PTQ横浜@横浜一次?
2007年1月8日 〜前回までのあらすじ〜
「俺とモリカツの魂が今、一つになる」
↓
0−2ドロップ
↓
「このPTQシーズンを俺は親和とともに駆け抜ける・・・!!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
まるでスプリットセカンドされたかのような意味不明な行間の亀裂だが全体として何一つ間違ってないから不思議である。
さて、0−2ドロップして精神的にも肉体的にもボロボロで千葉から帰宅したその夜、俺は試行錯誤を繰り返していた。このままじゃダメだ。何か俺のテンションが上がるすごいカード(もちろん客観的には全く意味がない)があれば俺は親和と一つになれる気がする。そう、もはやデッキと寝るなんて生易しいレベルではなく、デッキとの融合(フュージョン)を果たすべく必死で修行(一人回し)をしていた。
そんな中、ミヤジマ(仮称)の台詞が脳裏によぎる。
「もう親和に十手入れちゃえば?」
そうか!親和に十手・・・その発想はなかった。早速例の『遊び』スロットに一本入れて回すこと数回。うん、なかった。驚くべきテンポの悪さによってさながらノコノコのごとき動きを演出している。いくらカードパワーが高くてもこれはいただけない。
暗礁・・・そんな中、ミヤジマ(仮称)の言葉が脳裏をよぎる。
「You《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》入れちゃいなよ」
そうだ、親和といえば爆片破。俺はこれまでこのカードをマリガン判断が難しくなるという理由で敬遠してきた。しかし判断が難しくなるからやめようというのはただの思考放棄であって、さらに言えば、考えた末の勝利、その美酒を味わったことのない者がすがる言い訳である。
早速俺は爆片破を入れるスロットを探す。今までの『遊び』スペースにそのまま3枚・・・いや、それだとマナカーブが崩れすぎる。サイド後ならともかく、メインは1マナアーティファクトかオニソがなければスタートできない。もう1枚、この枚数に根拠はないけれど、できればメインの『遊び』スペースに1枚、1マナアーティファクトを入れたい。というわけで鱗のスペースだけはそのまま爆片破にスライドし、1マナアーティファクトはそのままで(ただし《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb(MRD)》ではなく、後述の物体Xへと進化を遂げたわけだが)もう1枚のスロットを模索する。悩んだ末、断腸の思いで4枚目の《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》を抜くことにした。
こうして生まれ変わった俺の新しい親和。この親和となら・・・!!
『The Affinity』
3《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(9ED)》
4《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
4《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》
3《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
4《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》
3《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
4《物読み/Thoughtcast(MRD)》
3《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
4《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
1《空僻地/Glimmervoid(MRD)》
そう、この《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》こそが0.999999・・・と1の間を埋める最後のピース、愚地独歩の『菩薩の拳』である。1マナアーティファクトで最も優秀なのは《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》で間違いない。《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》は明らかに星に劣る。微妙な差とはいえ、5枚目が欲しいがためにカードパワーを落として宝球を入れるのに抵抗を感じていた俺は見出した。その才能を。ドローにスタックして荒廃者でサクることで星と同様サクりつつのドローができ、さらに3枚並べ替えつつ場合によってはドローというのはシャッフル手段がないとはいえ1マナアーティファクトのやることじゃない。星に勝るとも劣らないパフォーマンス。
こうして新たなメインボードを手に入れた俺は早速モリカツの解読できないサイドボード(失礼)の堅守を諦めて自分なりのチューンで1からサイドボードを作り直すことにした。やはり自分で作ったデッキは思い入れが違うだろうし、デッキも応えてくれるはず。そう信じていた時期が俺にもありました。
それはともかく、俺は前日の千葉予選で会場内のデッキを見渡して多かった三つのデッキを主にメタることにした。そして同時に、カタキは存在しない、つまり「俺が親和だからカタキはいないだろう」という楽観的思考が生まれたのである。両者には何らの相関性も認められないが、一人回しにおいて常に自分が先手なのを想定するのと同様の原理が働くと思われる。自分に都合のいい妄想もここまで来ると『信念』の二文字に見えてこないか。こないな。
何はともあれ、これが当日のサイドボードである。
1《島/Island(TSP)》
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria(MRD)》
2《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》
2《強迫/Duress(7E)》
2《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》
あふれるツッコミとモニターを壊したくなる衝動をどうか抑えて欲しい。自分でもよくわからないんだ。何故、こうなってしまったのか。それは俺が、親和のボロスに対する回答として《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》を強く意識している点にある。《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》をカウンターし生物を守る。《炎の稲妻/Firebolt(OD)》も《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria(MRD)》でケア。これによってボロスとの相性は五分近くまで上昇するんじゃないかな、と俺は睨んでいる。すべては妄想の中であって、プレイテストは0回である。インターネットには有益な情報ばかりとは限らないといういい例である。
残りはモリカツサイドの名残である。《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》がなんのためにあったのか、今もって謎のままである。
?へ続く→
「俺とモリカツの魂が今、一つになる」
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0−2ドロップ
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「このPTQシーズンを俺は親和とともに駆け抜ける・・・!!」
