PTQサンディエゴ@横浜
2009年12月23日 読書 コメント (5)真剣勝負の舞台がある。
グランプリやプロツアーのように賞金があるわけではない。ましてフィーチャーテーブルでカバレッジをとられることもない。
草の根大会と同じくらいの宣伝で、集まる人数も多くはない。
だがそこには多くの物語がある。歴史がある。
今でこそプロプレイヤーとなって第一線を戦っている人たちも、かつては皆この狭き門をくぐっていったのだ。
Pro Tour Qualifier。夢が叶う場所。
久しぶりに緊張感あるデュエルが味わえる・・・そんな期待に胸を膨らませながら、俺は横浜行きの電車に乗り込んだ。
◇
プロツアーサンディエゴは、2010シーズンの最初のプロツアーとなる。
プロツアーの開催数自体も減ってきている現状、プロポイントをより多く獲得するためにはシーズン始めのプロツアーに参加することが重要なのは言うまでもない。
だが今のオレはもはや、マジックにそこまで時間をかけられる立場にない。故にこのサンディエゴのPTQも今までことごとくスルーしてきた。
それがなぜここで参加するのか。優勝して権利を得ても、本戦に参加できるのかは怪しい・・・ではなぜ?
理由は色々ある。ここ二回のLimitsスペシャル予選での敗北でシールド熱が高まったこと。夜鷲で気持ちよく勝ちたかったこと。
もちろんMTGの大会会場でしか会えない友人たちと会いたかったということもある。コミュニケーションツールとしてのマジック。大会に来る理由なんて、それだけで十分かもしれない。
だが最大の理由は、本気のマジックに飢えていたからだ。
PPC制度の改正によって、プロレベル5の人であってもPTQに出場することが可能になった。
それがもたらしたのは当然、プロプレイヤーのPTQ参戦である。
オレがPTQに精力的に参加していたホノルルシーズン(06)、ジュネーブシーズン(07)、クアラルンプールシーズン(08)の三年に比べて、少なくとも関東圏のPTQは、明らかに面子が濃くなった。
それはPT権利獲得競争の激化を意味するけれども、同時に、これ以上ない密度で練習ができる機会がそこら辺にごろごろ転がっているということでもあるのだ。
「マジックが強くなりたいなら、強い人と同じコミュニティに入ることだ」という考えには、それだけが唯一の方法ではないにせよ、一定の賛同が得られるだろう。
上手いプレイヤーの戦い方を観察し、経験し、議論を戦わせ、吸収することで、人は強くなる。
初めてのPTQトップ8では親和でランド5オニソ赤ボムをキープしたオレだが。
通算5回のプロツアー出場を経て、何がしかを得ることができたのだろうか。
Finals、あるいはLimitsの権利を獲得できていれば、それを確認するに相応しいレベルの戦いが待っていたのだろう・・・が、それは叶わなかった。
そして今回、12月23日が関東圏で行われる最後のPTQサンディエゴである。
2009年の締めくくりに。自分なりのけじめをつけるために。
お膳立ては整った。あとはただ、勝つだけ。
さあ、ゲームをしよう。
◇
(『さあ、ゲームをしよう』・・・まあこんな感じか)
俺は横浜行きの電車に揺られながら、今日のPTQのことをブログで書くときの書き出しを考えていた。
ブログを書き始めたのは5年も前のことになる。はじめは身内同士の連絡やごく個人的な内容で、あまり人に見せられたものではなかったし、そのつもりもなかったように思う。
だが気まぐれで書いた拙い戦略記事がきっかけで大手のニュースサイトに捕捉されるようになって、いつしかアクセス数も増えて。
2年半が経つ頃には、この狭い業界でちょっとは名の知れた存在になった・・・ネット上の人格として、ではあるが。
もちろん、それでも良かった。頑張って考えた日記が面白いと言ってもらえるのはやっぱり嬉しいものだし、それに多くのプロプレイヤーたちと知り合うきっかけになった。当時雲の上の存在だったセミプロやプロたちにHNで通じたときは、意外と読まれているもんだ、こりゃあ責任重大だぞと一人で勝手に怖くなったりしたものだ。
今ならなんでもないことかもしれないが、そんなことにも一喜一憂できる幸せな時期だったのだろう。
そして俺は少しずつ強くなり、幸運にも何度かPTQを突破し、プロツアーに参加することもできた。勝つことが楽しくなり、負ければ不運のせいにして、いっぱしの自称中級者の仲間入りを果たした。
ブログの方では自己を貶めて戯画化するという手法について自覚的・作為的な計算が働くようになり、その裏には傲慢が透けて見えた。
それでも精力的な大会参加・更新のおかげもあって、やたら居丈高な内容でも読者に見放されることはなかった。
・・・だが年を重ねれば環境は変わる。昔馴染みの友人たちも次々就職していき、俺も岐路に立たされていた。
いや、岐路とすら呼べないような、最初から答えが決まっているだけの問題だった。いつまでも寄り道をしているわけにはいかない・・・夢が、あったから。
そうして俺は区切りをつけた。
趣味という言い訳をもって大会に参加することを、是としたのだ。
ただ、長年続けたブログを突然閉鎖することには抵抗があった。
わざわざ閉鎖するほどのこともないか・・・そう思い、残しておくこととしたのだが。
その結果、ふらっと大会に参加しては中途半端に更新を繰り返している。
具体的な目標を持つでもなく、きっぱりやめるでもなく・・・まるでゾンビのように。
あまつさえ最近では二週間に一回の頻度で更新できるかどうかだ。
(潮時、かな)
何かを得るためには同等の代価が必要、ならば。
・・・勝って帰るにせよ負けて帰るにせよ、今日の日記は手を抜くまい。
横浜到着のアナウンスを聞きながら、そう思った。
◇
コンビニに寄って朝ごはんのおにぎり二つと糖分補給用にチョコレート、それから飲み物としてミルクティーを買い、横浜西公会堂に到着したのは9時30分。まだ人はまばらだ。
俺は適当な席に腰を落ち着けて、この環境のシールドのことを考える。
