Prove yourself.

2007年6月28日
 スティール・ボール・ランレースの始まりだ!!
ISBN:4088771516 コミック 甲斐谷 忍 集英社 2006/10/19 ¥530











 この『スティール・ボール・ラン』レースは1890年9月25日午前10時 この太平洋『サンディエゴ』のビーチをスタートしゴールを『ニューヨーク』とする人類史上初の乗馬による北米大陸横断レースである


 失敗というのは・・・いいかよく聞けッ!

 真の『失敗』とはッ!開拓の心を忘れ!困難に挑戦する事に無縁のところにいる者たちの事をいうのだッ!

 サンディエゴニューヨーク!!サンディエゴニューヨーク!!


 (注:この日記はプロツアーサンディエゴの参加レポートです)




 双頭巨人戦ドラフトという特殊なフォーマットにおいて、いかにして他のチームとの差をつけるか。それが、PTQを抜けた後俺と資産家が直面した課題だった。例えば、《アクローマの記念碑/Akroma’s Memorial(FUT)》はみんな初手だし、《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》だってそうだ。《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》は変わらず強いし、《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》などのストームは無類の強さを発揮する。肝心なのは、こういった誰でもある一定以上の点数をつけるカードをやはりそれなりに評価しているかどうかではなくて、誰もが注目するカードを対処するカードを高くしたり、誰も注目していないカードを一周させておいてデッキのキーパーツとしたり、つまりそこには他チーム平均より高い環境理解と、明確なる意思を持ったデッキ構築戦略が必要となる。

 今回のプロツアー参加にあたって、池袋オーガでの練習に何回か参加させてもらったが、カードの点数は数回の練習で概ね皆の共通認識になっていたけれど、ピック戦略はチームごとに全く違ったように思われる。構築のプレミアイベントと違って、同じコミュニティ内でもカードの点数みたいな単体の情報以外の有機的な情報のやりとりがない(構築の練習はほぼ100%デュエルによるために、対戦相手との間で非公開の情報がほとんどなく、アプローチが同一のものになりやすいのに対し、ドラフトの練習は非公開のピックが半分以上を占めるために、同じ卓にいても相互の理解度に与える影響が少ない)ために、自分たちで有効な戦略を見つけ出す必要があった。


 話は前後するが、プロツアーが一ヶ月先に迫った段になって、我々はとりあえずサンプルとしての戦略を立て、それを修正していくプランをとった。以下ではまず我々がどのように考え、そしてそれをどのように修正していったのかを、掲示板のログを追いながら検討してみようと思う。



[10] Name:まつがん Date:2007/06/07(Thu) 05:14 No.880
 そろそろ戦略というかそういう視点の検討に入りたいのだが。以下はとりあえずサンプルとして提示してみる。アオキとの共通認識があるならピック時間の省略につながるし、違う部分はあらかじめ一致させておけばなお良い。

・1〜2パック目はハンデス&マッドネスのある黒とディッチャ&大量の芽吹きのある緑を固めて取る方針。ディッチャは絶対デッキに入れるし、なかったら無理してでも取る。3パック目通して存在するから焦る必要はないが、自分が白を使っているかいないかに関わらず(相手のデッキの《輝く透光/Lucent Liminid(FUT)》の存在に関わらず)デッキにあったら有利なのは間違いない。サイズが小さい上に除去が少ない白にはなるべく手を出さない。1マナ待機があるとはいえ、《象牙の巨人/Ivory Giant(TSP)》はゴミだし《トロウケアの影/Shade of Trokair(PLC)》はマナかかるのでそこまで強くはない。《サーシの騎士/Knight of Sursi(FUT)》は強いが点数もそれだけ高いので除去と1対1は結局それなりの価値だと思う。《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry(TSP)》と《流動石の媒介者/Flowstone Channeler(TSP)》の点数は低く、《獣群のナール/Herd Gnarr(TSP)》は高く修正した。

・コモンの点数は、現在の私見だが、《精神攪乱/Mindstab(TSP)》>《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》>《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》>《絞殺の煤/Strangling Soot(TSP)》>《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》>《地の底のシャンブラー/Subterranean Shambler(TSP)》>《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》>《狩りの興奮/Thrill of the Hunt(TSP)》>《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》って感じ。これらは当然色の価値を加味している。ハンデスとストームと全体除去だけはイレギュラー。ハンデスは《大火口のカヴー/Firemaw Kavu(TSP)》より高いが《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》よりは下。《消えない賛歌/Haunting Hymn(TSP)》は点数付けが難しいが普段より強いのは間違いないし色を考えると早めに取っておきたい。TSPの緑のコモンはパッとしないが後になればなるほど入りにくくなるので色主張はしておきたい。

・《菅草スリヴァー/Sedge Sliver(TSP)》か《増力スリヴァー/Might Sliver(TSP)》を引かない限り積極的にスリヴァーには行きたくない。やるなら黒抜きか青抜きで白と緑は絶対にやることになるが、その際でも微妙なスリヴァーやマルチカラーのスリヴァーはなるべく一周させる努力はする。《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》とかは見たら取るが、《焼灼スリヴァー/Cautery Sliver(PLC)》は流してもいい。《死亡/Dead(PLC)》/《退場/Gone(PLC)》や《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》の方が強い。とはいえ、なるべく白はやらない方針なのだからやはりスリヴァーの点数は(たとえ《断骨スリヴァー/Bonesplitter Sliver(TSP)》でも)相対的に下がる。

・プレナーカオスのコモンは《死亡/Dead(PLC)》/《退場/Gone(PLC)》が最も強く、《模る寄生/Shaper Parasite(PLC)》、《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》と続く。白で取れなくて困るのは《太陽の槍/Sunlance(PLC)》だけで、他の四色をやれていればそれを補って余りある除去が取れるはず。同時に緑は強力コモン目白押しなのでここできっちり穴埋めをしておきたい。《荒廃語り/Blightspeaker(PLC)》の点数は、現段階でもそこまで低く見積もっているつもりはないが、一応それなりに修正しておく。とはいえこれを取るのは3パック目の中盤過ぎてからなので、そこまでに《ラースのわな師/Rathi Trapper(PLC)》か《大物狙い/Big Game Hunter(PLC)》が取れていなければやはりそこそこの点数に落ち着くだろう。

・展開パーマネントのマナカーブが多少歪でもその分軽い除去がちゃんと枚数あればなんとかなるので、やはり基本は除去。両方のデッキに4〜5枚ずつ入っているのが理想。《重い拳/Leaden Fists(FUT)》も《ユートピアの誓約/Utopia Vow(PLC)》もちゃんとした除去です。





 6/5の練習で感じたことがメインになっているが、要約すると「白ってなんだか弱いよね」ってことである。まだこの段階ではビートしたい気持ちが強くて、《獣群のナール/Herd Gnarr(TSP)》を低く見積もりすぎたとかで修正したり(実際はどんなに低くしたって足りないくらいなのだが)、《死亡/Dead(PLC)》/《退場/Gone(PLC)》が《模る寄生/Shaper Parasite(PLC)》より高かったりしているが。

 コモンの優先順位もなんだか適当で、そもそも《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》はどこいったんだとか、《取り消し/Cancel(TSP)》はどうしたんだとか、ツッコミどころはまだまだたくさん。




[11] Name:アオキ Date:2007/06/10(Sun) 22:17 No.885
白を基本無視ってのには賛成。

白は基盤色にならないと弱いかつ競合したら基盤色になりにくい故に弱いからなんだけど、例外的に
・緑t白(というよりthrillとhedgeとマイコのみ)
・黒白レベル
は白を基盤にせずとも強さを活かせるので、念頭には入れておきたいかな、というのがオレの意見。
とはいっても、考慮するカードは白のうちほんの一握り、具体的には
1,2パック目・・・thrill,isolation,raptor,rebel
3,4パック目・・・sunlance,塩平原,マイコ,hedge
とかなり絞られてるのでこいつらだけは“白補正”抜きで評価する感じ。他の白のパーツは依然目もくれない感じ。

