イーブンタイド早く発売しろよ!

 みんなもそう思っていることだろう。神戸前に少しでも実戦の感覚を養いたいのに、環境はいまだシャドウムーアで止まっている。こんなGPTに意味があるのか。3byeを取ることならまだしも、実戦練習としての価値が果たしてあるのだろうか。

 意味なら、ある。環境の基本的なカード、デッキの基本ターン、ダメージレースのまくり方でさえ、シャドウムーア以前の大会で培った経験なくしては得ることのできない、貴重な知識なのだ。まして《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》の挙動ともなれば、これは自力でCRと睨めっこするより大会で使い使われてジャッジに聞いた方が何倍も習得率が高いだろう。百聞は一見に如かず、論より証拠、ジャッジの魂百まで、ああ言えばChar you、テラボアwwww・・・えっと何の話だっけ。そうそう、一人回しの極致。あれね、危うき(デュエル)には近寄れなくなるってわけよ。護身完成!という妄想。そんな話してねぇよ。

 とにかく、キスキンフェアリードランエレメンタルマーフォークCommandmentsシャーマンその他という割と固まりきった環境であっても、そのすべてと十分にスパーしたと言えない限り、何かしら得るものはある。あるはずだ。そう信じて板橋に向かう、テスト一週間前の月曜日。己を背水に追い込む覚悟を、神は必ず見守っていてくださる。なお生来的に無神論者です。神はいないと見せかけてやっぱりいるというブラフ・・・を見破った。これこそ神へのブラフ。もう何言ってるのかわけわかんねぇよ。これだからだらだらMTGなんてタイトルなんだ。知ってた?

 それはともかく、デッキはどうする。フェアリーが強いことはわかった。エレメンタルはもっさりしている。シャーマンはいまいち安定性に不安がある。マーフォーク、悪くない。ドラン、つまらない。Commandments、なんだかんだいったところで俺がコントロールを使うと本気で思っているのか?

 ここまで来ればもうおわかりだろう。そう、キスキンだ。なお、上記のデッキすべてが選択肢にあり考慮に値したなどと勘違いしてもらっては困る。もちろんカードが他になかったのだ。もうこの使いもしない《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》を4枚売ってしまえばいいと何度思ったことか。

 とにかくそんな消極的なキスキンだからよもや銀弾だったりはしない。そもそもブロック構築には《太陽の槍/Sunlance(PLC)》も《マナの税収/Mana Tithe(PLC)》も《不愉快の拒絶/Rebuff the Wicked(PLC)》もないのだ。

 ではどうする。コピーするしかない。キスキンマスターれいが先日のGPTで駆け抜けた形を。

 『Net de Copy』
4《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
4《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》
4《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》
4《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》
4《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》
3《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
4《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》
2《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》
3《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
3《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
14《平地/Plains(SHM)》
4《ひなびた小村/Rustic Clachan(MOR)》
4《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》
3《変わり谷/Mutavault(MOR)》

2《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
2《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
3《花粉の子守唄/Pollen Lullaby(LRW)》
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》

 完コピ・・・なんて甘美な響き。デッキの解説もする必要がない。そんなのは製作者の仕事だ。俺は使ってるだけだもんね。だらだらMTG、コンセプト自ら崩壊。

 そもそも情報の非対称性がもたらすアドバンテージを重視するのが俺のやり方だったはず。黒焦げチャーリー、銀弾キスキン・・・妄想の果てに成績が結実した(?)時、そこには常に対戦相手の驚愕があった。ランド5オニソ赤ボムでキープ、プロツアー初日1−7・・・そこには常に馬鹿がいた。頭の悪さを競う競技ではない、いやある(反語)・・・それこそがだらだらMTGだったはずだ。

 その誇りを、意地を捨て、完コピに走るとは何事か!

 あえてその批判は甘受しよう。時間がなかった。今のは練習、練習だから。本番は神のおわす地、神戸にて。
 

 83名、スイスドロー7回戦。7−0の先、3byeまで駆け抜ける!