昨日の夜、練習しようと思って、MWSでSealed Deck Generaterを5回ほど起動した。そしてその全てが赤黒のデッキとなった。
多少偏りがあるにせよ、体感的に33パーセント以上は赤黒になるのではないか。
そうするとこれが三度目の正直、今度こそパックの力で勝手に勝てるレベルのプールがもらえるかも・・・などと淡い期待を抱きつつ、受付開始のアナウンスがあったので早々に受付を済ませて席に戻り、知り合いと話しながら開始の時を待つ。
しばらく受付の列を見ていると、有名なプロプレイヤーたちが関西からFinals/Limitsのために来たであろうプロプレイヤーたちとともに並んでいるのに気づいた。
やはり関東圏のPTQは一筋縄ではいかない。彼らと当たらずに決勝に残れるといいのだが・・・
だが十数分後にチェックパックが始まると、そんな弱い考えを見透かすかのように出現する夜鷲。当然俺の使うパックにも出現する予定だが、他の人の使うパックからはなるべく出ないにこしたことはない。若干テンションが下がりつつ、チェックを終えて再配布を待つ。
夜鷲6枚とは言わない。言わないが、せめて1枚くらい・・・
俺はもはや人事は尽くしたとばかりに祈りを捧げた。審判の日を待つ敬虔な殉教者のように。
そして、俺の手元に配られたのは。
◇
<白>×13
1《精霊への挑戦/Brave the Elements(ZEN)》
1《天界のマントル/Celestial Mantle(ZEN)》
1《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》
1《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster(ZEN)》
1《コーの奉納者/Kor Sanctifiers(ZEN)》
1《土地縛りの儀式/Landbind Ritual(ZEN)》
1《雨雲の翼/Nimbus Wings(ZEN)》
1《気高き面影/Noble Vestige(ZEN)》
1《迷いし者の番人/Shepherd of the Lost(ZEN)》
1《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》
2《陽の泉の探検/Sunspring Expedition(ZEN)》
1《風をまとう突撃/Windborne Charge(ZEN)》
<青>×16
1《面晶体のカニ/Hedron Crab(ZEN)》
1《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》
1《アイオーの廃墟の探検/Ior Ruin Expedition(ZEN)》
2《無気力の罠/Lethargy Trap(ZEN)》
1《マーフォークの道探し/Merfolk Wayfinder(ZEN)》
2《無謀な識者/Reckless Scholar(ZEN)》
1《乱動の精霊/Roil Elemental(ZEN)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
3《嵐のフクロウ/Tempest Owl(ZEN)》
1《罠師の引き込み/Trapmaker’s Snare(ZEN)》
1《天空のアジサシ/Welkin Tern(ZEN)》
1《鞭打ちの罠/Whiplash Trap(ZEN)》
<黒>×14
1《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》
1《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》
1《冒涜された地/Desecrated Earth(ZEN)》
1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
1《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》
1《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist(ZEN)》
2《忌まわしい最期/Hideous End(ZEN)》
3《愚鈍な虚身/Mindless Null(ZEN)》
2《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》
1《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
<赤>×17
1《破砕/Demolish(ZEN)》
1《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》
2《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
1《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》
1《地獄火の雑種犬/Hellfire Mongrel(ZEN)》
1《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger(ZEN)》
2《高地の狂戦士/Highland Berserker(ZEN)》
1《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》
2《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
1《破滅的なミノタウルス/Ruinous Minotaur(ZEN)》
1《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant(ZEN)》
1《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》