それすらもブレだから白なんか全く取らない!というのなら話は聞くから言ってくれ。

周りの話聞いても白弱いから避ける傾向はあるみたい。もちろん外人は知らないし、結局イタチゴッコだから気にしないほうがいいけどあくまでも情報として。
[12] Name:まつがん Date:2007/06/10(Sun) 22:52 No.886
 《城の猛禽/Castle Raptors(TSP)》に関しては確かに白無視戦略の垣根を越えるレベルに強いとは思うけど、《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》についてはそうでもないな。プロツアーのレベルなら当然ディッチャ入れるのが基本になってるだろうし、つけられる生物が限定されすぎる。むしろこのレベル(levelね)を流して積極的に白をやらせてこその戦略だと思う。《アムローの偵察兵/Amrou Scout(TSP)》についても同様。両脇か、できれば他3チームに白やってもらうのが最良なんだから、リクルーターだけ一応もらっておくかでは話にならない(ていうかぶっちゃけリクルーターとかアイソレーションより《オークの連続砲撃/Orcish Cannonade(TSP)》の方が強くね?w)。《狩りの興奮/Thrill of the Hunt(TSP)》は元々純粋に緑のカードとして評価してる。緑やってたらランパン1枚くらい取れるでしょ。

 つまり1・2パック目で白いカードを取る理由はほとんどない(城の猛禽についてだけ、タッチでも使えるから一応保留だが、シグナルが出せる場面なら流しちゃっても問題ないと思う。所詮は「白いカード」なのだから)と評価できる。他に取るものがない場面でも積極的に流す。白はやれそうだなってあからさまに勘付くくらいじゃないと意味がない。だから例外はなるべく認めたくない。《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》は結局《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》あってこそだから、別段これ自体それほど早くピックするわけではないし、ただの白いカードだと思う。《垣のトロール/Hedge Troll(PLC)》も、そりゃまぁ平地がありゃ強いんだけど、やっぱり自分が使えるかどうかで判断することになると思うよ。《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》はギリギリ、ゴールバーに弾かれ惜しくも得点チャンスを逃すって感じ。タッチでも強いっちゃ強いけど、それだって《模る寄生/Shaper Parasite(PLC)》より下だ。自分から取って、わざわざ他のチームの「白いけるかな」を潰すことはない。《太陽の槍/Sunlance(PLC)》は除去の少なくなりがちな緑デッキにタッチで入れるのは全然アリだからここだけはまぁ例外になるか。《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(TSB)》は・・・どうしようかな・・・

 そりゃあ結局どこかのチームが手を出す、出さざるをえないチキンレースなんだけれども、制約と誓約があれば少なくともうちらはやらなくて済む。まぁまだこの戦略が実用レベルかはわからないが、やるならとことんやりたい。弱い白は嫌いだから強いカードだけ掠めてあとは知りませんってのは、それはそれで素直に他のチームが白やってくれりゃベストだけども、そんなんで白やってくれるわけないじゃん。そしたら結局白の強いカード持ってるうちらが手を出すハメになるに決まってる。そうじゃなくて、なんとかして「うちだけ白抜き」という状態にしたいわけだから、てことはむしろわざと卓に白のカードは溢れさせなきゃダメってことになると思う。もちろんここまで内容は全部妄想だけど。

 次の機会があったら、ちょっと試してみるか。制約と誓約でどこまでやれるか。

[13] Name:アオキ Date:2007/06/10(Sun) 23:05 No.887
あとはデッキの完成形をどこまで意識するか、とか。

このまえ議論になった「2人が2ターン目パワー2だしてビートするのが環境のベストか?」って話に関係するんだけど、それは2つのデッキが両方テンポ良くてかつ軽い除去とトリックが満載、ならもちろんそうだろう。

けど実際そう組めなかった場合に、例えばデッキが全体的に重くて構えるデッキな時に中途半端に軽いだけのクリーチャーを数枚入れることが本当に効果的かな?

2/2とか2/1のビートって結局どんないいスタート切れても相手の片方が2/4出してもう片方がマナ構えたら、そこで終わっちゃうよね。先手ならそれでも勝ちきることありうるけど、それってたまたまじゃない?

なにが言いたいかというと、ゲーム決めるのはただの2マナパワー2が何体場に出たかじゃなくて↑の状態を打破できるボアであり、騎兵であり、飛行であり1マナ2マナ待機生物でしょ?
それならがむしゃらに攻めるんじゃなくて勝ちまでの道が見えるデッキ作ろうよ&そのためにはどうしたらいい?ってことを提案したいんです。

2つのデッキで1つのゲームするんだから、「アーキタイプ×2」じゃなくて「2つで1つのアーキタイプ」って考える感じ。

実際はピックしながら作らなきゃならないから軌道を修正してくのは相当至難。けど前提でいいから今までにうまくいったデッキの組み合わせだけでも確認しておいたら完成像の参考なるんじゃない?

[14] Name:アオキ Date:2007/06/11(Mon) 00:13 No.888
>12にレス。

全く以て仰せの通りなんだけど、この戦略(脳内)のポイントは卓内で白やるチームを減らさずにかつこっちにおいしいとこだけとること。卓内で白やりたいってチームは

?自分でどうしても使いたい白のカード引いちゃった
?流れ

のどっちかの動機だろうけど、そのどっちにもバレない、本当に“紛れ”にしか受け取られない程度の量しかとらない。だから絶対に使う予定以上にはピックしない。
ちょっと都合いいかもしれないけど、isolationとraptorだけとって以降他の白ガンスルーしたら、「白やってないな」かソート読める人でも「白に手出したけどやめたな」て思うんじゃないかな?
あくまでこっちの目標は「白の特定のカードのみを48ピック90枚中7枚程度取る事」だから。

利点は2つ
?.こっちの欲しいカードが白を「中心で」やりたいプレイアーの欲しいカードとズレてる
?.ローリスクハイリターン

?についてはそれこそ制約で決めたカード以外はケストレルでも影でもアクローマでも流すことで??のどちらのケースのプレイアーも騙す。

?についても言わずもがなだけど、必要カードが出なかった時点でうちらはこの戦略を放棄するから、いつまでも固執することもなければ無駄ピックもほぼ無いという低リスクで、白を中心にするとき以上リターンがある。

負けず劣らず全て脳内だけど。

オレはアイソレーションはそんな評価低くないです。蜘蛛とゴッド止められてトリックにも使えるカードだからね。そもそもエンチャント・アーティファクト1枚以上入ってるのが「1チーム1解呪」原則の根底だから、アイソレーション抜いたところでまだ残ってたら意味ないよ。

[15] Name:まつがん Date:2007/06/11(Mon) 00:39 No.889
 納得した。アクローマは流すけどアイソレーションは取る、か。それなら確かに戦略としては成り立ちうるな。あの時間と思考きつきつの双頭巨人ドラフト中にソートが読まれなければ破綻しない。ただ、「白の特定カード」だからな。やはり除去かそれに準ずる、しかもタッチで使えるカードというのが前提になるだろう。《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》なんか取ってる場合じゃない。

 《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》と《太陽の槍/Sunlance(PLC)》の二種は堅いとして、《城の猛禽/Castle Raptors(TSP)》と《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》がライン上だな。あとは全部スルーか。《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》とか微妙だが、所詮受け身のスペルだからあんまり強くないしな。《花崗岩の贈り物/Gift of Granite(FUT)》と《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》が使えなくなるのが残念だが、なかなか面白そうだ。

 ぶっちゃけこの環境に中途半端に軽いだけなんていう甘い生物は存在しないと思うんだ。そりゃあ《エンバーワイルドの占い師/Emberwilde Augur(FUT)》とか《霊糸の幻/Gossamer Phantasm(PLC)》になると微妙なラインだけど、やっぱり相手が先手の時を考えると相打ち要員は欲しい。《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》とか、デッキが重いんだったら尚更強い。ゲームが長引いた時に撃つスペルが何もありませんってのも問題だけど、この環境はやはりテンポで押せる形を最終形にするのがベストだと思う。そうそう全体除去なんて引けないし、二人ともがマナカーブ通りに行動したら受けに回ってもそうそう止めきれるもんじゃないってのは何度も体感済みだしね。今までにうまくいったデッキでいうなら尚更、テンポ以外で勝った記憶がない。




 6/5の練習だけでここまで議論が飛躍するというのもすごい。この時点でもまだテンポ信者。《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》流すとか言ってるし。タッチで使う分には《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》がないと微妙なのは事実だったが、白メインで使うと4マナ圏としては最強なのになー。

                      ?へ続く→
ISBN:4088772733 コミック 甲斐谷 忍 集英社 2007/05/18 ¥530









 そして6/12にオーガで練習して、さらなる段階へ。この練習の時の日記を読み返すと、その直後の掲示板コメントは一回一回のドラフトに顕著に影響されてることが丸分かりで面白い。



