PTQ横浜@川越?

2007年3月10日
 もはや、負けるわけにはいかない。プロツアー横浜に出場するためには、このPTQで勝つか、グランプリ京都で奇跡的に勝つか、プロツアーの直前予選でもっと奇跡的に勝つか、しかない。つまり、ほぼ事実上のラストチャンスである。

 グランプリダラス、シンガポールの結果・・・LevyのドメインZOO、そのポテンシャルが証明された。その結果、《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt(CSP)》はメインでも強いことが明らかとなり、その風潮はここ日本のPTQにまで広まってきていた。それは先週の段階。

 つまり、ここで遂に、1月から使い続けてきたフリゴリッドの継続使用を諦めざるをえなくなったのである。

 このタイミングでのデッキ転換は、練習時間が一週間しかないことを意味する。生粋のビートダウン使いである(と同時に最強のヘタクソでもある)この俺がコントロールを使おうとするなら最低二週間は欲しいところ。てことはコントロールはない。すなわちビートダウン。ボロス?ドメインZOO?そんなメタの中心デッキは嫌だ。そもそもエクステンデッドはデッキパワーが割と拮抗している。と思う。ということは、メタ上にいるデッキを使うだけ相手のサイドカードに引っかかって損なのである。俺の脳内で。

 もちろんあからさまにデッキパワーの低いものもある。それが親和であり、俺は二度と親和は使わないつもりだった。しかし先日のPTQ横浜二次でトップ8に残った親和・・・ヨセ君が製作したという電波デッキ・・・に、光るものを感じた。いや、レシピ見ただけだと一見して「なんだこのアホデッキは」だったけど、回してみると意外にしっくりくるというかなんというか。要するに親和の一人回しは楽しいよねって話。

 
 とりあえず以下が原型である。

2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
4《教議会の座席/Seat of the Synod》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
4《大焼炉/Great Furnace》
4《電結の働き手/Arcbound Worker》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
2《闇の腹心/Dark Confidant》
4《金属ガエル/Frogmite》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer》
3《金属モックス/Chrome Mox》
3《溶接の壺/Welding Jar》
4《彩色の星/Chromatic Star》
1《彩色の宝球/Chromatic Sphere》
3《強迫/Duress》
2《頭蓋囲い/Cranial Plating》
2《差し戻し/Remand》
2《爆片破/Shrapnel Blast》
4《物読み/Thoughtcast》

サイドボード
3《トーモッドの墓所/Tormod’s Crypt》
2《真髄の針/Pithing Needle》
3《暗黒破/Darkblast》
3《突然のショック/Sudden Shock》
2《爆片破/Shrapnel Blast》
1《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1《溶接の壺/Welding Jar》

 土地18のモックス3、生物18枚で囲い2のジャー3で針0が主な特徴で、色付きカードはメイン13枚。

 これをどうチューンするか。というか、まずレシピを見ずに作ったら土地15のモックス2から始まった。針0とか予想できねーよ。それで苦しかったので仕方なく元のレシピを見てインスピレーションを有る程度制限するところからスタート(注:他人の作ったデッキレシピを見ると自由な発想(電波)が阻害されるという妄想)

 いかに(本人曰く)天才、「親和の貴公子」のヨセ君といえど《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》《金属ガエル/Frogmite(MRD)》《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》といったコンセプト部分はいじりようがないからここは16枚確定。また《金属モックス/Chrome Mox(MRD)》《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》といったいわば代名詞となるパーツもここは確定としておこう。枚数はいじれるとしても。

 しかしいくらなんでも《差し戻し/Remand(RAV)》はやりすぎだと思うのでここは個人的に親和に入れて(《物読み/Thoughtcast(MRD)》の次に)最強だと思う色付きカード《火+氷/Fire+Ice(AP)》を入れる。スペルをその撃ちたいターンに撃たせないのは一緒で、差し戻しが完全受動なのに対しアイスは出てしまったパーマネントにも効く。《サイカトグ/Psychatog(OD)》や《土を食うもの/Terravore(OD)》もタップして1ドロー。弱いわけがない。

 そして俺の頭の中では《溶接の壺/Welding Jar(MRD)》が2枚場に並んでる図は弱そうだとなったので2枚引かないように1枚にする。その代わり、同様に2枚引くとなんか弱い《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria(MRD)》を1枚入れてお茶を濁す。

 《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(9ED)》が弱いという着想からこのデッキが出来ているようだが、ゴブリンとかにないと勝てないんですけど。というわけで1枚だけ入れておこう。ジャー3をジャー1鱗1羽ばたき1にしたと考えればよろしい。都合のいい時に都合のいいものを引けばいい理論。4枚制限の趣旨を完全否定。むしろヤマコン的発想。

 ていうか《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》は最強だろ。常識的に考えて。

 でもこれだけだと何か普通だな・・・なんかびっくり的カードが欲しいんですけど。お、ファイルの中に《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives(5DN)》が1枚だけあるぞ。0で置けば親和するしこれもついでに入れておくか。

 あれ、スペース足りなくなった。しょうがない、土地を1枚削ろう。

  ・
  ・
  ・
  ・
  ・


 こうして天才と天才の(一人)コラボレーション、最強の親和が完成した!!!

                ?へ続く→

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

この日記について

日記内を検索