1《松明投げ/Torch Slinger(ZEN)》
1《ゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expedition(ZEN)》
<緑>×15
1《コブラの罠/Cobra Trap(ZEN)》
1《開拓地の先達/Frontier Guide(ZEN)》
1《巨身化/Gigantiform(ZEN)》
1《砕土/Harrow(ZEN)》
1《カビのシャンブラー/Mold Shambler(ZEN)》
1《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》
1《秘宝の破壊/Relic Crush(ZEN)》
1《野蛮な影法師/Savage Silhouette(ZEN)》
2《絡め汁/Tanglesap(ZEN)》
1《土を踏み付けるもの/Terra Stomper(ZEN)》
1《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》
1《変わり樹のバジリスク/Turntimber Basilisk(ZEN)》
1《巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger(ZEN)》
1《ゼンディカーの彼方導き/Zendikar Farguide(ZEN)》
<銀>×4
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
1《探検の地図/Expedition Map(ZEN)》
1《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》
1《先駆者の長靴/Trailblazer’s Boots(ZEN)》
<土地>×5
1《空の遺跡、エメリア/Emeria, the Sky Ruin(ZEN)》
1《カビーラの交差路/Kabira Crossroads(ZEN)》
1《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge(ZEN)》
1《山/Mountain(ZEN)》Foil
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》Foil
◇
(こ・・・これは)
夜鷲こそいないものの組みがいのありそうなカードプールを前に、さて何から手をつけたものかと俺は思案した。
長い戦いになりそうだ、と何となく予感めいたものを感じながら。
◇
ちくしょおおおお(AA略)
また夜鷲いないし。まあ青赤フェッチFoilで参加費はペイしてるけど。
組みがいがある、とはいっても青は特にいいところがないからすぐ切れて、パッと見で除去と軽い生物/重い生物が揃っている赤がメインカラー確定か。相方を白・黒・緑のどれから選ぶか、だが。
黒は除去は超強いけど生物が微妙、それに赤メインとすると色拘束がかなりきつい。
白も悪くないんだけど、カザンドゥ/ディッチャ/番人/未達の4枚だけだからなー。積極的に使いたいほどではない。
緑は土地もあるし一見レア二枚あって強そうなんだけど・・・うーん前回の赤緑の経験からしてやっぱり抵抗があるな。
まーやっぱ赤黒安定っぽいな。除去は正義っしょ。
『RB』
1《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger(ZEN)》
1《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》
1《ハグラの悪魔信者/Hagra Diabolist(ZEN)》
1《松明投げ/Torch Slinger(ZEN)》
1《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》
1《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant(ZEN)》
1《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》
1《地獄火の雑種犬/Hellfire Mongrel(ZEN)》
1《破滅的なミノタウルス/Ruinous Minotaur(ZEN)》
1《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》
2《高地の狂戦士/Highland Berserker(ZEN)》
1《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
2《忌まわしい最期/Hideous End(ZEN)》
2《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》
1《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》
1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
1《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
9《沼/Swamp(ZEN)》
8《山/Mountain(ZEN)》
1《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
軽い除去多いから後手デッキ。色拘束きついのとスペル軽く揃えたかったから《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》抜いちゃったけどこれは構築ミス。《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》いらなかった。
参加者51名、スイスドロー六回戦。6-0まで駆け抜ける!!