[18] Name:まつがん Date:2007/06/13(Wed) 20:11 No.897
《精神攪乱/Mindstab(TSP)》
《数の力/Strength in Numbers(TSP)》
《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage(TSP)》
《絞殺の煤/Strangling Soot(TSP)》
《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》
《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》
《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》
《コー追われの物あさり/Looter il-Kor(TSP)》
《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》
《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》
《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider(TSP)》
《ダークウッドのベイロス/Durkwood Baloth(TSP)》《ゴルゴンの世捨て/Gorgon Recluse(TSP)》
《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier(TSP)》《ヴィセリッドの深み歩き/Viscerid Deepwalker(TSP)》
《城の猛禽/Castle Raptors(TSP)》《獣群のナール/Herd Gnarr(TSP)》《トゲ尾の仔ドレイク/Spiketail Drakeling(TSP)》《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec(TSP)》




 強い順で大体こんな感じかな?まぁこれが役に立つのは余程強いパックの時だけで、実際は他のカードやその時の議論に左右されるけど、やっぱ基本は爆弾>除去>待機生物>生物で、色は緑=黒>>青=赤>>>>(超えられない壁)>>>白という方針は変わらず。

[19] Name:まつがん Date:2007/06/13(Wed) 20:19 No.898
 お、シャンブラーとスリルが抜けてる。まぁシャンブラーは俺らが白抜き方針だから普通の除去扱いで、スリルはナールとかと同じ生物並かな。あと《腐れ落ち/Molder(TSP)》の点数も決めておきたいな。取ったら絶対入るのは間違いないと思うが、俺らの点数表だと《ユートピアの誓約/Utopia Vow(PLC)》が高めだからか毎回緑デッキはスペルが余るんだよな・・・まぁ臨機応変にってことでいいか。《物静かな破損/Quiet Disrepair(FUT)》は実用レベルではないってことで一致してるし、《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》は取ったら入るレベル。



 まだ《取り消し/Cancel(TSP)》を全く評価してませんね。しかも《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage(TSP)》と《獣群のナール/Herd Gnarr(TSP)》の評価が高っ!!



[20] Name:アオキ Date:2007/06/14(Thu) 09:49 No.899
オレ評価ではカゲロウとベイロスは煤と同じか上。
エビと矛兵も触手くらいの位置にある。それくらい1マナ待機は貴重だし、高く見ないと全然取れないで終わる。
Trespasser il-Vecとダバニもデッキコンセプトの中心に据えるつもりならもっと上げていいんじゃないかな。逆にリフトボルトみたいな代用効くカードは、後回しにしてもいいと思う。(≠点が低い)

molderは今のままでいいんじゃないかな。一枚目はどこかで取らざるをえないんだから、点というよりタイミングが合うところで取ろう。

思ったこと
・黒の-1/-1待機3ってそれなりに強くなかった?シャンブラーより全然嫌だったよ。個人戦と比べて効果が高いカードの1つとして意識はしててもいいかな。

・黒の5/3バニラって4/2全般より上かもね。それくらいタフネス2と3には差がある。かなりどうでもいいけど。

・3/3飛行エンチャント割る事考えたらmolderはちと重いね。隷属とかトリスケとかも思いし・・・総合ではsealとトントンくらい?

[21] Name:まつがん Date:2007/06/14(Thu) 18:03 No.900
 ヴェクとダバニはアオキに遠慮して点数を下げたつもりだったが、マッドネスの気持ちよさにハマッてくれたんだったらもうちょい上げてもよさそうだな。

 1マナ待機については了承。まぁ蜘蛛より低いってのはやりすぎか。こないだ蜘蛛が強い的な話があったからちょっとそこらへん反映させたかったが、所詮4マナのカードだしな。ソート的に1マナ待機とはあまり被らないっぽいし蜘蛛と1マナ待機の点数付けは不要っちゃ不要だが。

 ベイロスもそのレベルか。確かに《揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave(PLC)》と再生持ち以外では1対2交換以上が期待できる代替きかない部分ではある。ソート的には煤□ハンデス☆◎ベイロス(A6枚)ってのと、ベイロス○△ルーターゴルゴン(A5枚)ってのがあるんだが、他に強いカードがない前提の1−1だと前者はハンデスベイロス、後者はベイロスルーターってことか?俺の中ではゴルゴンとベイロスはわかりやすいコンパチだと思ってたが、後者でベイロスゴルゴン取るのもあり?

・黒の待機3はまぁそりゃ書いてあることは相手だけシャンブラー、しかも芽吹きケアできるからな。コンバットもやりやすくなるし、確かにゴッドに近いレベルかもしれない。特に3ターン目待機か一発目で相手のシステム除去れたら最高だな。

・4/2の質にもよると思う。シミチン&ウメ様とのデュエルの時みたいに3/3飛行で押すパターンもあるから、《針先の蜘蛛/Needlepeak Spider(PLC)》は全然5/3より強いと思う。タフネス2と3に差はあるし、重強いカードがデッキに入ってないと勝てないのは確かだから、重いところ足りなかったら5/3も入れざるをえないけど、いずれにせよそんな地上5/3にフィニッシュのゲタ預けるデッキだったら勝てない気もする。なんだかんだいって初手レベルのカードの枚数が物を言う世界。

・《腐れ落ち/Molder(TSP)》は、でもライフゲインできるし構えることができる=コンバットトリックになりうる。いずれにしてもそういったエンチャント・アーティファクトが出るのはゲーム中盤過ぎてからだから(どうでもいい2〜3マナ域に《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》や《ユートピアの誓約/Utopia Vow(PLC)》や《重い拳/Leaden Fists(FUT)》はつけないし)重いというだけでシールより低いまで点数を下げる必要はないと思う。シールは余程のことがない限り先置きしないし、そうすると《隷属/Enslave(PLC)》やアイソレーションやユートピアや《重い拳/Leaden Fists(FUT)》相手にはテンポとられちゃうからね。シールで代替きくのは事実だけど、このシリーズではまず間違いなく一番強いという認識。



 随所で慧眼な認識が見られるが、未だそれを補って余りある勘違いっぷり。最初期は「マッドネスサイコー」から入ってたので、それを引きずってる部分もある。


 そして6/17の練習。くりりんにぼこぼこにされてテンポに寄りすぎだったのではという反省が入る。


[22] Name:まつがん Date:2007/06/18(Mon) 19:57 No.902
 戦略の修正が必要だな。白が他の色より弱いのは、直接アドバンテージに結びつかないカードが多いのとサイズの小ささ、除去が相対的に少ないことからくるものであって、カード単体でみれば《城の猛禽/Castle Raptors(TSP)》も《ダスクライダーの大隼/Duskrider Peregrine(TSP)》も強いことには変わりはない。

 強いカード、アドバンテージの取れるカードだけでデッキを組むのが理想であるにも関わらず、初めから一色を完全に切るのは、他の人が色の区別なく強いカードから順に取っているのに比べてどうかって話だな。もちろん《太陽の槍/Sunlance(PLC)》とかは取っていたが、白はやりたくない、ってことにこだわりすぎていた気もする。白であろうと強いカードは早く、弱いカードは遅くという大原則がある。それを俺たちが採用するかはともかくとして、だ。少なくとも他のプレイヤーはそうするだろう。そういう意味で、こないだの二回目のドラフトで《嵐前線の乗り手/Stormfront Riders(PLC)》を取ったのは、一般的で安全型のピックだな。

 コントロールを理想とするなら、重強いカードを優先的に、特に《緑探し/Greenseeker(TSP)》の点数は下げるべきだと思う。2・3パック目にも同じ効果のカードはあるし、共鳴者としての機能を重視するならともかく、俺たちの方針では緑と黒が同居することは考えづらい。黒を濃く取って、緑は多色にするからな。緑を多色にする方針だからこそ逃したくないパーツではあるけれど、やはり単純にカードパワーからすれば2〜3手目ではちょっと早かった。

 もちろん今から俺たちがコントロール戦略を身につけられるかって話もある。テンポの方が楽だし、卓の他の3チームがコントロール戦略ならテンポの方がカードが競合しない。ただ並大抵のテンポではコントロールに捌かれて終わるからな。少なくとも何らかの点数修正を迫られていると思う。いや、迫られているのか?2回目のドラフトでどうしてあんなデッキになってしまったのか、わからないから気持ち悪い。1回目のドラフトのデッキは、どこに出しても恥ずかしくないレベルではあった。コンスタントにあのレベルのデッキを組むにはどうすればいいか?今以上にコントロールに寄せる必要があるか?別に現状でも《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》は大好きだし、《予感/Foresee(FUT)》だって強いと思う。除去の重要性については他のチームと同じくらいに鋭敏なつもりだし、強いて言えばカウンターの点数が他よりちょっと低いかな、だがそれも修正できるレベルだ。

 3行で言うと、こないだの二回目のクソデッキはもう二度と作りたくないからなんとかしたいけど俺の中ではあれはたまたまであって戦略の修正は必要ないと思いたいんだけどどう思う?です。

