PWC-194th-
2009年5月5日 読書 コメント (4)PT京都以来すっかりトーナメントシーンからご無沙汰だったので、今回3人チームスタンに出るにあたっては、デッキ選択にかなり頭を悩まされることとなった。
最新・最強のトップクラスデッキを三つ用意したいけれども、そのようなデッキは核となるカードのパーツ被りも激しい。白黒トークンから《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》を抜くことはできても、《反射池/Reflecting Pool(SHM)》や《苦花/Bitterblossom(MOR)》を抜くことはかなわない。白鳥にとっての《反射池/Reflecting Pool(SHM)》、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》もまたしかり・・・しかしこれらが一線級のデッキであり、プレイしていて楽しいことに疑いはない。なるべくならチームメイト全員にそれぞれが満足できるデッキを渡したいのだが、そのような組み合わせが存在するのだろうか。
闇雲にデッキ同士をつき合せても時間を浪費するだけで、解答には近づけない。もし解答が存在するとしたならば、それらは環境の強力カードを余すところなく使う、限りなくMECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)に近い構築になるはずである。そこでまずはスタンダードにおいてこれは使いたいと思わせるカードをピックアップし、それらの組み合わせで創造的にデッキを作っていくというプロセスを辿ることにした。
《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
《苦花/Bitterblossom(MOR)》
《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》
《反射池/Reflecting Pool(SHM)》
《変わり谷/Mutavault(MOR)》
《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
代替がきかないほどのカードパワーゆえに被りやすいパーツというとこのあたりだろうか。
だがこれらの均等な割り振りをイメージしながら組み合わせを考えていながら、青単ライブラリアウトとかトーストとかゴミみたいなデッキに引きずられた結果いつまで経ってもソリューションは求まらず、気がつけば大会二日前。決断を迫られた我々は、もういいやとばかりに投げやりにデッキを決めたのだった。
チーム名:Sky Sanctuary
A:ゆうやん(白黒トークン)
B:俺(赤黒ブライトニング)
C:時の詩人(緑黒ロクソドーン)
『米寿』
4《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》
4《ゴブリンの異国者/Goblin Outlander(CON)》
4《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang(SHM)》
4《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》
2《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap(SHM)》
4《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(10E)》
4《火葬/Incinerate(10E)》
4《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》
4《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》
4《婆のあばら家/Auntie’s Hovel(LRW)》
4《硫黄泉/Sulfurous Springs(10E)》
4《偶像の石塚/Graven Cairns(SHM)》
4《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment(10E)》
9《山/Mountain(ALA)》
1《沼/Swamp(ALA)》
4《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》
4《死の印/Deathmark(10E)》
2《恒久の拷問/Everlasting Torment(SHM)》
2《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《卓越の印章/Sigil of Distinction(ALA)》
脇の二人のデッキ名は当然『微笑みインサイド』と『いつだってプリズム』であるがわからない人は気にしなくてよい。
ブライトニングとか一線を大きく外れている気がしないでもないが、時間がなかったからしょうがない。それに《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》を使ってみたかったというのもある。残り二人には一線級デッキを渡したからなんとか勝ってくれるだろう、俺は3-3すればいいや。というやる気のなさである。
余談ではあるが、これを書いている段階でベターな組み合わせが一つ思いついた。
A:ナベスワン(谷抜き・根本原理入り)
B:ニモ☆キン(谷0~2枚)
C:AKKAエルフ(谷2~3枚)
これだとUR/Mono-W/GBで色を住み分けることで個々にサイドボードなどの微調整ができ、かつそれぞれのデッキパワーもなかなか高い。白単キスキンとかつまらなくね?みたいな感じで早々に選択肢から外してしまったが、あるいはこれがこの日のベストチョイスだったかもしれない。
ともあれ、参加者30チーム(90人)、スイスドロー六回戦。18-0まで駆け抜ける!と慣例なので一応言っておく。
第一回戦 VS赤白GAPPO 2-1
A:赤黒ブライトニング
B:赤白GAPPO
C:トースト
一戦目 割りとぶん回って勝ち。
二戦目 《死の印/Deathmark(10E)》サイドインしなかったら死ぬほど《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》並べられて余裕負け。
