《黒焦げチャーリー/Char Charly(CHA)》?
2005年10月22日 このデッキ自体について、選手権レポート前に他に言及する部分は、《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea(SOK)》と肝心のサイドボードプランだろうか。
《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea(SOK)》はまぁ単純に、種切れ防止効果。選手権前は引かなくても勝てる?と思っていたが、今ならなんとかして3枚にしたい。それくらい強いカードである。《迫害/Persecute(9ED)》を食らっても勝てるようになるし、相手に何を引かれても対して困るデッキではない。また《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro(SOK)》との相性もいい。選手権時には、やはりデッキが二色であるのと、後述のサイドボードプランのせいで2枚しか入らなかったのが残念で仕方がない。
さて、このデッキを作るにあたってノホシ君が「このデッキの最大の成果」と強烈に主張したのがこのサイドボードプランである。一見にしてバカ、百見してアホというなんとも言いようのない12枚のカード(《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》は別に普通のサイドボードだ)。何故このような暴挙に出たのか、それは、対ヤソを強烈に意識していたからである。
ヤソ青黒は、勝ち進んでいくには避けて通れない障害であり、このデッキを選択したのもそれが大きな理由の一つであったことは既に述べたが、サイドが入る2戦目からは、京河、ドッペルゲンガー、不忠の糸、最後の喘ぎ、疑念の影、脳みそなどゴミのようなサイドの中から、唯一このデッキの天敵とも言える《迫害/Persecute(9ED)》をたった2枚、入れてくるのである。また実際には殴り値を上げるために京河、焼かれた呪師のためにドッペルゲンガーあたりも、霊魂放逐や脳みそ、笑いといったメインの大量の無駄カードと入れ替えてくるかもしれない。そうなった場合、メインで絶大な相性差を誇るこのマッチアップで、万が一にも破れてしまう可能性がある。
そこで考案されたのがこのサイドボードであって、1戦目はほぼ負けないとして、メインで《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(RAV)》を見せなければ(また見せても)不忠の糸は絶対にサイドインされないし、忌まわしい笑いはいずれにせよサイドアウトして、せいぜい最後の喘ぎを入れるに留まるのではないかという発想のもと、サイドからは白メインに転換し、1ターン目からパワー2を展開して呆気にとられるヤソ青黒を蹂躙するというスーパーシークレットテクなのである。
実際には、思ったよりヤソ青黒が多くはなく、けちコンが従来通りの勢力を保っていたおかげで、このサイドボードが効を奏したのは一度しかなかったが。(けちコンはもともと全体除去は《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer(SOK)》任せで、入っているのはどうせ単体除去だから軍団兵を見た段階で除去を全部抜いたりはしないだろうし、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》がいる関係で《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》を出したくはないのでシークレットサイドボードはしない)
さて、ではようやく、各マッチアップごとの検討をしてみよう。
○VSけちコントロール
メイン8−2、サイド7−3である。
メインは影麻呂とのダメージレースになるが、仇麻呂の凝視を引けばほぼ確実に削りきれるし、引かなくてもさすがに殴りきるのが8ターン目ならそれまでには相手が死んでいることだろう。相手が影麻呂を出さず《悪夢の虚空/Nightmare Void(RAV)》を連打する感じになったなら、トップから引いた火力を撃ってれば勝手に勝つ。また《碑出告の第二の儀式/Hidetsugu’s Second Rite(SOK)》を防ぐ手段もないので、けちを撃たれたら一番決着が遅くなるカードを渡していれば自然に勝つだろう。メロクなんて渡してしまって構わない。出されたってどうせただの2/4だ。《黒焦げ/Char(RAV)》も全部本体に撃てば絶対こっちの方が早い。
唯一ケアする必要があるのが黒瘴と未練で、黒瘴で10点吸われたりスカラベを未練で回されたりすると死が見える。だがそんな時のために入っているカードが《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》である。このカードをライフゲインスタックで撃てば相手はライフゲインできずに4点食らうことになるので、それで計算が狂った相手を返しで焼ききってやればよい。
サイドボードは基本的にはしない。未練がうざければ真髄の針を入れてもいいが、相手は化膿を抜いてはこないだろうし、そんなことをしなくても大抵はこっちの方が早いので気にすることはない。相手のサイドでまずいのはやはり迫害だが、けちだと入っていないケースもあるし、撃たれても相手にはカウンターがないのだからトップから火力を引けば引いた分勝てるので、気にすることはない。
○VSヤソ(青黒パーミッション)
メイン7−3、サイド7−3(8−2)である。
こちらの行動はほぼ全てインスタントなので、エンド前に3て〜んエンド前に4て〜んとか言いながらカウンターできずにいらいらする相手を眺めていれば勝手に勝つ。何せこっちの火力の方が相手のカウンターの数より多いので、2点とか3点とかの呪文をカウンターしていたら絶対4点食らうのである。しかし4点をカウンターするとメインで撃ち込み連繋光線で5点食らったり仇麻呂の凝視でハンド分ダメージ受けたりするので、ライフゲインの方法がない相手はただ緩慢に死んでいくだけである。