[23] Name:アオキ Date:2007/06/18(Mon) 23:19 No.903
今思い出したけどカジハル的捌き&長期戦戦略ではエンドレクサー・サドンショック・ブロックできないジン・ルーターとかで初手悩んでた。それくらいフライヤーに重きを置いてるってことだね。

それ抜きにしてもフライヤーの点を全体的に上げる必要ありそう。仔ドレイクは元々高いけど、3/1変成者とかも。白は今まで通りだけど、raptorだけどうしても気になる。超えられないし。

レンズとフェッチの点をどのくらいに設定するかをはっきりさせたい。お互い2色の高レベルなデッキができれば全く不要なんだけど、前回の失敗ドラフトみたいにグチャって2色じゃ無理とか、緑以外でドラゴン使いたいとか、グチャってないけど純正よりタッチ3色が強いとか、状況はいくらでもあるんだよね。とったら絶対入れるだろうし。


[24] Name:まつがん Date:2007/06/18(Mon) 23:45 No.904
 レンズもフェッチも、わかりやすく2マナの色つきカード(除去・待機除く)よりは強いってことでいいんじゃないかな。

 もしそのパックを引いたら・・・ルーターとサドンショックかな・・・サドンショックはコントロール的な構える戦略の裏をつける除去だからいつもより高め。エンドレクサールってあんまり強くないような・・・いや生き残れば強いんだけど・・・遅いし・・・

[25] Name:アオキ Date:2007/06/19(Tue) 00:21 No.905
うちらの今の方針は点数でカードピックして、そんでとったカード見て最適な組み合わせのデッキ作ってる。要はシールド的ピックをしてるよね。

だから負けた理由は簡単。「シールド」ピックなんだもん、除去なくて色まとまってなかったら、そりゃ負けるわな。

クリリンとこに食らったカード思い出しても、別に点高いカードゴブリンストームだけで、他のカードは安いけど、とにかく耐えられるようになってた。そんでフライアーなりスリヴァーで勝てるようになってるって比較的明確なコンセプトの元で作られてた。それは除去の枚数に関係なく、ピックした時点からそう考えてたんだと思う。

いま2つのケース見て、誉めたりけなしてるわけじゃないよ。だって本番はドラフト時間限られてるんだから、全体像見据えてのドラフトは意思疎通と意見そろってないと難しいから。このままシールドピックでいっても運がよければ勝てると思う。

けど、アベレージで勝ちたいなら、もっと1パック1パック進めていくたびに、「こういう方針でいこう」ってのを確認してくべきじゃない?本当に、骨組みレベルでの大雑把な方針でいいから。


[26] Name:アオキ Date:2007/06/19(Tue) 00:29 No.906
あとオレは色の主張ってかなり気になるんだよね。樽さんみたいに1パック目だから色主張よりカードパワーって意見あるけど、その結果があのグチャ*2なんじゃないの?

1パック目だろうがなんだろうが、色は占領したいんだから少しでもその確率高めるべきでしょ。ウェルクも死ねるけど、ハンデスだってカゲロウだって死ねるよ。自分がデッキになってないのはなおのこと死ねるw

1ドラフト目の意思貫いてあそこは青青か黒黒のどっちかでしょ。どっちでも文句ないけど、強さだけなら青青かな。

[27] Name:まつがん Date:2007/06/19(Tue) 00:42 No.907
まぁ確かに、カードパワーはウェルク除けばそこまで差はないな。ウェルク・カゲロウでもよかったかもしれない。けど、俺はそこで青青取ろうが黒黒取ろうが青黒取ろうが関係ないと思うな。ウェルク・カゲロウだったら切らずに済んだかっていうとそういう問題じゃないし、要はその後のピック次第なんだから、ほんとに最初の最初だけはカードパワーが正解だと思う。その後こそ、色主張が役立つんじゃないかな。




 そして6/19の練習。ここで大きな転機を迎える。二回目のドラフトの青黒タッチ赤白/青緑、特に前者のデッキ、生物8体でも除去てんこもりなら全然強いという体験を経て、アドバンテージ戦略の可能性が開けた。



[28] Name:まつがん Date:2007/06/20(Wed) 19:26 No.909
 アドバンテージが最強だ。基本は1対2以上取れるカードか、もしくは除去されるのにカード1枚とダメージ5点以上は見込めるクリーチャーが初手であとは大体雑魚。もちろん除去は紳士の嗜み。バウンスはあんまり強くないね。まぁ俺ら《棘鞭使い/Stingscourger(PLC)》そんなに高くないから今くらいで丁度いいっぽい。

 アクローマ流すとかアホかw 余裕で初手だろw 《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》も初手だよw この環境これ除去れるカードがデッキに入ってるかどうかも怪しいのに・・・

 《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator(TSB)》だって余程のことがなきゃ初手だ。《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》同様デッキ組みにくくはなるけど、むしろ構築の指針を与えてくれると感謝すべきでは。俺らいつもピック最後の方グチャってるし。まぁ《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》あったらカゲロウ獣取るけどさ。むしろそこに《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》がない限りはカゲロウイスで固定かな?《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》あってもカゲロウイスっぽいし。

 コモンというか、生物レベルで白が弱いという基本方針は変わらんけど、要は飛行生物と除去と軽いサポート(《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》とか《白たてがみのライオン/Whitemane Lion(PLC)》とか)だけ取ってればいいわけだから、白メインでもデッキにならんことはないと思うし、別に主だったカードの点数は変わらんからゴッドレア引かない限り白に行きづらいのは今までと変わらんけど、さすがに何もないところ(1−1とか)で《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》引いたら流すのはどーかなー。《テフェリーの濠/Teferi’s Moat(TSB)》とかはどーでもいいんよ。どうせ地上とかほとんど殴れんし、ディッチャ取る戦略だから。

 30点は少ないようで多い。勝ち手段がデッキに入ってないから《ウークタビー・ドレイク/Uktabi Drake(PLC)》で殴ろうてな話になるわけで、早めに勝ち手段ピックできたらそれ用にデッキ構築もできるわけだし、逆に相手に強いカードが多ければ多いほど対処に苦慮するわけで(《秘教の処罰者/Mystic Enforcer(TSB)》レベルでもちょっときつかったし)、要するにイス取ろう。あと《夢次元の芸術家/Dreamscape Artist(PLC)》ちょっと見直した。無茶なデッキ構築もできるし、貯めランの点数は元々高かったけど、こいつはもっと早くていいな。丁度2マナ域埋まるし。

 あとは「ディッチャが2枚入るか?」っていうか俺はぶっちゃけ入ると思うんだけどなー。もちろん《腐れ落ち/Molder(TSP)》と《原基の印章/Seal of Primordium(PLC)》限定だけど、どっちも取れたらどっちも入れちゃっていい気がする。ほんとにピック中一枚も見なかったら別だけど(それでも一枚は入るけど)3/3飛行いるから腐らないっつっても3/3飛行に使ったら《紅蓮炎血/Pyrohemia(PLC)》割れなくなっちゃうんだよね。特にデッキがアドバンテージ取る構成なら尚更、多少手札にだぶついても問題ないわけだし、むしろゴッドケアの方が大事だと思うな。カウンターと同じ理由で。

[29] Name:アオキ Date:2007/06/21(Thu) 02:09 No.910
流れてくる白の飛行生物と除去と軽いサポートだけでは白メインは無理でしょ。三田村さんのデッキに負けたのはイレギュラーだと割り切って白切る方針は続けるべきじゃないかな。

白が強いのはフライアーと軽い除去とトリックだけだからタッチ位置で充分。役割的には赤と同じ、2色目か3色目タッチ。

青のハロウシェイパーも前回はデッキに合ってただけで普段の2色の時のクソっぷりは終わってる。ただ安いので前回みたいにプランBで高めに取りに行くのはありだと思う。

結論としてバンテージ重視のピックには賛成だけど、色指針はあんま変えたくないす。
[30] Name:まつがん Date:2007/06/21(Thu) 02:59 No.911
 まぁ要するに、どこまでのコモンなら《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》を流すのか、って話なんだけどね。《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》も《死に際の喘ぎ/Death Rattle(FUT)》も入ってないデッキでヤツを相手にするのはさすがに辛すぎる気もするから、例えば《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》よりは高いと思うんだ。でも《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》ならそっちを取ってもいいと思う。ただ青白という色の性質上、待機で出してマナ立たされたら除去は撃てないから、除去れるカードがあればいいのかってゆーとそれもどーなん?て話にはなるけど。《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec(TSP)》とだったらさすがに《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》取るんでないの?前回みたいに《入念な考慮/Careful Consideration(TSP)》《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》《ナントゥーコのシャーマン/Nantuko Shaman(TSP)》しかなかったら?取るとしたらその後白メインで組むことを想定するのか?

