滑り出しはよかったのだがまさかの連敗で早くも通算四敗。トップ8の目はなくなったが、横浜の権利にわずかな希望を託して戦い抜くことを心の中で誓う。
第十三回戦 VS黒単メガハンデス 1−2
一戦目 ダイスで負けるが何故か相手が後手を選択してくる。嫌な予感・・・は外れるはずもなく1ターン目のサバンナが《葬送の魔除け/Funeral Charm(TSB)》されるスタート。だがニンバス二体が華麗にビートして《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem(TSP)》とのダメージレースもヘリックスでかわして勝ち。
サイド・・・In 4《解呪/Disenchant(TSB)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 Out 3《悪魔火/Demonfire(DIS)》 1《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》 1《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
二戦目 またも相手後手。で火力や待ち系カードがハンドに溜まってしばらくドローゴーしてたら相手の《小悪疫/Smallpox(TSP)》で一気にアドバンテージ取られて《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》残されて負け。
サイド・・・In 4《神の怒り/Wrath of God(9ED)》 3《悪魔火/Demonfire(DIS)》 Out 4《解呪/Disenchant(TSB)》 2《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 1《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》
三戦目 相手がこれまで後手を選択し続けているのでここは後手!と言ったところでジャッジがやってきてデッキチェック。熱いところなのに興が削がれますねと話していると俺だけ呼び出しを食らう。なになに・・・メインボードとサイドボードの曲がり具合が違う?それって・・・そう、シャカシャカのやりすぎである。長い間ボロスを使い続けて、特にサバンナライオンなどは常にデッキに入っているから曲がりが強く、反面今回の大会で始めてサイドに投入した《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》などは曲がりが弱かったために、サイド後のカードが識別できてしまうとの判断が下ったのである。なんとか矯正するように言われて束にして逆向きに折ることで応急処置は施したが当然ゲームロスを食らい、マッチの敗北が決定してしまった。
シャカシャカやりすぎ(でカードが曲がっ)てゲームロスを食らうなどプレーヤーとしてはかなり恥ずかしい部類の出来事に入るが、これは初日の六回戦目のプレイミスと違って俺は反省しない。いや反省はするけど、シャカシャカはやめない。シャカシャカと一人回しは俺の生きがいにも等しい。やめたら死ぬ。というわけで今後は大会前に曲がったカードをちゃんと逆向きに矯正することにしよう。
第十四回戦 VS青黒コントロール 0−2
一戦目 後手ワンマリでサバンナスタートもいきなり《砂漠/Desert(TSB)》置かれてげんなり。《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire(GPT)》までつながれるが火力モードで本体を狙い、相手ライフ1まで削って2ターンの猶予があるトップ火力縛り。しかし引けずに負け。
サイド・・・In 4《氷結地獄/Cryoclasm(CSP)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 2《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》 Out 4《カルシダーム/Calciderm(PLC)》 3《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》
二戦目 先手2マナ生物二体のハンドだがこの頼みの綱が《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》→《差し戻し/Remand(RAV)》→《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で捌かれてあとはろくにライフを削ることができず敗北。
第十五回戦 VSステロ 1−2
一戦目 後手。メインから《幽体の魔力/Spectral Force(TSP)》が出てきてさすがにどうしようもなく。
サイド・・・In 4《神の怒り/Wrath of God(9ED)》 2《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 Out 4《黒焦げ/Char(RAV)》 3《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》
二戦目 相手が2マナで止まって、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(9ED)》とそこから出てきた《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》だけ焼いて勝ち。
三戦目 後手ワンマリ、土地2枚とサバンナにダーム二体の重めのハンドだが仕方なくキープすると相手は4ターン目、5ターン目と《喧騒の貧霊/Rumbling Slum(GPT)》を出してきて、こっちは2マナで止まって負け。
というわけでなんとあろうことか二日目1−5、通算8勝7敗という何とも不甲斐ない結果に終わってしまった。やはり初日のプレイミスでメンタル面が崩れていた(が故にその後もプレイミスが続出した)りあとはゲームロスのことも原因として挙げられるが、それ以前に二日目はなんと驚異のダイス勝率0%である。ダイスのせいにはしたくない、っていうかダイスで負けても先攻取れてたりしてるけど、それはともかくビートダウン使いにあるまじきダイス運のなさである。
しかし一番の原因は、デッキ選択ミスこれに尽きる。初日は運良く勝ったものの、今大会のボロスは明らかに負け組であり、ビートダウンで勝ち上がるつもりならステロイドを使うべきだったのは結果から見て明らかである。WotCが世界選手権でのボロスの暴れっぷりを見て開発した(ということに俺の妄想内ではなっている)《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》・・・そのあまりのポテンシャルの高さに気づけたナベ君は勝つべくして勝ったのであり、その慧眼には敬服するばかりである。
マネーフィニッシュした時の詩人、PTQ抜けたアオキはおめでとう。
・
・
・
そして今、ボロスは一度死んだのだ。トップ8に一人も送り込めないで何がTier1アーキタイプか。それどころか二日目進出者のデッキ使用率も凡百のRogue Deck並・・・は言いすぎにしても、もはやメタの残骸とも言うべき程度である。創意を凝らし、苦心を重ねてその生きる道を探してきたボロス使い達へ・・・マナカーブが歪んだ時点でそのデッキは既にボロスではなくただの赤白ビートダウンに過ぎなかったのだ。黄金の回転が見せられるはずもなかった。
しばらく、ボロスを使うことはないかもしれない。サバンナライオンが砂漠に飲まれる姿はいささか見飽きた。