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まるでスプリットセカンドされたかのような意味不明な行間の亀裂だが全体として何一つ間違ってないから不思議である。
さて、0−2ドロップして精神的にも肉体的にもボロボロで千葉から帰宅したその夜、俺は試行錯誤を繰り返していた。このままじゃダメだ。何か俺のテンションが上がるすごいカード(もちろん客観的には全く意味がない)があれば俺は親和と一つになれる気がする。そう、もはやデッキと寝るなんて生易しいレベルではなく、デッキとの融合(フュージョン)を果たすべく必死で修行(一人回し)をしていた。
そんな中、ミヤジマ(仮称)の台詞が脳裏によぎる。
「もう親和に十手入れちゃえば?」
そうか!親和に十手・・・その発想はなかった。早速例の『遊び』スロットに一本入れて回すこと数回。うん、なかった。驚くべきテンポの悪さによってさながらノコノコのごとき動きを演出している。いくらカードパワーが高くてもこれはいただけない。
暗礁・・・そんな中、ミヤジマ(仮称)の言葉が脳裏をよぎる。
「You《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》入れちゃいなよ」
そうだ、親和といえば爆片破。俺はこれまでこのカードをマリガン判断が難しくなるという理由で敬遠してきた。しかし判断が難しくなるからやめようというのはただの思考放棄であって、さらに言えば、考えた末の勝利、その美酒を味わったことのない者がすがる言い訳である。
早速俺は爆片破を入れるスロットを探す。今までの『遊び』スペースにそのまま3枚・・・いや、それだとマナカーブが崩れすぎる。サイド後ならともかく、メインは1マナアーティファクトかオニソがなければスタートできない。もう1枚、この枚数に根拠はないけれど、できればメインの『遊び』スペースに1枚、1マナアーティファクトを入れたい。というわけで鱗のスペースだけはそのまま爆片破にスライドし、1マナアーティファクトはそのままで(ただし《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb(MRD)》ではなく、後述の物体Xへと進化を遂げたわけだが)もう1枚のスロットを模索する。悩んだ末、断腸の思いで4枚目の《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》を抜くことにした。
こうして生まれ変わった俺の新しい親和。この親和となら・・・!!
『The Affinity』
3《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(9ED)》
4《電結の働き手/Arcbound Worker(DST)》
4《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》
4《金属ガエル/Frogmite(MRD)》
4《マイアの処罰者/Myr Enforcer(MRD)》
3《厳粛な空護り/Somber Hoverguard(MRD)》
4《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》
3《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》
4《頭蓋囲い/Cranial Plating(5DN)》
4《物読み/Thoughtcast(MRD)》
3《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》
4《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel(DST)》
4《教議会の座席/Seat of the Synod(MRD)》
4《大焼炉/Great Furnace(MRD)》
4《囁きの大霊堂/Vault of Whispers(MRD)》
2《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
1《空僻地/Glimmervoid(MRD)》
そう、この《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top(CHK)》こそが0.999999・・・と1の間を埋める最後のピース、愚地独歩の『菩薩の拳』である。1マナアーティファクトで最も優秀なのは《彩色の星/Chromatic Star(TSP)》で間違いない。《彩色の宝球/Chromatic Sphere(MRD)》は明らかに星に劣る。微妙な差とはいえ、5枚目が欲しいがためにカードパワーを落として宝球を入れるのに抵抗を感じていた俺は見出した。その才能を。ドローにスタックして荒廃者でサクることで星と同様サクりつつのドローができ、さらに3枚並べ替えつつ場合によってはドローというのはシャッフル手段がないとはいえ1マナアーティファクトのやることじゃない。星に勝るとも劣らないパフォーマンス。
こうして新たなメインボードを手に入れた俺は早速モリカツの解読できないサイドボード(失礼)の堅守を諦めて自分なりのチューンで1からサイドボードを作り直すことにした。やはり自分で作ったデッキは思い入れが違うだろうし、デッキも応えてくれるはず。そう信じていた時期が俺にもありました。
それはともかく、俺は前日の千葉予選で会場内のデッキを見渡して多かった三つのデッキを主にメタることにした。そして同時に、カタキは存在しない、つまり「俺が親和だからカタキはいないだろう」という楽観的思考が生まれたのである。両者には何らの相関性も認められないが、一人回しにおいて常に自分が先手なのを想定するのと同様の原理が働くと思われる。自分に都合のいい妄想もここまで来ると『信念』の二文字に見えてこないか。こないな。
何はともあれ、これが当日のサイドボードである。
1《島/Island(TSP)》
3《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》
3《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria(MRD)》
2《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》
2《強迫/Duress(7E)》
2《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》
2《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》
あふれるツッコミとモニターを壊したくなる衝動をどうか抑えて欲しい。自分でもよくわからないんだ。何故、こうなってしまったのか。それは俺が、親和のボロスに対する回答として《呪文嵌め/Spell Snare(DIS)》を強く意識している点にある。《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》をカウンターし生物を守る。《炎の稲妻/Firebolt(OD)》も《チス=ゴリアの鱗/Scale of Chiss-Goria(MRD)》でケア。これによってボロスとの相性は五分近くまで上昇するんじゃないかな、と俺は睨んでいる。すべては妄想の中であって、プレイテストは0回である。インターネットには有益な情報ばかりとは限らないといういい例である。
残りはモリカツサイドの名残である。《闇の腹心/Dark Confidant(RAV)》がなんのためにあったのか、今もって謎のままである。
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