 イスならタッチでもいいって話はあるけどね。ただまぁ、《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(TSB)》ならどうするのか、が最終課題だな。

[31] Name:アオキ Date:2007/06/21(Thu) 12:18 No.912
イスもアクローマもレアなんだからそんな心配しなくていいです。

イスは見たら取ればいいけど、取ったからって白を濃くしなきゃならないわけじゃないからその後のピックはあまり変えない。最終的に青い方のデッキに入ってればいい、くらいの感覚。

アクローマは出たら強いのはわかってるけど、重い&対処できるカードがある。ゴブリンストームとかハンデスとか2/3奇異とかの方がゲーム決めるカードとしてははるかに優秀なんだから、「見たら取る」はやりすぎでしょ。

忘れたわけじゃないだろうけど、どんなにゴッドあろうが使えない&デッキにならないのが一番怖いんだから。前回のウェルクコンボーク天使の時みたいに。初手で特定のカードとったからって振り回されて白参入争いしたら、その分青黒緑の根幹パーツ逃すことになるからね。

これが流れてきたっていうなら話はまた別だけど、どうせ他のチームはアクローマもイスも流さんよ。


[32] Name:まつがん Date:2007/06/21(Thu) 23:30 No.913
 てことはまぁ基本的には《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》みたいな単体除去よりは強くて「取るけど余程のことがない限りやらない」でいいのかね。や、確かにレアと紫なんだけど、実際本チャンで引いてしまった時にあらかじめ決めておかないと不要な迷いが出るからさ。集中してデッキ組にいかなきゃいけないんだし、前もって準備できる部分は準備しときたい。



 PT一週間前になってもまだ現在の認識とはかなり開きがあるように思われる。このレアゲー・ゴッドゲー環境で白やりたくないだけで平然とゴッド流す流さないの話をしているあたり、そもそもゴッドを流さざるをえない段階で間違ってることに気づいていない。

                     ?へ続く→
中川翔子 meg rock サイトウシンヤ 黒須克彦 大内正徳 平田祥一郎 CD ソニーミュージックエンタテインメント 2007/06/27 ¥1,575?空色デイズ
?happily ever after
?みつばちのささやき
?空色デイズ -Instrumental-







 その後は二人いっぺんに練習する機会はあまりとれず、6/26に最後の直前練習をして、大雑把な方向性は固まった。この日は俺と樽さんが組んだのだが、特に樽・金子ペアは池袋面子の中でもパない練習量だったので、役立つ指摘が結構あってそれはいい経験になった。


[33] Name:アオキ Date:2007/06/23(Sat) 23:41 No.915
今日練習した感想
・みんな着々とバンテージ志向に移行しつつある。ゲームが飛行と爆弾カードをめぐる攻防でしか決まらなくなってきた。相対的に除去・カウンター・ドローの勝ちがより高くなってる。今日コムシュウさんと組んだんだけどCancelの点がオレらより2点くらい高かった。位置的にはおそらくカゲロウくらい。

・上記の理由でカウンターと除去は撃ちたい時に撃てるのがベストだから、かまえるデッキ戦略は大分有効。

・新しく知ったこと
PT入れ替えるマーフォーク:単体で想像以上に強かった。壁殺せるし、4/2系でシャクれるし、raptor超えやすいし個人より断然。遅く取れてデッキに入る良カード。
マッドネスグレイブディガー:回収するの自分の墓地からじゃなくて味方も選べる。
スリヴァー:リジェネスリヴァーがやばいのは既知だが休眠スリヴァーと熱狂スリヴァーも想像よりはるかにおわっとる。万一使う場合も、カットする場合も覚えておくべし。黒緑と赤白は罠。

[34] Name:まつがん Date:2007/06/24(Sun) 06:12 No.916
 うおっ!グレイブディガーつんよっ!!

 《取り消し/Cancel(TSP)》はまぁソートが《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》と《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider(TSP)》のところか《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》とエビか《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》のところしかないから、まぁゴブリンストームよりは弱いけど他より強いって認識ならとりあえずは問題ないと思う。FOILで引いた場合困るけどね。

 《休眠スリヴァー/Dormant Sliver(PLC)》は、まぁ書いてあることはアドバンテージそのものだからな。CiP能力が弱い理由はないし、青緑という色も組みやすい。《熱狂スリヴァー/Frenetic Sliver(PLC)》は何回も使われてるからウザさがわかる。ていうかこれもアドバンテージ取れるしな。《焼灼スリヴァー/Cautery Sliver(PLC)》や《暗心スリヴァー/Darkheart Sliver(PLC)》はこういうCiP使ったあとの2/2だけで止まっちゃうのが弱いんだよな。

 アドバンテージで考えるとフューチャーサイトって強いカードあんまりないな。《予感/Foresee(FUT)》と《滑る胆液/Ichor Slick(FUT)》と《ラノワールの共感者/Llanowar Empath(FUT)》、それと《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》くらいか。《サーシの騎士/Knight of Sursi(FUT)》と《コー追われの浸透者/Infiltrator il-Kor(FUT)》はさすがに強いが、それくらいしかないと言えなくもない。

 逆にプレナーカオスのカードは、《マーフォークの秘術師/Merfolk Thaumaturgist(PLC)》、《針先の蜘蛛/Needlepeak Spider(PLC)》、《沼の大蛇/Bog Serpent(PLC)》、《エイヴンの裂け目追い/Aven Riftwatcher(PLC)》など、点数が低くても盤面のケアができるカードが結構たくさんあって、ここは点数を知ってないと上家下家にうまくやられるパターンが結構ありそう。

[35] Name:アオキ Date:2007/06/26(Tue) 23:47 No.922
<スリヴァー狙いに反対の理由>
・スリヴァーをやる上で威力が決定的に違う奴らのレアリティーが総じて高いから、それらを見ないうちから取ってくのは不確定すぎる。
・練習してないから基準(両方のデッキに何体必要とか、色の組み合わせとか)が分からない。

<白メインに反対の理由>
・青、緑、黒はどういう順番で取っていくかの明確なガイドラインがうちらの中で成り立ってる上に、色ごとに役割がある。それに対して白(及び赤)は単体のカードの評価は高くても、役割を任せるほど深みがない。
・うちらの今までの方針で青黒緑の3色が多く取れてるのは、白のカードを取ってないから。白を取るプランに変えたら、青黒緑のカードを今までみたいに多く取れなくなる。→各色広く浅くのピックで方向性が見出せずゴミデッキになる恐れ。

ここら辺の不安材料を解決できないなら手を出すべきじゃないのではないか。

[36] Name:まつがん Date:2007/06/27(Wed) 01:04 No.923
 んー、ぶっちゃけ点数を入れ替える不安要素は練習が足りてない、それだけ。ぶっつけ本番に近くなるからね。確かに今までのやり方ならもう点数は変わらないんだけど、それ以上に四色でピックする危険性が大きいと感じた。や、《トロウケアの影/Shade of Trokair(PLC)》はゴミだし《第六隊の刃/Blade of the Sixth Pride(FUT)》もゴミだし《象牙の巨人/Ivory Giant(TSP)》もゴミだしでそれはそれで別にいいんだけど、やっぱ《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》は強いし《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》は強いし《雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel(TSP)》も強いし《サーシの騎士/Knight of Sursi(FUT)》も強いし二種類の3/3飛行も強いんだよね。そしてスリヴァー。《血清スリヴァー/Lymph Sliver(FUT)》は普通にデッキに入るレベルだし、《湿布スリヴァー/Poultice Sliver(PLC)》が強いのは点数修正済みだが、《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》も先出しで何の問題もない上に後出しでもなんだかんだいってテンポの取り方ハンパない。確かにアドバンテージ取れるカードは少ないよ。でも盤面で一番強い生物になりうるのは大体白か緑なんだよね。飛行生物で言ったら白が断トツだし、それはこの双頭巨人戦において見逃せない要素だと思う。《巨大埃バチ/Giant Dustwasp(PLC)》は必死で取るのに、《輝く透光/Lucent Liminid(FUT)》はダメってのはちょっとね。それから《光糸の場/Lumithread Field(FUT)》はやっぱ書いてある通りに強いわ。特に緑白で組んだ時にかなりやばい。サリッドや《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》を守れるのはいけてる。まぁこういう個別のカードがどうだって話ではないんだけどさ。それを踏まえてもなお、除去が一番少ない色を押し付けるってのがこの戦略のそもそもの発端だったわけだし。