だが、いつかまた、ボロスは甦る。《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》の、ある限り。
〜終〜
第十三回戦 VS黒単メガハンデス 1−2
一戦目 ダイスで負けるが何故か相手が後手を選択してくる。嫌な予感・・・は外れるはずもなく1ターン目のサバンナが《葬送の魔除け/Funeral Charm(TSB)》されるスタート。だがニンバス二体が華麗にビートして《ファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totem(TSP)》とのダメージレースもヘリックスでかわして勝ち。
サイド・・・In 4《解呪/Disenchant(TSB)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 Out 3《悪魔火/Demonfire(DIS)》 1《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》 1《裂け目の稲妻/Rift Bolt(TSP)》
二戦目 またも相手後手。で火力や待ち系カードがハンドに溜まってしばらくドローゴーしてたら相手の《小悪疫/Smallpox(TSP)》で一気にアドバンテージ取られて《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》残されて負け。
サイド・・・In 4《神の怒り/Wrath of God(9ED)》 3《悪魔火/Demonfire(DIS)》 Out 4《解呪/Disenchant(TSB)》 2《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 1《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》
三戦目 相手がこれまで後手を選択し続けているのでここは後手!と言ったところでジャッジがやってきてデッキチェック。熱いところなのに興が削がれますねと話していると俺だけ呼び出しを食らう。なになに・・・メインボードとサイドボードの曲がり具合が違う?それって・・・そう、シャカシャカのやりすぎである。長い間ボロスを使い続けて、特にサバンナライオンなどは常にデッキに入っているから曲がりが強く、反面今回の大会で始めてサイドに投入した《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》などは曲がりが弱かったために、サイド後のカードが識別できてしまうとの判断が下ったのである。なんとか矯正するように言われて束にして逆向きに折ることで応急処置は施したが当然ゲームロスを食らい、マッチの敗北が決定してしまった。
シャカシャカやりすぎ(でカードが曲がっ)てゲームロスを食らうなどプレーヤーとしてはかなり恥ずかしい部類の出来事に入るが、これは初日の六回戦目のプレイミスと違って俺は反省しない。いや反省はするけど、シャカシャカはやめない。シャカシャカと一人回しは俺の生きがいにも等しい。やめたら死ぬ。というわけで今後は大会前に曲がったカードをちゃんと逆向きに矯正することにしよう。
第十四回戦 VS青黒コントロール 0−2
一戦目 後手ワンマリでサバンナスタートもいきなり《砂漠/Desert(TSB)》置かれてげんなり。《骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire(GPT)》までつながれるが火力モードで本体を狙い、相手ライフ1まで削って2ターンの猶予があるトップ火力縛り。しかし引けずに負け。
サイド・・・In 4《氷結地獄/Cryoclasm(CSP)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 2《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》 Out 4《カルシダーム/Calciderm(PLC)》 3《炎の印章/Seal of Fire(DIS)》
二戦目 先手2マナ生物二体のハンドだがこの頼みの綱が《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》→《差し戻し/Remand(RAV)》→《マナ漏出/Mana Leak(9ED)》で捌かれてあとはろくにライフを削ることができず敗北。
第十五回戦 VSステロ 1−2
一戦目 後手。メインから《幽体の魔力/Spectral Force(TSP)》が出てきてさすがにどうしようもなく。
サイド・・・In 4《神の怒り/Wrath of God(9ED)》 2《天界の十字軍/Celestial Crusader(TSP)》 1《石覆い/Stonecloaker(PLC)》 Out 4《黒焦げ/Char(RAV)》 3《サルタリーの僧侶/Soltari Priest(TSB)》
二戦目 相手が2マナで止まって、《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(9ED)》とそこから出てきた《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》だけ焼いて勝ち。
三戦目 後手ワンマリ、土地2枚とサバンナにダーム二体の重めのハンドだが仕方なくキープすると相手は4ターン目、5ターン目と《喧騒の貧霊/Rumbling Slum(GPT)》を出してきて、こっちは2マナで止まって負け。
というわけでなんとあろうことか二日目1−5、通算8勝7敗という何とも不甲斐ない結果に終わってしまった。やはり初日のプレイミスでメンタル面が崩れていた(が故にその後もプレイミスが続出した)りあとはゲームロスのことも原因として挙げられるが、それ以前に二日目はなんと驚異のダイス勝率0%である。ダイスのせいにはしたくない、っていうかダイスで負けても先攻取れてたりしてるけど、それはともかくビートダウン使いにあるまじきダイス運のなさである。
しかし一番の原因は、デッキ選択ミスこれに尽きる。初日は運良く勝ったものの、今大会のボロスは明らかに負け組であり、ビートダウンで勝ち上がるつもりならステロイドを使うべきだったのは結果から見て明らかである。WotCが世界選手権でのボロスの暴れっぷりを見て開発した(ということに俺の妄想内ではなっている)《硫黄の精霊/Sulfur Elemental(PLC)》・・・そのあまりのポテンシャルの高さに気づけたナベ君は勝つべくして勝ったのであり、その慧眼には敬服するばかりである。
マネーフィニッシュした時の詩人、PTQ抜けたアオキはおめでとう。
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そして今、ボロスは一度死んだのだ。トップ8に一人も送り込めないで何がTier1アーキタイプか。それどころか二日目進出者のデッキ使用率も凡百のRogue Deck並・・・は言いすぎにしても、もはやメタの残骸とも言うべき程度である。創意を凝らし、苦心を重ねてその生きる道を探してきたボロス使い達へ・・・マナカーブが歪んだ時点でそのデッキは既にボロスではなくただの赤白ビートダウンに過ぎなかったのだ。黄金の回転が見せられるはずもなかった。
しばらく、ボロスを使うことはないかもしれない。サバンナライオンが砂漠に飲まれる姿はいささか見飽きた。
だが、いつかまた、ボロスは甦る。《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》の、ある限り。
〜終〜
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