そんなこんなでPTQ当日。眠気をこらえながら9時半に会場に到着というやる気っぷり。

 知り合いは資産家とシミチン君、そしてサークルのOBの人たち。資産家はデザイアか親和で迷っていたようだが結局デザイアで、シミチン君は《堂々巡り/Circular Logic(TOR)》がないのがコンセプトという発掘マングースサイカ。サークルのOBの人たちは親和、ボロス、純正サイカ・・・とあと何か。

 さて、会場でこれら身内のデッキと自分のデッキを改めて見比べてみると、こちらがなんとなく貧弱そうなイメージがあった。「これで勝てないのもしょうがない」と戦う前から言えてしまいそうな、そんな負け犬の思考が浮かんだのである。そこで楽しくなっちゃった俺は(このあたりトーナメントプレイヤーとして自分でもどうかと思う)、《黒焦げチャーリー/Char Charly(CHA)》の伝統を継ぐ(ちなみに"Charly"のスペルは「チャーリーとチョコレート工場」を参考に、今回"Charlie"と修正されました)「とあるカード」を《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge(DST)》の代わりに入れることにしたのである。

 その「とあるカード」とは、言うまでもなく・・・

 《碑出告の第二の儀式/Hidetsugu’s Second Rite(SOK)》!!

 そう、当然の帰結である(ぇ

 ネタ要素は抜きにしても、スタンの《黒焦げチャーリー》の段階で熱く語ったような「奇襲性」はエクステンデッドにおいては語るまでもなく、遥か想像の斜め上を行くカードといって差し支えない。

 「ダメランもフェッチランドもあるし無理に決まってるよ」と言って誰もが切り捨てたカード。しかし、何度も言うが、知らなければ防ぎようがないのである。PTロサンゼルスを経てある程度メタも固まり、それにより環境で使用されるカードとされないカードのおおまかな区別もついたところで、果たしてこのカードはどちらに分類されているだろうか?否、分類すらされていないかもしれない。

 それでも、一枚一枚のカードパワーが高く、マリガンが勝敗を分けるエクステンデッドでは、二枚引くと完全に無駄というこのクソカードをそうそう沢山入れるわけにもいかず、というかまぁやっぱりエクステンデッドではちょっと厳しい要素があるというのも確かなので、丁度スペースに収まりきる範囲の一枚に留めたのであった。

 さて、メインはこれで完成となったが、サイドは果たしてどうなったか。結論から言うと、4枚の変更が生じた。それは偶然、資産家が親和を使う可能性があるということで《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar(SCG)》を貸して欲しいと言ってきていたので、俺がそれを4枚持ってきていたことが発端となるのだが、資産家がデザイアを使うということで、デザイアに《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar(SCG)》効くじゃん!という話になり、というかそもそもサイカとセプチャンに効くこのカードが何故サイドボードに入ってないのか?という論理的かつ必然的思考から、《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar(SCG)》が火炎舌、針に加え《粛清/Purge(DST)》のスペースすら押しのけて、4枚フル投入されるに至ったのである。

 くどくど、長々とくだらない文章を綴ってしまったが、結局これがPTQ当日、最終的にデッキリストとして提出した《黒焦げチャーリー?/Char Charlie 2nd(CHA)》である。

《溶岩の撃ち込み/Lava Spike(CHK)》×4
《炎の稲妻/Firebolt(OD)》×4
《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer(TOR)》×4
《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》×2
《ゴブリンの軍団兵/Goblin Legionnaire(AP)》×4
《稲妻のらせん/Lightning Helix(RAV)》×4
《火山の鎚/Volcanic Hammer(9ED)》×4
《マグマの噴流/Magma Jet(5DN)》×4
《爆片破/Shrapnel Blast(MRD)》×3
《ウルザの激怒/Urza’s Rage(IN)》×4
《碑出告の第二の儀式/Hidetsugu’s Second Rite(SOK)》×1
《山/Mountain(9ED)》×3
《平地/Plains(9ED)》×1
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(ONS)》×1
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(ONS)》×4
《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(ONS)》×2
《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(RAV)》×4
《大焼炉/Great Furnace(MRD)》×4
《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》×3

《戦争の報い、禍汰奇/Kataki, War’s Wage(SOK)》×4
《過負荷/Overload(IN)》×4
《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar(SCG)》×4
《粛清/Purge(DST)》×3

 それでも、この完成形を前にしてすら、なお「今日は負けて帰るんだろうなー」という思いは消えなかったのである。

 プロツアーホノルル予選@横浜西公会堂。参加者67名でスイスドロー7回戦。5−2のオポ上位がギリギリのラインか。いずれにせよ、勝つしかない。

                 ?へ続く→

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