 ぶっちゃけた話、色ごとに役割はないと思う。もちろん各色でコモンにある除去の枚数も飛行生物の枚数も違うしカウンターは青にしかないしハンデスは黒にしかないから、期待される役割ってもんはあるよ。だけどドラフトってのは結局引いたカードでやるしかないわけで、カードパワーを無視して白いカードはとにかく全部(タッチできるものを除いて、が現在の方針だけど)流しますーは柔軟さに欠けると思う。

 点数は、現時点でも俺とアオキでそう変わるものではないと思うし、別に白いカードの点数が上がったりしたわけではないんだ。だから白をやってもいいのか、制約と誓約で縛るのか、その選択だけ。


《巣穴からの総出/Empty the Warrens(TSP)》
《精神攪乱/Mindstab(TSP)》
《数の力/Strength in Numbers(TSP)》
《取り消し/Cancel(TSP)》
《地の底のシャンブラー/Subterranean Shambler(TSP)》
《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron(TSP)》
《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage(TSP)》
《闇の萎縮/Dark Withering(TSP)》
《稲妻の斧/Lightning Axe(TSP)》
《絞殺の煤/Strangling Soot(TSP)》
《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》
《暗影の蜘蛛/Penumbra Spider(TSP)》
《堕落の触手/Tendrils of Corruption(TSP)》
《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
《コー追われの物あさり/Looter il-Kor(TSP)》
《トゲ尾の仔ドレイク/Spiketail Drakeling(TSP)》
《ゴルゴンの世捨て/Gorgon Recluse(TSP)》
《死胞子のサリッド/Deathspore Thallid(TSP)》
《狩りの興奮/Thrill of the Hunt(TSP)》
《断骨スリヴァー/Bonesplitter Sliver(TSP)》
《時間の孤立/Temporal Isolation(TSP)》
《城の猛禽/Castle Raptors(TSP)》
《サリッドの発芽者/Thallid Germinator(TSP)》
《宝革スリヴァー/Gemhide Sliver(TSP)》
《明日への探索/Search for Tomorrow(TSP)》
《ダークウッドのベイロス/Durkwood Baloth(TSP)》
《ヴェク追われの侵入者/Trespasser il-Vec(TSP)》
《歪んだ爪の変成者/Crookclaw Transmuter(TSP)》
《アムローの偵察兵/Amrou Scout(TSP)》
《オークの連続砲撃/Orcish Cannonade(TSP)》
《雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel(TSP)》
《サリッドの殻住まい/Thallid Shell-Dweller(TSP)》
《暗殺/Assassinate(TSP)》
《ナントゥーコのシャーマン/Nantuko Shaman(TSP)》
《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver(TSP)》
《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry(TSP)》
《肥満死体/Corpulent Corpse(TSP)》
《一瞬の瞬き/Momentary Blink(TSP)》
《トレイリアの歩哨/Tolarian Sentinel(TSP)》
《応じ返し/Snapback(TSP)》
《虹色のレンズ/Prismatic Lens(TSP)》
《緑探し/Greenseeker(TSP)》
《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier(TSP)》とか《ヴィセリッドの深み歩き/Viscerid Deepwalker(TSP)》
《監視スリヴァー/Watcher Sliver(TSP)》
《虚弱/Feebleness(TSP)》
《病的な出来事/Psychotic Episode(TSP)》
《流動石の媒介者/Flowstone Channeler(TSP)》
《アムローの求道者/Amrou Seekers(TSP)》
《広漠なる変幻地/Terramorphic Expanse(TSP)》
《ちらつくスピリット/Flickering Spirit(TSP)》



《獣群のナール/Herd Gnarr(TSP)》



《象牙の巨人/Ivory Giant(TSP)》

 できるだけわかりやすいように心境の変化をこの点数で表したいと思ったがさすがに「これとこれ一緒にあったらこれ取るのか?」みたいなツッコミどころは多数あると思われるぐらい適当に作ったんでそーゆーのはどしどしよろしく。

 やっぱり環境にコモンなのに下手なアンコとかレアよりゲームが終わる《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》がある以上、緑を切るだけはありえない。色の役割がないって言ったけど、デッキが組みやすく青より全然アドバンテージが取れる緑が最強色なのは確定なので、緑を切るような事態は何があっても避けなければならない。《ネシアンの狩猟者/Nessian Courser(FUT)》とか《カヴーの上等王/Kavu Primarch(FUT)》とかは弱いのよ。ただ単に、《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》が強すぎる。黒は単純に除去の点数が高いので切ろうと思ってもなかなか切れないと思う。あとはぶっちゃけ青を切ろうが赤を切ろうが白を切ろうがタッチで済む話。

 この点数表を見ればわかる通り、サリッド>スリヴァーはいいとして、白いコモンはどんなに頑張っても初手にならないし、普通にピックしていったら1〜2パック目で白メインになってることはほとんどありえないと思う。緑と黒メインでそれらを軸に1個ずつデッキを組むのが理想ってのは今まで通り。ちょっと細かいところで色々変動してるけど(1マナ待機とか。《ヴィセリッドの深み歩き/Viscerid Deepwalker(TSP)》とかぶっちゃけ《ネシアンの狩猟者/Nessian Courser(FUT)》と相打ちじゃんと言われて目から鱗が落ちた。《トロウケアの影/Shade of Trokair(PLC)》と同じか近いレベル)概ねこんなもんじゃないかな?タイムスパイラルだけ見たら、白を誓約でやらないに近い形にはいずれにしてもなるね。

 ただプレナーカオスはやっぱりちょっと違う。そりゃまぁ《模る寄生/Shaper Parasite(PLC)》は依然としてトップコモンだけれども、このパックに限って言えば白は間違いなく黒よりは強いし、多分青よりも強いだろう。緑最強はゆるぎないとしても、《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》《太陽の槍/Sunlance(PLC)》《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》という初手級カードに加え、《白たてがみのライオン/Whitemane Lion(PLC)》、《湿布スリヴァー/Poultice Sliver(PLC)》、《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》と中堅もあるのにそれらを全部無視ってのは結構きつい。

 まぁ俺は別に制約と誓約でもいいとは思うけど、スリヴァーとマイコダームの点数が上がってしまったので、白をやらないとするとそれらを事実上だだ流しにせざるをえないのがきついんだよなー。まぁマイコダームは取れるけどさ。

[37] Name:アオキ Date:2007/06/27(Wed) 08:06 No.924
今までのプランで、ちらつきも猛禽も孤立も塩平原もマイコも対応できてる。取れないでいたのはケストレルと透光くらいだけでしょ、その2枚のために戦略を根底から変えるのはリスクに比べてリターンが少ない気がする。それにリストのTOP20に白のカードが入ってないことからも白の必要性は割と疑問。欲しいのはフライアーだけだけど1パック目にフライアーいないし。

筋力も吸収1も、つよいったって単体でデッキに入るカードじゃない。使うならどうしてもスリヴァーに寄せる必要あるけど、こればかりは早い段階で決める方が有利だから、やるなら決め打ちに近くなる。1-2とかで蜘蛛流して断骨とか、除去流して監視とか、取りたい?根拠に裏打ちされた決め打ちなら納得できるけど、まだスリヴァーデッキなんて満足に組めた事もないのにそれに身を任せるのは、経験値的に不安。おまけに卓に同じ戦略がいた瞬間破綻する。会場にスリヴァーTシャツでも着ていくか?w

エビとネシアンは同じって、さすがに額面だけ見て1マナ待機と3マナバニラを並べて比較するのはおかしいぞ。ストームとか構えるのが重要って分かってるのに。前オレが2マナで止まった試合とか、あのエビがネシアンだったら勝ててなかったかもしれない。1マナ待機ってそういうもんでしょ。

白もスリヴァーも、うまくいけば強いのはさんざ喰らって分かってるんだよ。けど今まで(脳内で)考えてそれがうまくいかないのがわかったから今のピック指針になったのに、成功例ばっか見て「じゃあ白とかスリヴァー積極的に使おう」ってのは感化されすぎでないか?