◇
(BGM:スキマスイッチ「ゴールデンタイムラバー」)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8531268
◇
第一回戦 VS赤黒 2-1
一戦目 相手が先手を選ぶ。《開拓者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》で5回くらい土地めくられたけど強い生物出されなかったので普通に勝ち。
In
1《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》
1《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》
Out
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
二戦目 《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator(ZEN)》→《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》→《溶鉄の荒廃者/Molten Ravager(ZEN)》→《髑髏砕きの巨人/Shatterskull Giant(ZEN)》って動かれてなんとか捌けるプランでいったら6T目にクロックあるところに《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》置かれてgg。
三戦目 後手選んでワンマリ。《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》の処理を相手がミスってシャクれて勝ち。
第二回戦 VS赤白→赤黒(やまけん) 2-0
一戦目 ダイス勝って後手を選ぶ。《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》→《忌まわしい最期/Hideous End(ZEN)》で《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》つきの生物2匹を捌き、デカブツ出して攻勢に転じると相手除去なくて勝ち。
二戦目 相手先手、白を黒に変えてきたのでこりゃヘドロかな・・・と思ってセットランドをケア。で5T目に撃たれたけど沼2枚しかなくて《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》が残り、次ターンの沼渡りをシャクって相手がマナフラッド気味のところに《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》で畳み掛けて勝ち。
第三回戦 VS赤黒(にも) 2-0
一戦目 ダイス勝って後手。《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》に《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》つけてダメージレースしてきたのを《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》でシャクれて勝ち。
In・Out
一回戦と一緒。
二戦目 相手先手。ムカデ→除去→冒険者装具+ムカデ→除去→三匹目のムカデ(笑) さすがに除去れない、が相手の土地が3枚で詰まったのを尻目に《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》→《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger(ZEN)》とスムーズに動いて勝ち。
第四回戦 VS青黒 2-1
一戦目 ダイス勝って後手を選ぶ。《信頼おける山刀/Trusty Machete(ZEN)》→《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》→《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》→《生きている津波/Living Tsunami(ZEN)》と動かれて、サラカー一匹は《罰する火/Punishing Fire(ZEN)》で、津波はダバニでそれぞれ処理したものの、《鞭打ちの罠/Whiplash Trap(ZEN)》で押し込まれて負け。
In
1《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》
1《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
Out
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
二戦目 後手を選ぶ。《噴火滑り/Geyser Glider(ZEN)》→《ヘルカイトの突撃者/Hellkite Charger(ZEN)》でダメージレースプラン崩して、守りの鞭打ち使わせたところで《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》4点本体で勝ち。
三戦目 サラカー二体でビートされるが《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》で迎え撃つ構え。鞭打ち使われるもライフ4残り、そこからヘルカイトと噴火滑りを展開し、《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》トップして勝ち。
第五回戦 VS黒白(ささぼー) 0-2
4-0三人で俺だけ下当たりしてIDできず。
一戦目 《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》に《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》ついて《精神ヘドロ/Mind Sludge(ZEN)》撃たれた。gg。
In
1《尖塔の連射/Spire Barrage(ZEN)》
1《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
1《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》
1《破砕/Demolish(ZEN)》
Out
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
1《ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker(ZEN)》
1《ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paint(ZEN)》
1《忌まわしい最期/Hideous End(ZEN)》
二戦目 赤マナ一個しか出なくてグロってる間に沼一杯の《墓所の切り裂き魔/Crypt Ripper(ZEN)》と夜鷲でボコボコ殴られて、トドメにまたヘドロ撃たれて圧敗。
第六回戦 VS? ID
スタンディング見たら二人とも安全圏だったのでID。
4-1-1で3位で決勝シングルエリミへ。大きなプレイミスもなく、夜鷲も一回しか出されなかったのが幸いした。血魔女も出されなかったし。ていうか今まで出されすぎた?
