都会のしじまを破る田舎の喧騒
2008年2月9日 読書
ISBN:4061823612 新書 奈須 きのこ 講談社 2004/06/08 ¥1,155
まだそんなに目立った活躍はしてないけど、どこかの環境でなんらかのデッキに入りそうなカードパワーは持ってるってことでそれなりの値段がついてる怪しいカード、それが《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》の現在のポジショニングといったところだろうか。
夢溢れる2キルデッキや《致命的な激情/Fatal Frenzy(PLC)》でコンボ気味に構築すれば破壊者引くまでマリガンデックウィンへ成り下がるし、かといって普通のビートダウンの3マナ圏に搭載するには今ひとつパンチ力が足りない。
そもそもコンボ型にせよビート型にせよ、メインから《糾弾/Condemn(10E)》《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》など生物対策カードが多く見かけられるこの時期のスタンダードのおいて、破壊者1枚に過度な期待をするべきではないのではないか。
破壊者は直接的なアドバンテージをもたらさないものの、赤でありながらドローの密度を上げてくれる貴重なカードである。とすれば、バーン的あるいはスライ的マナカーブにおける3マナ域にうってつけと言えよう。
4《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》
2《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
4《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》
4《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《タール火/Tarfire(LRW)》
4《火葬/Incinerate(10E)》
1《つっかかり/Lash Out(LRW)》
3《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》
16《山/Mountain(LRW)》
2《ケルドの巨石/Keldon Megaliths(FUT)》
3《変わり谷/Mutavault(MOR)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
このコンセプトの白眉は、しかし《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》ではなく、《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》と《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》にある。《樹上の村/Treetop Village(10E)》《変わり谷/Mutavault(MOR)》を搭載する緑単エルフ・戦士は《神の怒り/Wrath of God(10E)》《滅び/Damnation(PLC)》をケアするが《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》がそれを一挙解決。《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》でクロックも一掃。ついでに月の大魔術師も一掃。なんだこりゃ。噛みあってねえ。
しかし《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》は無闇に《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》を搭載するなどマナベースが懸念材料である現在の不完全な青白ヒバリに対しても絶大な効果を発揮するはずである。
2キルデッキではないが、《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》がスタンダードのソリューションになる日は、そう遠くないかもしれない。
・
・
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もうそろそろ気づいた方もいると思われるが、俺のデッキクリエイターとしての才能は生ゴミと同等というか破天荒著しいレベルに達してしまっているので、今のスタンダードの閉塞感を打ち破るレベルの何かを期待して読んでいるとすればそれは大いなる無駄だと言っておこう。妄想、電波、奇行、ハッタリの類は俺の最も得意とするところであり、そしてそれらが行きつく先はいつも決まっているのだ。
すなわち、「気のせいでした」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
Today’s tune
eufonius「Idea」
《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》 1赤赤
クリーチャー−巨人・戦士
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上のカードを公開する。それが土地カードである場合、それをあなたの墓地に置き、この手順を繰り返す。
いずれかの土地カードが、いずれかの領域からあなたの墓地に置かれるたび、田舎の破壊者の上に+1/+1カウンターを1個置く。
3/3
まだそんなに目立った活躍はしてないけど、どこかの環境でなんらかのデッキに入りそうなカードパワーは持ってるってことでそれなりの値段がついてる怪しいカード、それが《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》の現在のポジショニングといったところだろうか。
夢溢れる2キルデッキや《致命的な激情/Fatal Frenzy(PLC)》でコンボ気味に構築すれば破壊者引くまでマリガンデックウィンへ成り下がるし、かといって普通のビートダウンの3マナ圏に搭載するには今ひとつパンチ力が足りない。
そもそもコンボ型にせよビート型にせよ、メインから《糾弾/Condemn(10E)》《造物の学者、ヴェンセール/Venser, Shaper Savant(FUT)》《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》《誘惑蒔き/Sower of Temptation(LRW)》など生物対策カードが多く見かけられるこの時期のスタンダードのおいて、破壊者1枚に過度な期待をするべきではないのではないか。
破壊者は直接的なアドバンテージをもたらさないものの、赤でありながらドローの密度を上げてくれる貴重なカードである。とすれば、バーン的あるいはスライ的マナカーブにおける3マナ域にうってつけと言えよう。
4《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》
4《モグの狂信者/Mogg Fanatic(10E)》
2《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》
4《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal(TSP)》
4《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》
4《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》
4《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
4《タール火/Tarfire(LRW)》
4《火葬/Incinerate(10E)》
1《つっかかり/Lash Out(LRW)》
3《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》
16《山/Mountain(LRW)》
2《ケルドの巨石/Keldon Megaliths(FUT)》
3《変わり谷/Mutavault(MOR)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
このコンセプトの白眉は、しかし《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》ではなく、《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》と《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》にある。《樹上の村/Treetop Village(10E)》《変わり谷/Mutavault(MOR)》を搭載する緑単エルフ・戦士は《神の怒り/Wrath of God(10E)》《滅び/Damnation(PLC)》をケアするが《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》がそれを一挙解決。《灰の殉教者/Martyr of Ashes(CSP)》《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》でクロックも一掃。ついでに月の大魔術師も一掃。なんだこりゃ。噛みあってねえ。
しかし《月の大魔術師/Magus of the Moon(FUT)》は無闇に《フェアリーの集会場/Faerie Conclave(10E)》を搭載するなどマナベースが懸念材料である現在の不完全な青白ヒバリに対しても絶大な効果を発揮するはずである。
2キルデッキではないが、《田舎の破壊者/Countryside Crusher(MOR)》がスタンダードのソリューションになる日は、そう遠くないかもしれない。
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もうそろそろ気づいた方もいると思われるが、俺のデッキクリエイターとしての才能は生ゴミと同等というか破天荒著しいレベルに達してしまっているので、今のスタンダードの閉塞感を打ち破るレベルの何かを期待して読んでいるとすればそれは大いなる無駄だと言っておこう。妄想、電波、奇行、ハッタリの類は俺の最も得意とするところであり、そしてそれらが行きつく先はいつも決まっているのだ。
すなわち、「気のせいでした」
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Today’s tune
eufonius「Idea」
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