eufonius 菊地創 riya CD Lantis(K)(M) 2008/01/23 ¥1,200リフレクティア
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《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong(MOR)》 1BB

伝説のクリーチャー ─ エルフ・ウィザード

プレイヤーはカードを引けない。
各プレイヤーのドロー・ステップの開始時に、そのプレイヤーは3点のライフを失い、そのプレイヤーのライブラリーからカードを1枚探して自分の手札に加え、その後自分のライブラリーを切り直す。

2/3



 プレリでたまたまこいつのFoilを引き当てたので、なんとかデッキを組んで値段を少しでも上げてやろうというさもしい魂胆から今日の日記は始まる。

 さて、マラレンでどのようなデッキを組むか。そのためにはまずマラレンというカードがどのような性質を持つカードかを知る必要がある。カードテキストと5分ほどにらめっこした結果わかることは、

・強制ペイライフによる擬似クロック(それがもたらすゲームの変質)
・《祖先の幻視/Ancestral Vision(TSP)》等ドロースペルの無効化
・レジェンダリー
・エルフ・ウィザード

 大体このくらいであろうか。

 第一点、クロックについては、出したターンのエンドに除去られなければ(あるいはアップキープでも可だが)確実に3点失わせることができ、さらに2/3という生物がオマケでついてくる。これはかなり早いクロックと言えるが、放置されればこちらも3点ずつ失っていくため、相手のゲームプランをサーチ1枚分上回らないとダメージレースでまくられることも考えうる。互いの選択肢はターン経過に比例してしかも高速でどんどん狭くなっていくため、マラレンが出るとまるで別のゲームに移行するかのようである。

 第二点、プレイヤーはカードを引くことができなくなる。ということは祖先の幻視の待機が明ける直前のターンに出してやれば、まるで《ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir(TSP)》を出されたみたいに相手にとって悲しい事態が訪れる。もちろん《熟考漂い/Mulldrifter(LRW)》はただの5マナ2/2飛行だし、《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》は・・・それでもまだ全然強いな。

 第三点、伝説性。ボブと違い、同時に2体は出せない。そんなにたくさん入るカードでもないのでまぁここはどうでもいいか。

 第四点、エルフ・ウィザードという種族。ウィザードはロードも3マナであまり強くないし特にメリットがあるでもなく、ただエルフであるという点は評価できよう。


 これらを踏まえた上で、どんなデッキを組むか。

 まずは第二点に着目してみる。プレイヤーはカードを引くことができない。ということは手札の枚数が増やせない。すなわち、ハンデスデッキと組み合わせるとよいのではないか。

 『GB Tarmo-Rack』
4《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》
2《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong(MOR)》
4《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
4《髑髏の占い師/Augur of Skulls(FUT)》
4《拷問台/The Rack(TSB)》
2《思考の粉砕/Mind Shatter(MOR)》
4《呆然/Stupor(TSB)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《滅び/Damnation(PLC)》
4《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
2《不敬の命令/Profane Command(LRW)》
1《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》
4《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace(LRW)》
4《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》
4《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes(10E)》
4《樹上の村/Treetop Village(10E)》
1《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth(PLC)》
1《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven(TSB)》
5《沼/Swamp(LRW)》

 《光り葉の宮殿/Gilt-Leaf Palace(LRW)》がマラレンと巨像と転置で、《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》が巨像と転置でそれぞれアンタップインでき、このアーキタイプの課題であったマナベースを解消。また、《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》が《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》に頼りきりだったフィニッシャー不足も解消。それでもちょっとタップインが多い気もするから、《つぶやき林/Murmuring Bosk(MOR)》は減らしてもよい。ライフゲインが《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》に限られるのが難点か。メタゲーム次第ではあるが、しばらくは生物デッキが台頭しそうなことに鑑みれば、ちょっと先走りすぎた感はある。一応どちらにも戦えるようにはしてあるが・・・ていうかマラレンが2枚しか入ってない。


 マラレンは明らかにスーサイド的なカードなのだが(5マナ出せるなら、そして3点ルーズに価値が見出せなければ《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(LRW)》を使うに決まっている)、2/3という中途半端なサイズと《カメレオンの巨像/Chameleon Colossus(MOR)》の存在がデッキ構成を限定している。ワンパンで8点入れてくる巨像とダメージレースしても勝てるようにするためには、自分も巨像を入れるか、あるいはもっとダメージレースに強く・・・そう、《欠片盗み/Morsel Theft(MOR)》と《街道筋の強盗/Highway Robber(10E)》を使うのはどうだろう。

 『Mono-B Suicide-Rogue』
4《街道筋の強盗/Highway Robber(10E)》
4《ヤスデ団/Earwig Squad(MOR)》
3《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong(MOR)》
4《蛙投げの旗騎士/Frogtosser Banneret(MOR)》
4《チューパイくすね/Squeaking Pie Sneak(LRW)》
4《ウーナのうろつく者/Oona’s Prowler(LRW)》
4《不敬の命令/Profane Command(LRW)》
4《欠片盗み/Morsel Theft(MOR)》
4《名も無き転置/Nameless Inversion(LRW)》
3《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
22《沼/Swamp(LRW)》

 《ヤスデ団/Earwig Squad(MOR)》であらかじめケアをしてから《朝の歌のマラレン/Maralen of the Mornsong(MOR)》を着地させる。5/3に《不敬の命令/Profane Command(LRW)》でフィアーついたらやばくね?でもさすがにデッキパワーが足りてない気もするが・・・《チューパイくすね/Squeaking Pie Sneak(LRW)》が2ターン目に出ない気もするし・・・そしてマラレンは種族的に何も噛みあってない・・・ていうかマラレンなんでウィザードなんだよ・・・


 ちなみにフェアリー・ローグに搭載すると《雲打ち/Cloudthresher(LRW)》やら《硫黄破/Sulfurous Blast(TSP)》やらをサーチされて全くおいしくないことが予想されるので考える前から断念。


 もっと可能性はあると思うが、今日はここらへんにしていてやるか。

 多相ZOOとか馬鹿なこと言ってないで、マラレンを使ってスーサイドの美にのめりこんでみてはいかが?

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Today’s tune

初音ミク「クローバークラブ」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm1937053

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