やまけんがどっかに行って、ホワイトボードの前でペアリング発表を待っているまつがんを目に留めて、KAKAOが話しかけてきた。

 「よぉ、まつがん」

 「よぅ、KAKAOじゃないか。割符は持ってきたのか?」

 「割符って何だよw」

 と怪訝な顔をしていたが、すぐに何だか思い当たったのか、鞄の中から一冊の本を出してまつがんに見せた。

 「・・・どうやら本物のKAKAOのようだな」

 「本物ってw まぁまつがんも持ってくると信じてたけどw」

 とまつがんの取り出した全く同じタイトルの本を見ながら言う。

 『"文学少女"と神に臨む作家<ロマンシエ>(下)』は今日発売のライトノベルで、『文学少女』シリーズの最終巻にあたる。フライングでゲットしていた二人は既に読み終わったのか互いに遠慮なく感想などを言い合った。

 「ていうか俺もう四周したんだけど」

 「ていうかななせやばくね?」

 その有様を客観的に表現すると『キモイ』の一言であったが、そのやりとりもペアリングが発表されたことで強制終了した。

           3
 「一回戦目の相手は・・・知らない人か」

 席につき、相手が来たところで名前を確認してよろしくお願いしますと挨拶する。ダイスロールでまつがんは後手となった。マリガンチェックで互いにマリガンなしというところまで確認して、開始の合図を待つ。

 主催者であるナカジマさんの挨拶が入り、参加人数が117名、スイスドロー7回戦が告げられる。

 「117人か・・・多いな」

 思わず漏れた誰かの呟きに密かに同意しつつ、まつがんは初手のハンドを確認した。重鎮スタートの申し分ないハンド。あとは相手のデッキ次第だが・・・

 「それでは一回戦目、始めてください!」

※残念ですがこのままでは真剣に日記が書き終わらないので仕方なく通常モードに戻ります※

第一回戦 VS親和エルフ         2−0
一戦目 後手で重鎮スタート。相手はレン地スタートだったのでマナタイス構えて完全者を弾く。サルタリー僧侶でクロック刻みつつ、皺とメドウグレインで盤面止めて勝ち。
In
4《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
Out
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
1《補強/Fortify(TSP)》
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
二戦目 メドウグレインにグリフィンガイドついて止まらなくて勝ち。

第二回戦 VSキスキン         2−0
一戦目 相手がメインアジャニだったけどコンバットがうまくなくて捌いて勝ち。
In
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
Out
2《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
2《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
1《補強/Fortify(TSP)》
1《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
1《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
二戦目 《損ない/Unmake(EVE)》とか《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》とかされまくったけどプレイングミスってくれたので勝ち。

第三回戦 VS緑白青ビッグマナ        2−1
一戦目 ラス食らった返しで雲山羊出せて、きらめく願いからのテフェリーの濠越えて殴りきる。
In
2《解呪/Disenchant(TSB)》
2《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
Out
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
1《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
二戦目 また願いからモート出されて、今度は微妙に削りきれずカメコロにハンマー持たれて負け。
三戦目 超ぶん回ってラス持たれてなくて勝ち。モートもトップデッキでディッチャしといた。

第四回戦 VSガルガヒバリ        2−0
一戦目 先手でぶん回って勝ち。
In
2《解呪/Disenchant(TSB)》
2《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
Out
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
1《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
1《補強/Fortify(TSP)》
1《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》
二戦目 ラスをマナタイスして勝ち。

第五回戦 VSキスキン         0−2
一戦目 先手土地3ブレンタンプリーストトークン3体×2でキープ。相手が秘匿から皺スタートで押すが初手のスペル以外ろくなカード引けなくて秘匿2枚でまくられて負け。
In
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
2《解呪/Disenchant(TSB)》
Out
3《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
4《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》
1《補強/Fortify(TSP)》
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
二戦目 相手だけタッパーと除去祭りで負け。ていうかこの構成だと同型はきつすぎるな。

第六回戦 VS緑黒ビッグマナ        0−2
一戦目 先手2ターン目に日和ってうねりで1ドローしたために1テンポ損して負け。トップ信じるべきだったか・・・
In
4《グリフィンの導き/Griffin Guide(TSP)》
Out
2《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
1《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》
1《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
二戦目 相手ダブマリでこちら勇丸スタートの上北方行をマナタイスするが最後まで3マナ出なくて負け。

          ・
          ・
          ・

 「ありがとうございました」

 4連勝から2連敗でドロップにサインしたまつがんは、不甲斐ない自分への苛立ちを隠そうともせず、その怒りを一人回しへとぶつけた。まだ完璧じゃない。俺はまだ戦える。そう言い聞かせるように、ひたすら最強のキスキンの構成を考えていた。

 優勝した猫先生へのインタビューを眩しいものでも見るかのような視線で眺めていると、ふと昨夜同居人とした会話を思い出した。

 「ちょっと優勝してくるわ 優勝して俺は二次元に行く」

 「じゃあ優勝できなかったら小説風だらだらMTGね」

 もはや抵抗する術を持たないまつがんは帰ってからのことを考えて憂鬱な気分に浸りつつ静かに会場を後にするのだった・・・

 

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 Today’s tune

 初音ミク、鏡音リン「なつぐも〜On her way to his home〜」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm4020565

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