第一回戦 VS赤タッチ黒シャーマン      2−0
一戦目 先手。《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》→《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》スタートも《炎族の先触れ/Flamekin Harbinger(LRW)》→先触れ+《タール火/Tarfire(LRW)》で捌かれ、《憤怒の鍛冶工/Rage Forger(MOR)》サーチされてピンチ。さらに2枚目のタール火と《炎の投げ槍/Flame Javelin(SHM)》《つっかかり/Lash Out(LRW)》でこちらの戦線を細かく排除され、《ボガートの突撃隊/Boggart Ram-Gang(SHM)》まで加わって万事休すか・・・というところでダブルブロック時に相手がダメージ割り振りミスって《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》でシャクり、ライフ1残して相手が土地を引きまくってその間に《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》2体並べてまくって勝ち。
In
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
3《花粉の子守唄/Pollen Lullaby(LRW)》
Out
3《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
3《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
1《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
二戦目 なんかよく覚えてないけど勝ち。

第二回戦 VSフェアリー        2−1
一戦目 こちら先手、相手ワンマリ。《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》→《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》の返しで《苦花/Bitterblossom(MOR)》置かれるがその返しで《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》というぶんぶん。だが5ターン目の戦闘前に《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》→《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》プレイして《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》カウンター+オールタップされるという究極プレイミスがあったおかげで《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》×3の後押しもあって削りきれなくなり、《ウーナの末裔/Scion of Oona(LRW)》連打されて死亡。
In
2《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
2《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
Out
3《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
2《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
二戦目 《メドウグレインの騎士/Knight of Meadowgrain(LRW)》スタートも相手のセットが島島で、行列プレイする選択肢もあったが《砕けた野望/Broken Ambitions(LRW)》ケアして《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》で3点入れてエンド。相手の土地が止まり、4マナから行列通して相手は野望空撃ちするも土地を引けずに勝ち。
三戦目 相手ダブマリで苦花置かれず勝ち。

第三回戦 VSフェアリー         1−2
一戦目 先手。プレイングミスなくて勝ち。
In
2《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
2《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
Out
3《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
2《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
二戦目 後手ってホント勝てる気がしないな。余裕で捌かれて負け。
三戦目 先手ワンマリ、相手はノーマリ。《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》→《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》スタートだが相手は1ターン目に《コショウ煙/Peppersmoke(LRW)》見せつつ《人里離れた谷間/Secluded Glen(LRW)》アンタップインからアタック後にタッパー殺して2マナ立たせてゴー。場に3マナ、こちらのハンドは行列しもべ外見の交換。ここで先ほど行列を1ターン待って勝利したという成功体験と、カウンターされたら負けるという恐怖に怯え、幻想に駆られた俺は行列プレイせずゴー。そして次のターン・・・ドロー行列。こ、これはまさか・・・?仕方なく行列プレイ・・・通った・・・やっちまった。盤面平らなのに行列プレイしないとかキチガイすぎた。余裕で捌かれて負け。相手はコショウ+《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》キープだったのでプレイしてればエンドに転置→2点→もう3体追加→メイン《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》→外見から4点→《霧縛りの徒党/Mistbind Clique(LRW)》2連打もブロッカー5体いるからターンに余裕できてまくることも可能・・・だったはず。俺はフェアリーに負けたんじゃない、心の弱さに負けたんだ。キスキン使いが聞いて呆れるぜ。

第四回戦 VSフェアリーローグ       2−1
一戦目 後手で《変わり谷/Mutavault(MOR)》×2をマリガンしたら微妙なハンドが来てアグロにダブマリ、したらマグロハンドが来る。仕方なくキープするも7枚キープの相手の挙動もフェアリーかと思いきや青黒コンみたいな雰囲気漂わせつつ割とマグロでこれはいけるか?と思わせておいておもむろに《苦花/Bitterblossom(MOR)》置かれて《悪名高き群れ/Notorious Throng(MOR)》3連打で死亡。
In
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
Out
1《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》
1《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
(相手のデッキがよくわからなくて適当なサイドしてた)
二戦目 色々プレイミスしてぐだって負けたかなーと思うも相手の引きがヌルくていつの間にか《苦花/Bitterblossom(MOR)》死してた。
In
2《薄れ馬/Wispmare(LRW)》
2《民兵団の誇り/Militia’s Pride(LRW)》
Out
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
1《平地/Plains(SHM)》
三戦目 お互いワンマリ、こちら後手で平地重鎮タッパータッパー雲山羊外見みたいなハンドを秒キープ。ドローが平地→《思考の糸のうねり/Surge of Thoughtweft(LRW)》で奇跡のぶんぶんを見せつけ、《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》でフィニッシュ。

第五回戦 VSマーフォーク(ゆうやん)   2−0
一戦目 死ぬほどぶん回って勝ち。
In
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
Out
1《平地/Plains(SHM)》
二戦目 なんか相手が《今わの際/Last Breath(SHM)》2回撃ってくるもカウンターも《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》も持ってなくて《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》だけで勝ち。

