Darkblast X ?

2005年12月11日
 さて、サイドボードは一応資産家が用意していた15枚があって、それは大体以下のようなものであった。

《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》×4
《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》×4
《過負荷/Overload(IN)》×4
《鋭い痛み/Flaring Pain(JUD)》×3

 もちろん《仕組まれた疫病/Engineered Plague(7E)》は抜いて別のカードを入れた方がいい、という資産家たちの助言があって、おいらは考えた。《鋭い痛み/Flaring Pain(JUD)》×3のスロットは固定だろう。これがないとCALに勝てないし、逆に言えばこれさえあればCALには勝てる。同様に《過負荷/Overload(IN)》は親和とセプチャンに効く汎用性が微妙に高いカードなのでこれもできれば外したくない。

 そして時の詩人の会場内のさりげない視察の結果、京都やRock系と親和が多いという結論だった。となれば、それらに勝てるサイドボードを組まなければならない。

 そこでおいらは《陰謀団式療法/Cabal Therapy(JUD)》の代わりに《強迫/Duress(7E)》を入れ、余ったスロットに《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》を入れることを提案したのである。

 しかしその提案は猛反対を受ける。そもそもメインから《空僻地/Glimmervoid(MRD)》を一枚外したおかげで、サイド後は大量の色つきカードが入るというのに色マナが不安定すぎではないか。よかろう、それならサイドに一枚《空僻地/Glimmervoid(MRD)》を入れよう。これで8枚のスロットが完成した。

 残り7枚のスロットを巡っては、しかし、議論は紛糾した。時の詩人は「ていうか《暗黒破/Darkblast(RAV)》入れないの!?」とまくしたて、そして何よりの問題として、その時おいらの腸の中で(食事中の方がいたら失礼だが)《暗黒破/Darkblast(RAV)》が噴出しそうなほど渦巻いていて、おいらはこんなサイドボードなどどうでもいいから早くトイレに行かせてくれ、と懇願した。そしておいらがトイレに行っている間にデッキリストはメイン・サイドともに書いておいてくれとも言った。事実上の丸投げである。

 おいらがトイレで《暗黒破/Darkblast(RAV)》を数回発掘しつつ撃って、戻ってみると、デッキリストはすべて書き込まれていた。サイドボードの部分にはこう書いてあった。

《空僻地/Glimmervoid(MRD)》×1
《強迫/Duress(7E)》×2
《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt(MRD)》×2

《暗黒破/Darkblast(RAV)》×3
《過負荷/Overload(IN)》×4
《鋭い痛み/Flaring Pain(JUD)》×3

 正気か。

 こうして心優しい仲間たちがおいらの意見を(部分的に)汲んでくれたおかげで、最強のクソデッキが誕生した。デッキ名とかどうでもよくなって書かなかったのだが、後で時の詩人と話してジャッジに言ってデッキ名だけ後から書き込ませてもらった。(度々下品で申し訳ないが)う○こXと書くとジャッジに怒られそうなので、ここは暗喩をふんだんに用いて「Darkblast X」と名づけた。後悔はしてない。嘘だ。激しく後悔している。

 いずれにせよ、こうしてPTQホノルル@宇都宮二次が幕を上げた。結局参加者28名、スイスドロー5回戦。前回同様3−1−1もしくは3−2のオポ上位がボーダーだろうか?というところ。

            ?へ続く→

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