これまで過去3回ほどリミテッドのグランプリに出たことがあったが、二日目に残った経験はなかった。
最初はそう、2004年のグランプリ仙台。「だらだらMTG」がdiarynoteに来る前の、知る人ぞ知る暗黒期(文字通り)に、アオキや時の詩人らと頑張って遠征した懐かしい記憶。ミラディンブロックのシールド・・・とはいえあの時俺たちはマジックのマの字も知らないレベルのプレイヤーだった。そう、二回戦フィーチャーテーブルに座って・・・座って・・・あれ?
俺フィーチャーテーブル座ったことあるじゃん!
そんで大澤さんを倒したんだった。まぁその後余裕で3-3でドロップしたけど。てことはフィーチャーが目標とか言ってるけど、それは既に達成されてるんじゃ・・・
お、落ちけつ。いや落ち着けって。その時は記事にならなかった(いわゆる「偽フィーチャー」)んだから、つまり記事になるフィーチャーが目標ってことでいいんじゃないだろうか。それなら大丈夫だ。あーよかった。
にしてもこのグランプリ仙台は懐かしいな。そういえば俺3回戦で安富さんの最強デッキにボコボコにされたっけ。当時全然知りもしなかったやまけんが9位なんですけど。うわ、スタンディングに懐かしい名前がたくさん・・・
おっとっと、これ以上はタイムワープするからやめておこう。みんなも気になったら昔のカバレッジとか覗いてみるといいと思う。簡単に時間が飛ぶから。
時は流れ、2006年のグランプリ広島。1-2ドロップ。
同じく2006年のグランプリ山形、3-3ドロップ。
そして今まで日本選手権にも出たことがないから、要するに二日目のドラフトなるもの自体が初体験ということになる。
無論PTQやGPTの決勝ドラフトくらいは何度も経験しているが、やはり規模が違う。8つの卓、64人が一斉にピックするともなると、緊張感もある。
だが実際座ってみると・・・この「二日目のドラフト」という舞台、なんだか「いい」のである。
この高ぶりをどう表現したらよいものか・・・いや、こればかりは経験していただくほかないとも思う。今回は635人から64人ととりわけ狭き門だったが、次のグランプリからは二日目進出の条件が緩やかになるということで、今まで二日目に進んだことがない人にも座るチャンスが増えるだろう。是非自ら確かめてもらいたい。
ちなみにアラーラのドラフトについては、8ドラに関してはほとんど練習しておらず、ただ嗜好だけはかなりはっきりしていて、「緑をやりたくない」これに尽きる。詳細は省くが、まぁ単なるわがままと思ってもらって構わない。
初日を39位で折り返し、5番Podには帝國さん、有田さん、たな~さんなど。この卓で3-0して、次を2-0IDでトップ8まで一気に駆け抜けたい。
1パック目初手は《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》。2手目《エスパーの全景/Esper Panorama(ALA)》でエスパー決め打ち気味に。いざとなったらグリクシスタッチ白に身をかわすつもりだったが、3手目《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine(ALA)》、4手目《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis(ALA)》、5手目《猛きセロドン/Bull Cerodon(ALA)》で5色を意識。
そしてあれよあれよとピックは進み・・・
1《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》
1《猛きセロドン/Bull Cerodon(ALA)》
1《波掠めのエイヴン/Waveskimmer Aven(ALA)》
1《血焚きの精霊/Bloodpyre Elemental(ALA)》
2《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》
1《クァーサルの伏兵/Qasali Ambusher(ALA)》
1《峠のラネット/Ridge Rannet(ALA)》
1《鋤引きの耕し獣/Yoked Plowbeast(ALA)》
1《圧倒する叫び/Resounding Scream(ALA)》
1《圧倒する波/Resounding Wave(ALA)》
1《圧倒する静寂/Resounding Silence(ALA)》
2《屍からの発生/Necrogenesis(ALA)》
1《取り消し/Cancel(ALA)》
1《忘却の輪/Oblivion Ring(LRW)》
1《苦悶のねじれ/Agony Warp(ALA)》
1《急使の薬包/Courier’s Capsule(ALA)》
1《処刑人の薬包/Executioner’s Capsule(ALA)》
2《バントのオベリスク/Obelisk of Bant(ALA)》
1《ジャンドのオベリスク/Obelisk of Jund(ALA)》
1《エスパーのオベリスク/Obelisk of Esper(ALA)》
1《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis(ALA)》
1《ジャングルの祭殿/Jungle Shrine(ALA)》
1《グリクシスの全景/Grixis Panorama(ALA)》
2《エスパーの全景/Esper Panorama(ALA)》
2《島/Island(ALA)》
3《平地/Plains(ALA)》
3《沼/Swamp(ALA)》
3《森/Forest(ALA)》
1《山/Mountain(SHM)》
どうしてこんなことに・・・orz
2パック目の4手目くらいで調子に乗って流れてきた《暴力的な根本原理/Violent Ultimatum(ALA)》をピックしたあたりでおかしくなっていた。完成形をイメージしなさすぎた。ていうかせっかく《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》2体いるのに《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》が取れない時点で終わってる。
これはさすがに0-3かな・・・と覚悟を固める。2ndドラフトは何枚レアが取れるかな・・・
第九回戦 VSエスパー(上家) 0-2
しかも上家がエスパーwww《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》が来るはずもなくwww
一戦目、二戦目ともにフルボッコ。相手のデッキが強すぎた。
第十回戦 VS緑黒タッチ赤白 2-1
一戦目 《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》出して《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》と一緒に殴って勝ち。
二戦目 土地とオベリスク並べてたらいつの間にか死んでたw
三戦目 《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》が5回殴って勝ちwお互いどんだけ弱いのかとww
第十一回戦 VSバント(有田さん) 2-0
一戦目 《クァーサルの伏兵/Qasali Ambusher(ALA)》でテンポを取り、《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》を相手が頑張って対処したところで攻勢に転じて勝ち。
二戦目 《浄火の大天使/Empyrial Archangel(ALA)》が最強すぎた。
なんと奇跡的に2-1することに成功。まだ3-0すればトップ8の目はある。この好機、逃すわけにはいかない・・・!!