◇
さて、決勝はゼンディカー×3のドラフトである。
MOをやっていない俺は、この環境のドラフトはそこまで回数をこなせているわけではない。大体の色評価とカード評価は掴んでいるつもりだが、強力なレアを引けば多少決め打ち気味になってしまうのは避けられないだろう。
いずれにせよ、今俺の持つ最高のポテンシャルを出し切るだけだ。
席はささぼー→ブラマス→おっさん→知らない人
→オレ→帝國さん→知らない人→知らない人の順。
1パック目初手は《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》流して《複製の儀式/Rite of Replication(ZEN)》。選択の余地はない。2手目は《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》。3手目、《業火の罠/Inferno Trap(ZEN)》流して《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》。帝國さんがニマーナから黒に走っていると被るが、我がままを通すのは上家の権利である。ここは2マナ圏が欲しい。4手目は取るものがなく《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》。5手目《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》で青が空いているのを確信。6手目《ハグラのクロコダイル/Hagra Crocodile(ZEN)》はこれしか取るものがない。7手目《タクタクの唸り屋/Tuktuk Grunts(ZEN)》をカット気味に。《取り消し/Cancel(ZEN)》や《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》が一周したので青はやれている。さて二色目をどうするか・・・黒2枚、赤1枚だが。白は《コーの飛空士/Kor Aeronaut(ZEN)》を流しているので下家か下下家がやっているだろう。
2パック目初手は《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》。2手目《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》だがその後青も黒も生物が流れてこず、白がだだ流れで不穏な感じ。でも《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》も《コーの空漁師/Kor Skyfisher(ZEN)》も《コーの鉤の達人/Kor Hookmaster(ZEN)》も見てないから入るタイミングがなー・・・結局2パック目終了時点で除去0枚、生物8体。
3パック目初手は《天空のアジサシ/Welkin Tern(ZEN)》から。《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》と《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》を無理矢理ピックして生物の数は帳尻を合わせるが、明らかに趣味に走っている。
『UB』
1《風乗りの長魚/Windrider Eel(ZEN)》
1《マーフォークの海忍び/Merfolk Seastalkers(ZEN)》
1《ニマーナの売剣/Nimana Sell-Sword(ZEN)》
1《ハグラのクロコダイル/Hagra Crocodile(ZEN)》
2《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》
2《石造りのピューマ/Stonework Puma(ZEN)》
1《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》
1《天空のアジサシ/Welkin Tern(ZEN)》
1《血の求道者/Blood Seeker(ZEN)》
1《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》
1《突風の統率者/Caller of Gales(ZEN)》
2《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator(ZEN)》
1《複製の儀式/Rite of Replication(ZEN)》
1《麻痺の掌握/Paralyzing Grasp(ZEN)》
1《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》
1《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》