[38] Name:アオキ Date:2007/06/27(Wed) 08:10 No.925
てかリスト見たらシャンブラー高くてぶどう弾低っ!煤より下ってなにがあったんだ

[39] Name:まつがん Date:2007/06/27(Wed) 11:02 No.926
 まー俺もアオキも白抜き戦略に慣れすぎて点数も実際こんな感じだから多分普通にやってたら白抜きになるとは思うけどね。

 スリヴァーについては、除去とか蜘蛛を流すってのはありえないよ。だって点数表見てみなよ。1枚目の点数は実際こんなもんだよ。だからやるなら決めうちに近くなるってのは嘘で、難しいのは、2枚目以降の点数がピック途中で適宜上がっていくってこと。今まで何のカードをピックしたのか、色の組み合わせがどうなのか、ってことを総合的に判断しながらそのスリヴァーをピックするかどうかを決めなければならない。別にスリヴァーなら絶対に取るってわけじゃないし、そりゃあ《反射スリヴァー/Reflex Sliver(PLC)》とか《湿布スリヴァー/Poultice Sliver(PLC)》とかはなるべく取りたいが、《双頭スリヴァー/Two-Headed Sliver(TSP)》や《横這スリヴァー/Sidewinder Sliver(TSP)》や《陰影スリヴァー/Shadow Sliver(TSP)》は必須ではないし、要するに、単体で強いやつにそれなりの点数をつけるだけの話。まぁでも確かに、俺らには荷が重いってのは同感。ただ、《血清スリヴァー/Lymph Sliver(FUT)》は単体でデッキに入るレベルだと思うぞ。《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》は、まぁホントに単体だったら入らないけどさ。

 1マナ待機については、まぁ確かに構える動きとは噛み合うんだけど、じゃあ相手がネシアン出してきた時に除去るのかって話だからね。現実的に《ヴィセリッドの深み歩き/Viscerid Deepwalker(TSP)》がゲーム終了まで殴るビジョンは見えないから、コンバットでシャークできる場面ならまだしも、多分素直に相打ちを選ぶと思うんだよね。除去らないんだったら別にこいつらがマナかからずに出てこようが出てきまいが地上の突破力はないし、あんまり強くないってのは事実だと思う。ただ白抜き戦略なら、もちろん相対的に上にいくし、もちろん低すぎるってんなら修正するけど、どんなに頑張っても《ナントゥーコのシャーマン/Nantuko Shaman(TSP)》の上までしか上らないと思う。

 《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》はちょっと低すぎかとも思ったが、やっぱりただでさえ撃つタイミングが限定されるストームなのにタッチになるともっと弱くなるってのがね・・・少なくとも一人が構える・アドバンテージ重視なプレイングになったら、欲しいのは盤面で一番強い生物を除去るカードであって、二人でガンガンハンド消費して一時的にめっちゃ有利な場になったぜーってのは理想の状態ではないはず。常にカウンターやインスタントを構えて未知の状況に対処するのが本意だからね。そういうわけでこの点数になった。樽さんいわく「《ぶどう弾/Grapeshot(TSP)》より《突然の死/Sudden Death(TSP)》」まぁこれはカゲロウ落とせる上Split Secondという特性もあるから一概に単体除去の方が強いんだとは言えないけれど、《絞殺の煤/Strangling Soot(TSP)》レベルならこっちを優先して取ってもいいんじゃないかって話。特に色の価値は緑>黒>青>赤>白なんだからね。

 俺よりは練習してるアオキが、個々のカードの点数修正はともかく戦略の修正の必要性を感じないなら、戦略は維持するべきだと思う。制約と誓約、「白いカードはタッチできない限りはスルー」でいきましょう。俺は樽さんが《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry(TSP)》と《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver(TSP)》の二択で「点数的にベナリアでしょう」と言って前者を取ったことに納得がいかなかったし、白嫌いは染み付いてる感はある。あとは細かい点数だな。他にツッコミどころがあったらよろ。ついでにプレナーカオスとフューチャーサイトも点数表を作ろう。

[40] Name:まつがん Date:2007/06/27(Wed) 13:20 No.927
と、思ったが、やっぱり白タッチの例外は必要な気がする。


ケース1:《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(TSB)》、《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》を引いた場合

 いくら《ユートピアの誓約/Utopia Vow(PLC)》でなんとかなるっつっても相手がディッチャ入れてたらそれまでだし、カウンターは点数が高いから取れるとは限らない。確かに重いけど取ったら緑白で組むつもりでマナブーストの点上げれば済む話だし(緑白タッチ《予感/Foresee(FUT)》は結構アーキタイプっぽいな)これだけのエンドカードを1パック目、もしくは2パック目の段階で流す理由はないし、ピックするけどカット前提ってのも、もったいないと思う。


ケース2:《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver(TSP)》、《菅草スリヴァー/Sedge Sliver(TSP)》、《増力スリヴァー/Might Sliver(TSP)》、《憤怒スリヴァー/Fury Sliver(TSP)》、《精油スリヴァー/Essence Sliver(TSB)》、《針刺スリヴァー/Spined Sliver(TSB)》を引いた場合

 ダブルストライク以下ならまだしも、それより上のやつらは出したターンに確実にテンポとるし、単体の性能も高い。せっかく双頭巨人戦におけるスリヴァーは強いってわかってるのに、意地張ってこいつら流したら自分らが撲殺される運命になるのでは。


ケース3:《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》、《円盤の大魔術師/Magus of the Disk(TSP)》、《五制術の聖騎士/Pentarch Paladin(TSP)》とか強いレア

書いてある以上の評価をするつもりはないが、出されたら除去らないと負けるレベルなのは事実。他の色のレアと同等の評価をするか、しないか。



 本番で《増力スリヴァー/Might Sliver(TSP)》剥いたらすっげー揺れると思うんだよね。今のうちに決めておきたいぜ。他のカードによるっつーとそれまでだけど、やれるのか、やれないのかだけでもね。



 樽さんと一緒に組んで感じたことを踏まえ、出発前に最後の議論。

                      ?へ続く→
ISBN:4087461653 文庫 村山 由佳 集英社 2007/06 ¥420












[41] Name:まつがん Date:2007/06/27(Wed) 13:43 No.928
《模る寄生/Shaper Parasite(PLC)》
《死亡/Dead(PLC)》/《退場/Gone(PLC)》
《本質の管理人/Essence Warden(PLC)》
《マイアー・ボア/Mire Boa(PLC)》
《巨大埃バチ/Giant Dustwasp(PLC)》
《揺り籠から墓場まで/Cradle to Grave(PLC)》
《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》
《シタヌールの樹木読み/Citanul Woodreaders(PLC)》
《覆われた奇異/Veiling Oddity(PLC)》
《太陽の槍/Sunlance(PLC)》
《ラースのわな師/Rathi Trapper(PLC)》
《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》
《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(PLC)》
《粗暴な力/Brute Force(PLC)》
《筋力スリヴァー/Sinew Sliver(PLC)》
《進化の魔除け/Evolution Charm(PLC)》
《うつろう突然変異/Erratic Mutation(PLC)》
《深夜の魔除け/Midnight Charm(PLC)》
《海賊の魔除け/Piracy Charm(PLC)》
《棘鞭使い/Stingscourger(PLC)》
《荒廃語り/Blightspeaker(PLC)》
《原初のプラズマ/Primal Plasma(PLC)》
《夢次元の芸術家/Dreamscape Artist(PLC)》
《白たてがみのライオン/Whitemane Lion(PLC)》
《哀愁/Melancholy(PLC)》
《暁の魔除け/Dawn Charm(PLC)》
《湿布スリヴァー/Poultice Sliver(PLC)》
《反射スリヴァー/Reflex Sliver(PLC)》
《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》



《トロウケアの影/Shade of Trokair(PLC)》

 多分に感覚的だが、結構うまくできてる気はするな。樽さんいわく「人によって評価が違うから、《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》が流れてくることもありうる」だから、マイコダームは早めに取っておきたい。

[42] Name:まつがん Date:2007/06/27(Wed) 14:01 No.929
《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》



《論理の結び目/Logic Knot(FUT)》
《コー追われの浸透者/Infiltrator il-Kor(FUT)》
《予感/Foresee(FUT)》
《滑る胆液/Ichor Slick(FUT)》
《死に際の喘ぎ/Death Rattle(FUT)》
《稲妻の謎/Riddle of Lightning(FUT)》
《幽霊火/Ghostfire(FUT)》
《流動石の抱擁/Flowstone Embrace(FUT)》
《致命的な魅力/Fatal Attraction(FUT)》
《卑しめる裁き/Judge Unworthy(FUT)》
《サーシの騎士/Knight of Sursi(FUT)》
《スポロロスの古茸/Sporoloth Ancient(FUT)》
《鞭背ドレイク/Whip-Spine Drake(FUT)》
《輝く透光/Lucent Liminid(FUT)》
《深洞のインプ/Deepcavern Imp(FUT)》
《ソーンウィールドの射手/Thornweald Archer(FUT)》
《ラノワールの共感者/Llanowar Empath(FUT)》
《髑髏の占い師/Augur of Skulls(FUT)》
《秋の際/Edge of Autumn(FUT)》
《エイヴンの占い師/Aven Augur(FUT)》
《光糸の場/Lumithread Field(FUT)》
《ギャサンの略奪者/Gathan Raiders(FUT)》
《カヴーの上等王/Kavu Primarch(FUT)》
《ネシアンの狩猟者/Nessian Courser(FUT)》
《花崗岩の贈り物/Gift of Granite(FUT)》
《失われた時間/Lost Hours(FUT)》
《フォモーリの遊牧の民/Fomori Nomad(FUT)》