第六回戦 VS赤多色エレメンタル     2−0
一戦目 後手ワンマリ、白マナ一つしかない《ゴールドメドウの侵略者/Goldmeadow Harrier(LRW)》が《煙束ね/Smokebraider(LRW)》をタップし続ける間に《炎族の刃振り/Flamekin Bladewhirl(LRW)》に4回くらい殴られて死んだかなーとか思うも何故か《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger(SHM)》が出てきたので秘匿《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》から《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》でまくるプランが出てくる。《白熱の魂炊き/Incandescent Soulstoke(LRW)》出されて殴られてライフ4になった次のターン、変わり谷合わせて全パン→秘匿から雲山羊出してフルタップになり、返しで《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》が能力で出てきて《内炎の見習い/Inner-Flame Acolyte(LRW)》出されて熟考パワー5と抉り出しパワー5で飛行と地上同時に止められないから負けかなーと思いきや何故か見習いが自分パンプしてフルパンしてきたので適当にチャンプして返しで《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》に鏡編みで勝ち。
In
4《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》
Out
1《ゴールドメドウの重鎮/Goldmeadow Stalwart(LRW)》
1《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
1《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
1《平地/Plains(SHM)》
二戦目 相手が色マナ事故ってるうちに《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender(LRW)》で保険かけつつトークン死ぬほど並べて勝ち。

第七回戦 VSキスキン(ヰチ)       1−2
相手が13点でIDできず。勝っても抜けられないとは思うが相手は練習したいという立派な動機を持っている。やるしかない。
一戦目 後手ワンマリ、トークン出せないコンバットも弱いハンドを血迷ってキープ。相手は2マナで1ターン止まるも4ターン目にきっちり行列撃ってきて勝てるビジョン見えなくて投了。マリガンミスすぎた。
In
3《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》
3《花粉の子守唄/Pollen Lullaby(LRW)》
Out
3《シスルダウンのしもべ/Thistledown Liege(SHM)》
3《外身の交換/Crib Swap(LRW)》
二戦目 《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》→《幽体の行列/Spectral Procession(SHM)》の返しで相手も行列撃つがこちらのフルパンをなんか相手が全スルーしたので《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》で勝ち。
三戦目 後手ワンマリ、平地平地変わり谷子守唄アジャニ雲山羊というハンドを仕方なくキープ。5ターン目までマグロだが相手が4マナで止まっている間に何とか《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》→《黄金のたてがみのアジャニ/Ajani Goldmane(LRW)》、その返しで雲山羊出されるも2回目のアジャニ起動から圧倒的有利なコンバットを仕掛ける。しかし何故かハンドの《鏡編み/Mirrorweave(SHM)》ではなく秘匿の《皺だらけの主/Wizened Cenn(LRW)》で相手の戦線を微妙に残してしまい、2枚目の《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》、そしてさらに3枚目の《雲山羊のレインジャー/Cloudgoat Ranger(LRW)》で雲行きが怪しくなってくる。ていうか負けそう。そしてルール間違って負け。全体的にヘタクソすぎた。

 5−2という不甲斐ない成績。プレイミスとマリガンミス以外負けてないんじゃないか。あれ、このデッキ強い・・・?

 だが結構な人に「神戸はキスキンでは絶対出ませんー(『ん』にアクセント)」と明言してしまっている。もちろんこれを覆して「やっぱりキスキンでした」もパターンとしてはありうるが、あまりに予想の範囲内すぎないか。だとすれば残された道は・・・

 ・・・えーっと、《羽軸トゲ/Quillspike(EVE)》?


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 Today’s tune

 初音ミク「Heaven’s dooR」

http://www.nicovideo.jp/watch/nm3633110

コメント

みつひで
密費で
2008年7月23日0:26

ああ言えばChar youwwwwwwww

Sucre
Sucre
2008年7月23日13:40

巨人という選択技が残されていますよwwww

あんちゃん
あんちゃん
2008年7月23日14:49

>ランド5オニソ赤ボムでキープ

セラピーくらったあとにラヴェジャーTOPですね、わかります。

まつがん
まつがん
2008年7月23日20:01

>密費で
反省はしていない。

>Sucre
何故それほどまでに推すwww

>あん
自分がやられたらさすがにキレると思う。

nophoto
BlackMaster
2008年7月24日11:39

テラボアww

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