三戦目 接戦になるが《卓越の印章/Sigil of Distinction(ALA)》が噛みあって《火山の流弾/Volcanic Fallout(CON)》×2ぶっ放して勝ち。
脇二人も勝ってチーム勝ち。1-0-0
第二回戦 VSトースト 2-0
A:赤白GAPPO
B:トースト
C:緑黒エルフ
一戦目 セットランド忘れて《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》X=1が刺さりピンチ。でも相手が《若き群れのドラゴン/Broodmate Dragon(ALA)》を下に送ってくれたので勝ち。
二戦目 相手ダブマリ土地2ストップして勝ち。
二人とも勝ってチーム勝ち。2-0-0
第三回戦 VSジャンドビッグマナ 2-1
A:赤黒ブライトニング
B:ジャンドビッグマナ
C:青白黒親和
一戦目 土地12枚くらい引いて余裕負け。
二戦目 《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》でカメコロ抜いてギャンコマトップしたりして勝ち。
三戦目 《野生の跳ね返り/Wild Ricochet(LRW)》ケアしつつ《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》2発ぶち込んで勝ち。
ゆうやん勝ち、時の詩人負けでチーム勝ち。3-0-0
第四回戦 VSジャンド続唱 0-2
A:青白コントロール
B:ジャンド続唱
C:赤白GAPPO
一戦目 《瀝青破/Bituminous Blast(ARB)》から3/2速攻とかめくれたりしてダメージ重ねられ、《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique(SHM)》の返しで《荒廃稲妻/Blightning(ALA)》で手札空にしてダメージレースの構えをとるも《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》トップされて頑強で死亡。
二戦目 2枚目の《終止/Terminate(PS)》ケアしないで《ギトゥの宿営地/Ghitu Encampment(10E)》殴ったら持たれててマナ足りなくなって負け。ケアするべきだった。
ゆうやん負け、時の詩人勝ちでチーム負け。3-1-0
第五回戦 VS緑黒エルフ 0-2
A:白黒トークン
B:緑黒エルフ
C:赤黒ブライトニング
一戦目 先手トリマリで死亡。
二戦目 《狼骨のシャーマン/Wolf-Skull Shaman(MOR)》に族系されまくり、それでも火力引ければ勝てたけど引けずに死亡。
ゆうやん負け、時の詩人勝ちでチーム負け。3-2-0
第六回戦 VSエスパーヒバリ 2-0
A:親和エルフ
B:エスパーヒバリ
C:ジャンド続唱
一戦目 《エレンドラ谷の大魔導師/Glen Elendra Archmage(EVE)》にコントロールされて絶対負けたと思ったけど相手の手札《否認/Negate(MOR)》ばっかりでうっかり《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander(10E)》が通ってうっかり勝ち。
二戦目 相手盤面捌くカード何も引かなくて8/8の《運命の大立者/Figure of Destiny(EVE)》だけで勝ち。
ゆうやん負け、時の詩人勝ちでチーム勝ち。4-2-0
というわけで4-2でした。個人成績はゆうやん3-3、俺4-2、時の詩人5-1とロクソドーン強すぎワロタって感じですね。
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だが話はここで終わらなかった。
そう、横浜PWC恒例のビンゴ大会。どうせ当たりはしないだろうと適当に座っていたらあれよあれよという間に穴が開いていき、かなり早い段階でリーチ目ができる。そして中盤に差し掛かったあたりで「ビンゴ!」
ま「じゃあ、白い袋のすぐ隣の箱で」
レアくじの人「これですね?では・・・いきます!」
ジャン!箱から出てきたのは・・・
ま「・・・原稿用紙が2枚?」
レアくじの人「これはですね、PWC恒例の、作文を書いて提出すると次回参加費がタダになるというやつですね!」
ま「(なんだ作文を書くだけか。参加費無料はかなりおいしいな。でもテーマは何でもいいのかな?むしろそれだと書きにくいが・・・)」
レアくじの人「でもテーマがないと書きづらいだろうということで」
ま「(やっぱりテーマがあるのか、まぁ当然だな。さて何について書けばいいんだ。好きなカードかちょっといい話か)」
ドサドサドサッ
ま「!?」
レアくじの人「このラブひな14巻セットを読んでですね、感想を書いていただければな~と」
ま「(馬鹿な・・・こんなことがっ!!)」
レアくじの人「さらにですね、」
ま「(まだあんの!?)」
レアくじの人「それだけだと感想が書きづらいかな~、と思いまして・・・」
ま「(書けるよ!14巻も読んだら絶対書けるから!だからこれ以上は・・・!!)」
レアくじの人「成瀬川なる添い寝シーツもつけちゃいます!!」
ま「(やめろおおおぉぉぉぉぉぉ!!)」
※注:こんなの
ttp://www2.biglobe.ne.jp/~tell/keihin/lhina/sseets/sseets.html
ま「(くっ・・・だがこんな作文など・・・参加費さえ払ってしまえば書かなくても・・・!!)」
ナベ「まつがん次いつPWC来んの?^^」
ストライク「原稿用紙2枚といわず1万字くらい書いてくださいよ^^」
その他「ていうかだらだらMTGに上げればよくね?」
その他2「期待してます」
ま「うわあああああああああああ!!」
答え3:現実は非情である
そして降りしきる雨の中、ラブひな14巻と添い寝シーツの入ったビニールの袋をさげて横浜を後にするのであった・・・
つづ・・・かない(多分
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Today’s tune
WHITE-LIPS「もしも明日が晴れならば」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm470272
コメント
あの雨の中で塩を9kgとか無茶しやがって・・・
添い寝シーツと2kgくらい交換して欲しかったw