《第六隊の刃/Blade of the Sixth Pride(FUT)》


 大体こんな感じでしょ。もうどんなことがあっても《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》を流すのはありえなくて、こないだ《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》《ナカティルの戦群れ/Nacatl War-Pride(FUT)》《ただれた行進/Festering March(FUT)》《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》とあって真ん中2枚取っちゃったけど、ナカティル芽吹きでよかった。

 白抜き戦略というより緑メイン戦略というべきか。樽さんと違うところは、うちらはスリヴァーをやる気があんまりないというところだが(まだ決定事項ではないけど)はてさてどっちの方がいいのかね・・・




 そんなこんなで稚拙な「白はやりたくないよ戦略」が一応完成したわけだが、ここまでのイタリックが読みづらくて全部すっ飛ばしましたって人のために三行でこの戦略の趣旨を説明すると、

・アドバンテージ取れるカードが最強、次点でカウンター・除去
・コモンにアドバンテージの取れるカードが少ない上に除去がコモンで各パック1枚ずつしかない白は五色の中で最弱なのであまり取りたくない
・シングルシンボルの白(《太陽の槍/Sunlance(PLC)》とか《塩平原の世捨て/Saltfield Recluse(PLC)》)はタッチで使えるので取る
・緑○タッチ白と黒△を基本の形として、緑と黒を濃く取りたい
・《増力スリヴァー/Might Sliver(TSP)》《菅草スリヴァー/Sedge Sliver(TSP)》《肺臓スリヴァー/Pulmonic Sliver(TSP)》《精油スリヴァー/Essence Sliver(TSB)》を引いたらスリヴァー特攻、白やらないピックの例外
・ディッチャ入れるから《聖なるメサ/Sacred Mesa(TSB)》流して余裕wwwww(?)
・《隆盛なる勇士クロウヴァクス/Crovax, Ascendant Hero(PLC)》とか《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist(TSP)》とか《怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath(TSB)》引いたらその場で考えましょう

 なんだか三行以上あるような気もしますが大体こういうことですね。


 この戦略のメリットは、白いカードをピックするロスを避けられることにある。白メインの可能性がない以上、《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry(TSP)》とか《雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel(TSP)》は絶対ピックしないわけだから、それらと《紡績スリヴァー/Spinneret Sliver(TSP)》が一緒にいたら100%スリヴァーを取る。カードの点数は前者2枚の方が上だけれども、白いカードの点数を引き下げることによって、残り四色のより充実したピックを期待する感じ。もし最終的なピックの中に《トゲ尾の仔ドレイク/Spiketail Drakeling(TSP)》《オークの連続砲撃/Orcish Cannonade(TSP)》《ベナリアの騎兵/Benalish Cavalry(TSP)》《サリッドの発芽者/Thallid Germinator(TSP)》《アーボーグの吸魂魔道士/Urborg Syphon-Mage(TSP)》があったら多分どれか一枚は切ることになるんだろうけども、こういう状況で切られる可能性が高い白をあらかじめピックしないと決めておくことで、プロツアーで一分以内にピックするというプレッシャーのもとデッキがグチャる可能性を限りなくゼロに近づけるイメージ。カードの点数は大体上記のログの通り(今では《暗殺/Assassinate(TSP)》とかはもうちょい高いけど)で、アンコモン以上も大体似たようなカードに準拠する。

 この戦略を貫徹するなら《淡色のマイコダーム/Pallid Mycoderm(PLC)》みたいに(《大量の芽吹き/Sprout Swarm(FUT)》がない限り)タッチだと弱いカードはピックするべきではないのだが、周りの点数に合わせて高く見ているのは、大いなる矛盾だったかもしれない。

 あともう1チーム卓に白抜き決め打ってるやつらがいたら二秒で破綻するところもミソ。戦略と銘打ってる以上、互いに引かないでしょうし。

 また練習不足が祟って、試してないカードが多くピックが安定志向すぎるためにいわゆる「普通」のデッキになりやすいのも問題か。まぁしかしこの時はいざプロツアーの舞台に立った時に日和らないように指針を立てることがまず第一の目標だったので、そういう役割としてはこの白抜き戦略は十分なものだったと思う。





 と、まぁ退屈な話は置いといて、ここからはもうちょい時系列に沿って話をしよう。ひょっとしたらこっちの方が退屈かもしれないが。

 6/27(木)の17:50成田空港発の飛行機に乗るために、大体15:30に第一ターミナルに着くプランで家を出る。途中であんちゃん&やまけんペアと合流し、あんちゃんとやまけんの仲の悪さ(特にいがみ合ってるというわけではないが、互いにほとんど話をしないし、傍から見ると何故ペアを組んでいるのか全くわからないレベル)を再確認しつつ、搭乗手続きを済ませ、30分ほど時間があったのであんちゃん曰く成田空港名物の「カツカレーうどん」を食べておこうという話になるが、あんちゃんがレポート用紙(Why?)を買いにふらふら歩き回ったため、とりあえずそれを待つことに。で、あんちゃんがいない間にやまけんが名台詞が飛び出しまくる(なお本人に掲載の許可はとってあります)。



 やまけん「もうホント今回のプロツアーは来たくなかった」

 やまけん「あんちゃんには悪いけどパスポート忘れたことにしようかとも思ったもん さすがにそれは・・・と思ってやめたけど」

 やまけん「君たち(俺と資産家)がいなかったら絶対来てなかったよ」


 なおやまけんはPTQ常連プレイヤーとしてこの界隈(どういう範囲を指しているんだろう、この表現)ではそれなりに有名ですが、グレイビーに乗るためにプロツアーに出たいとかそういうのではなくて、寂しがり屋なので週末はマジックで楽しく過ごしたいとかそういう感じ(これだと語弊があるかもしれないがマジック大好き度は結構あんちゃんに引けをとらない)で、日ごろから「知らない人とは話さない」「知らないところには行かない」「飛行機とかストレス溜まるし我慢できない」「マジックは関東だけで(遠征とかしないで)十分やね」と公言して憚らない引きこもり系プレイヤー(ルックスはカバレッジ見ればわかる通りイケメン)なので、空港まで来といて何言ってんだと二人でなだめつつ。

 で、あんちゃん曰く名物のカツカレーうどんは時間がなかったため高速で食べてしかも全く名物らしいところもなく処理され、早足で手荷物審査を受け、どうにか飛行機に乗り込む。とりあえずはサンフランシスコまで10時間ほどのフライト。機内食のマズさをたっぷり堪能しつつ、眠りに落ちる。

 サンフランシスコで入国審査の後、飛行機を乗り換えまた2時間ほど飛んで、ようやくサンディエゴ到着。なおやまけんとあんちゃんは飛行機内でもほとんど会話しなかったそうだ。どんだけーとツッコむ間もなくタクシーに乗って前日登録のため会場に着くとまだ設営が終わってないっぽくて開いてなかったがかなりのプレイヤーがたむろしていた。やがて開いたので中に入ると、横浜よりいい感じの設営。イスもちゃちくないし。で、ここでトラブルが発生。なかしゅーさんにお願いしていた宿がどうやらかなりの安宿だっただけにそれなりの危険クオリティだったらしく、ベッド二つの部屋にあんちゃん・やまけんとおいら・資産家の四人押し込むプランだったがそれはあまりにやばいということなので、ヤソさんにお願いして四人のうち二人が破格の値段でPoYルームにお世話になることに。やまけんが「知らない人とは一緒に寝れない」というので俺と資産家がそっちで、やまけん・あんちゃんは当初からの宿プラン。

 で、レジストしてTシャツとタオルとパックとスリーブもらって暇だったところにねざ君が外人とドラフト練習しようと誘ってきたので渡りに船と戦略を煮詰めるために承諾。できたデッキは二人してスペル過多、どうやって勝つのかわからないレベルのデッキだったが外人2チームのビート戦略と捌くスペルが噛みあって2−0。

 その後ロックペアが到着し、ロックペア・G-REN&HITOMIXペア・ねざペア・おいらたちでドラフト。デッキは青がほぼ独占で極限に強かったが引きが弱くてロックペアに負けたところでお開きになって部屋へ戻り床で就寝。

                       ?へ続く→

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索