1《魂の階段の探検/Soul Stair Expedition(ZEN)》
1《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》
1《冒険者の装具/Adventuring Gear(ZEN)》
9《島/Island(ZEN)》
8《沼/Swamp(ZEN)》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
馬鹿ビート。1パック目で《吸血鬼の一噛み/Vampire’s Bite(ZEN)》が取れていたので2パック目の途中からこの完成形は意識できていたが、思ったより青の生物が取れずバニラ銀生物に頼る寂しい感じに。
2パック目の終盤、《真心の光を放つ者/Devout Lightcaster(ZEN)》カットと《無謀な識者/Reckless Scholar(ZEN)》の2択で前者を取ったがキチガイだった。確かに出されたら負けるけど流れ悪くてデッキできてないのにカットする余裕はなかった。ルーターあったら《不気味な発見/Grim Discovery(ZEN)》も運用できたのに・・・
サイドに《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》3枚。相手が青だったらやばいかなと思ってサイドに落としたけど、デッキ弱いから3-0するためにはこういうギャンブルに賭けた方が幾分マシだった。卓に青少ないから大体刺さるだろうし。あと《クラーケンの幼子/Kraken Hatchling(ZEN)》を入れないのはなかった。
要するに俺は、まだまだヘタクソだったわけだ。
◇
準々決勝 VS緑単タッチ赤(ささぼー) 1-2
一戦目 相手が《カザンドゥの隠れ家/Kazandu Refuge(ZEN)》2枚置きつつも延々セット土地だけでパーマネント出してこなかったので普通に撲殺。
二戦目 《信頼おける山刀/Trusty Machete(ZEN)》→《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》でビートされて、一本目見た《タジュールの射手/Tajuru Archer(ZEN)》出されたら終わるから後手3ターン目ウマーラ出さずに《面晶体集め/Hedron Scrabbler(ZEN)》に《探検者の望遠鏡/Explorer’s Scope(ZEN)》つけて殴る日和プレイしたら持たれてなくてこっちのクロック足りなくてダメージレースできず、しかも後でタジュールトップされて《原初の怒声/Primal Bellow(ZEN)》で押し込まれて負け。持たれたら負けでいいから開き直ってプレイが正着だろどう考えても。後手なのに何でもケアしようとしすぎた。
サイド 二戦目の段階で緑単タッチ赤っぽいなとは思ってたけどキチガって広がりんぐをインする。
三戦目 こちら先手で《吸血鬼の裂断者/Vampire Lacerator(ZEN)》→《サラカーの匪賊/Surrakar Marauder(ZEN)》→《ウマーラの猛禽/Umara Raptor(ZEN)》→《ハグラのクロコダイル/Hagra Crocodile(ZEN)》の超ブン!!!!・・・だが相手は《ニッサに選ばれし者/Nissa’s Chosen(ZEN)》→《オラン=リーフの生き残り/Oran-Rief Survivalist(ZEN)》+《巨森、オラン=リーフ/Oran-Rief, the Vastwood(ZEN)》でパンプ→《放牧の林鹿/Grazing Gladehart(ZEN)》+セット《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》→《領地のベイロス/Territorial Baloth(ZEN)》→《オラン=リーフの出家蜘蛛/Oran-Rief Recluse(ZEN)》キッカーという完璧な捌きで、一応フェッチした山を広がりんぐしたけど全く意味なくて敗北。いい勝負だった・・・
◇
というわけで余裕の一没。え?こんなに前フリ書いたのに?そう、一没だよ。紛うことなき一没。ていうかそれなら何でBGM流したんだ。やってみたかっただけでーす。無駄な一人称語りも。やってみたかっただけでーす。早く死ねばいいのに。
ていうかすげー時間かけて書いたけどなんだこの日記、今すぐ全部消したいぞ。
えーいもういいや!書き込んじゃえ!!(ポチッ
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Today’s tune
栗プリン「No Logic」(歌ってみた)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8249534
コメント
ありがとう!苦労が報われます(かかった時間的な意味で)