2ndPodは3番テーブルで、三田村さん、れっど、ミヤジマさん、でぶ、たな~さんと知り合いが多くやりづらい。だがいずれにせよ3-0縛りはみんな一緒なので、やれるだけやるしか。上上家にミヤジマさん、上家にでぶ、下家にたな~さん。
1パック目初手はまたも《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》。なんか好かれてる?2手目《くぐつの妖術師/Puppet Conjurer(ALA)》、3手目《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》、だがそれ以降エスパーの流れが悪い。これは・・・いわゆる・・・
2パック目は必死でエスパーのカードを取る。
3パック目初手《戦誉の天使/Battlegrace Angel(ALA)》、だがエスパーのカードが流れて来るはずもなく、しょうがなく《取り消し/Cancel(ALA)》をたくさん集めて了。
1《鋼覆いの海蛇/Steelclad Serpent(ALA)》
1《戦誉の天使/Battlegrace Angel(ALA)》
1《塔のガーゴイル/Tower Gargoyle(ALA)》
1《聖域のガーゴイル/Sanctum Gargoyle(ALA)》
2《風生みの魔道士/Windwright Mage(ALA)》
1《ヴェクティスの口封じ/Vectis Silencers(ALA)》
1《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》
1《機械医師/Metallurgeon(ALA)》
1《エーテリウムの彫刻家/Etherium Sculptor(ALA)》
1《くぐつの妖術師/Puppet Conjurer(ALA)》
1《アミーシャの口づけ/Kiss of the Amesha(ALA)》
1《圧倒する波/Resounding Wave(ALA)》
3《取り消し/Cancel(ALA)》
1《呪文摘み/Spell Snip(ALA)》
2《急使の薬包/Courier’s Capsule(ALA)》
2《骨の粉砕/Bone Splinters(ALA)》
1《バントのオベリスク/Obelisk of Bant(ALA)》
1《エスパーのオベリスク/Obelisk of Esper(ALA)》
6《平地/Plains(ALA)》
5《島/Island(ALA)》
4《沼/Swamp(ALA)》
1《崩れゆく死滅都市/Crumbling Necropolis(ALA)》
1《グリクシスの全景/Grixis Panorama(ALA)》
さっきの五色よりは強そうだが、いかにも勝ち筋に乏しい・・・3-0はちょっと厳しいか・・・
第十二回戦 VSジャンドタッチ青 2-0
一戦目 天使出して《取り消し/Cancel(ALA)》構えて勝ち。
二戦目 ほぼ勝ち確の場面から《ジャンドの魔除け/Jund Charm(ALA)》トップされて一瞬テンパるも冷静に最善のプレイングをしてもう1枚トップされなければ大丈夫なようにしてトップされずに勝ち。
第十三回戦 VSバントタッチ赤 2-0
一戦目 ダルゲーになるが、カード引きまくってるこっちが盤面を常に支配。要するに天使+《取り消し/Cancel(ALA)》=最強。
二戦目 序盤ダメージで先行されるが所詮賛美によるクロックなんて大したことないので《取り消し/Cancel(ALA)》構えながらカード引いてマナ伸ばして勝ち。
なんと2-0。スタンディングは10位、次勝てばトップ8・・・そして最終戦の相手は・・・
第十四回戦 VS赤緑(三田村さん) 0-2
ちょwww勝った方トップ8(俺の方は「多分」だけど)ってこれフィーチャーされてよくね?www
一戦目 相手先手で綺麗に回られて負け。ちょっと遅い重量打線ならまだしも、《野生のナカティル/Wild Nacatl(ALA)》《シーリアのエルフ/Cylian Elf(ALA)》からスタートする小細工なしの全力ビートだから一番きつい・・・
二戦目 ここで痛恨の4マリ(土地1→土地1→土地0→土地0)。まぁ当然勝てるはずもなく。ある意味フィーチャーされなくてよかった。
というわけで二日目4-2、最終成績10-3-1の18位でグランプリ岡山は幕を閉じました。リミテッド下手な自分としては望外の結果とはいえ、トップ8にあと一歩届かなかったというのはやはり悔しい。さりげに今期のPPはこれで9点、だけどもう伸ばす機会もないから来期もレベル1だし・・・
GP神戸、PTベルリン、GP岡山と賞金圏内でなんだか「だらだら」らしくないともよく言われているけれど(失礼な話だw)、要するに「モテ期」ということで。
あートップ8ドラフトやりたかったなー。
--------------------------------
Today’s tune
MOMO「philosophy」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm2594005
コメント
でもすごいですよー。あと1勝でTop8なんて。
そこにたどりつくことさえ私にはできそうにないです(苦笑
お疲れ様でしたー。
アーもったいない。
「モテ期」がくれば、いけます(?)
>ら
自分に都合の悪いジンクスは信じない、これ最強。
まぁ避けろよって話なんですけどね