〜前回までのあらすじ〜
グランプリ浜松でボコボコにされたまつがんは半ばマジックを放棄していた!


 しかし、そんな中でもハウリングオウルの一人回しやら脳内デュエルだけは欠かさなかった俺は、やはりオウルは強い!という思いを再び持ち始めていた。脳内では常に先攻であったりしたようだが、そんなことは気にしないでほしい。

 さて、浜松まで俺と資産家のチームメイトだった時の詩人が学業のためドロップアウトして、新たなチームメイトとしてノホシ君が選ばれたわけだが、時間もない中、ノホシ君はオリジナルの白黒ビートを使うことが確定して、あとは俺と資産家のデッキを決めるのみであった。当然ながら俺は使い慣れたハウリングオウルを主張したが、やはり浜松での戦績もあってあまり好ましい選択肢とは(当初は)思われず、仕方なく他の選択肢を模索していた。

 一時は《差し戻し/Remand(RAV)》を2枚ずつ、《撹乱する群れ/Disrupting Shoal(BOK)》を2枚ずつそれぞれ配分したトロンとハートビートとかいう本末転倒のプランであったり、資産家にggけちを使わせるというオーソドックスなプランであったり色々考えたが、結局資産家が直前になって「《差し戻し/Remand(RAV)》なくてもハートビート強いよ」と言い出したので俺がオウル、資産家がハートビートで確定した(我々のすごいところはこういった身内の何の根拠もない(ように少なくとも聞こえる)発言を盲目的に信じてその判断に無責任にも拠ってしまう部分であると思う)。

 ともあれ、チームメイトとはいえ各自のデッキはやはり各自で大部分を調整してもらうことになるわけで、俺はハウリングオウルを、浜松での経験から《双つ術/Twincast(SOK)》を入れてフィニッシュターンを早めないことには生き残れないと判断し、独自の(脳内)調整で様々な部分を(特にサイドボードを)入れ替えていった。

 もちろんこのデッキを使うにあたって「ビートダウンに当たったら諦めていい」という前提条件があって、それというのも(GPTのスーパーシークレットサイドはともかくとして)15枚全部のサイドを割いてビートダウンを対策しても勝てないことが判明したからであり、その分他のデッキの対策により精度を求めるといったような取り決めがなされていた。

 前置きはともかく、今回のレシピである。

 「Charling All」
4《吠えたける鉱山/Howling Mine(9ED)》
4《三日月の神/Kami of the Crescent Moon(SOK)》
4《黒檀の梟の根付/Ebony Owl Netsuke(SOK)》
4《疲労困憊/Exhaustion(9ED)》
4《差し戻し/Remand(RAV)》
4《ブーメラン/Boomerang(9ED)》
4《未達の目/Eye of Nowhere(CHK)》
3《万の眠り/Gigadrowse(GPT)》
3《双つ術/Twincast(SOK)》
2《突然の衝撃/Sudden Impact(9ED)》
2《脳髄の渦/Cerebral Vortex(GPT)》

2《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea(SOK)》
4《蒸気孔/Steam Vents(GPT)》
4《シヴの浅瀬/Shivan Reef(9ED)》
11《島/Island(9ED)》
1《水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water’s Edge(CHK)》

4《象牙の鶴の根付/Ivory Crane Netsuke(SOK)》
4《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》
2《脱出/Evacuation(9ED)》
2《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》
3《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》

 主な変更点について。やはりメインの《双つ術/Twincast(SOK)》の採用が大きいが、《突然の衝撃/Sudden Impact(9ED)》単体はやはり重いし、4枚入れてハンドに3枚くらいくるとうざいことこの上ないので、2枚は《脳髄の渦/Cerebral Vortex(GPT)》にしてプレイングの簡単さを犠牲にして色々な角度から人が死ぬようにした。またナチュラルに《頭蓋の摘出/Cranial Extraction(CHK)》対策になってもいる。

 サイドは色々試したが、最大勢力である白黒ビートに関しては、《紅蓮地獄/Pyroclasm(9ED)》が《輝く群れ/Shining Shoal(BOK)》にキャッチされること(もちろんスピリットクラフト自体は白黒の中でも有力な一派に過ぎないとしても)や、やはりデッキの性格上《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro(SOK)》などを含めてまとめてハンドに戻ってもらった方がありがたいことなどを加味して《脱出/Evacuation(9ED)》を採用した。他はとりわけ効くカードがないので、特にサイドはない。《安らぎ/Peace of Mind(9ED)》が確認された場合のみ《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》を投入する感じ。

 《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》は基本はハートビート対策で、ハートビートはこれと《併合/Annex(9ED)》が一番きついというのが調整の結果わかったので。また《疑念の影/Shadow of Doubt(RAV)》も数枚入りうる。《撹乱する群れ/Disrupting Shoal(BOK)》は特に後手の時など、《未達の目/Eye of Nowhere(CHK)》と入れ替えて入ったりして、かなりいい働きをする(もちろん脳内である)

 《象牙の鶴の根付/Ivory Crane Netsuke(SOK)》は、あとこのデッキが勝てないデッキといったら・・・バーン?ということでもしかしたら浜松の結果を受けて増えるかもしれないバーンをケアして入れてみた完璧脳内サイドであり、実際相当微妙っていうかほとんどサイドインしないスペースの無駄遣いってやつだったのでまぁないでしょう。これはかなり適当だった。

 前日の夜、資産家邸でマシュマロとカカオ99%等を頬張りつつ、やはりPTQ千葉に出場する予定のもう一つのフォーラム代表チームよりお越しいただいたゲイニソを俺と資産家に加えた三人で夜を徹した調整(主に初めてオウルを回すゲイニソにプレイングの指導)が行われ、結果としてひどい睡眠不足の状態で千葉への移動を余儀なくされることとなった。毎度のことながら千葉は遠いねん。

               ?へ続く→

コメント

カーネル
カーネル
2006年5月4日13:33

権利獲得おめでとうございます!!111!!
PT頑張ってきてくださいね。

まつがん
まつがん
2006年5月4日23:36

ありがとうございます。
今度こそ勝ちが負けより多くなりますように。

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