サイドはシークレットプランを実行するかどうか、1戦目の軍団兵の有無や相手のサイドボーディングの感じなどで決めるとよい。そのままでも迫害を引かれなければまず負けないし、引かれたとしても4ターン目でなければほとんど実害はない。実行する時抜く12枚は第二の儀式×3、仇麻呂の凝視×2、氷河の光線×1、御心×2、山×4である。4マナ帯のカードを全部抜いて1マナのカードが8枚増えるので、土地を21枚にして伝説犬とライオンで蹂躙すればよい。
○VS白赤ウィニー
メイン4−6、サイド4−6である。
基本は相手がメインに4マナ出せる状態ではこちらのメインにフルタップしないことである。梅澤の十手にカウンターが乗ったらほとんど負け確定なので、装備した生物をすべて焼いていって、どちらの種が先に尽きるか、である。栄光の頌歌をはられるときついが、相手が十手を引いていないようなら、第二の儀式でワンチャンスあるので勝てないわけでもない。
サイドはまさか象牙の仮面は入ってないだろうし、乳眼もいないだろうから、針だけ入れて凝視と血の手の炎を1枚抜くくらいか。そりゃあ十手があるんだからきついマッチアップではあるが、気合でなんとかしてほしい。
《海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea(SOK)》はまぁ単純に、種切れ防止効果。選手権前は引かなくても勝てる?と思っていたが、今ならなんとかして3枚にしたい。それくらい強いカードである。《迫害/Persecute(9ED)》を食らっても勝てるようになるし、相手に何を引かれても対して困るデッキではない。また《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro(SOK)》との相性もいい。選手権時には、やはりデッキが二色であるのと、後述のサイドボードプランのせいで2枚しか入らなかったのが残念で仕方がない。
さて、このデッキを作るにあたってノホシ君が「このデッキの最大の成果」と強烈に主張したのがこのサイドボードプランである。一見にしてバカ、百見してアホというなんとも言いようのない12枚のカード(《真髄の針/Pithing Needle(SOK)》は別に普通のサイドボードだ)。何故このような暴挙に出たのか、それは、対ヤソを強烈に意識していたからである。
ヤソ青黒は、勝ち進んでいくには避けて通れない障害であり、このデッキを選択したのもそれが大きな理由の一つであったことは既に述べたが、サイドが入る2戦目からは、京河、ドッペルゲンガー、不忠の糸、最後の喘ぎ、疑念の影、脳みそなどゴミのようなサイドの中から、唯一このデッキの天敵とも言える《迫害/Persecute(9ED)》をたった2枚、入れてくるのである。また実際には殴り値を上げるために京河、焼かれた呪師のためにドッペルゲンガーあたりも、霊魂放逐や脳みそ、笑いといったメインの大量の無駄カードと入れ替えてくるかもしれない。そうなった場合、メインで絶大な相性差を誇るこのマッチアップで、万が一にも破れてしまう可能性がある。
そこで考案されたのがこのサイドボードであって、1戦目はほぼ負けないとして、メインで《空騎士の軍団兵/Skyknight Legionnaire(RAV)》を見せなければ(また見せても)不忠の糸は絶対にサイドインされないし、忌まわしい笑いはいずれにせよサイドアウトして、せいぜい最後の喘ぎを入れるに留まるのではないかという発想のもと、サイドからは白メインに転換し、1ターン目からパワー2を展開して呆気にとられるヤソ青黒を蹂躙するというスーパーシークレットテクなのである。
実際には、思ったよりヤソ青黒が多くはなく、けちコンが従来通りの勢力を保っていたおかげで、このサイドボードが効を奏したのは一度しかなかったが。(けちコンはもともと全体除去は《初めて苦しんだもの、影麻呂/Kagemaro, First to Suffer(SOK)》任せで、入っているのはどうせ単体除去だから軍団兵を見た段階で除去を全部抜いたりはしないだろうし、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》がいる関係で《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》を出したくはないのでシークレットサイドボードはしない)
さて、ではようやく、各マッチアップごとの検討をしてみよう。
○VSけちコントロール
メイン8−2、サイド7−3である。
メインは影麻呂とのダメージレースになるが、仇麻呂の凝視を引けばほぼ確実に削りきれるし、引かなくてもさすがに殴りきるのが8ターン目ならそれまでには相手が死んでいることだろう。相手が影麻呂を出さず《悪夢の虚空/Nightmare Void(RAV)》を連打する感じになったなら、トップから引いた火力を撃ってれば勝手に勝つ。また《碑出告の第二の儀式/Hidetsugu’s Second Rite(SOK)》を防ぐ手段もないので、けちを撃たれたら一番決着が遅くなるカードを渡していれば自然に勝つだろう。メロクなんて渡してしまって構わない。出されたってどうせただの2/4だ。《黒焦げ/Char(RAV)》も全部本体に撃てば絶対こっちの方が早い。
唯一ケアする必要があるのが黒瘴と未練で、黒瘴で10点吸われたりスカラベを未練で回されたりすると死が見える。だがそんな時のために入っているカードが《血の手の炎/Flames of the Blood Hand》である。このカードをライフゲインスタックで撃てば相手はライフゲインできずに4点食らうことになるので、それで計算が狂った相手を返しで焼ききってやればよい。
サイドボードは基本的にはしない。未練がうざければ真髄の針を入れてもいいが、相手は化膿を抜いてはこないだろうし、そんなことをしなくても大抵はこっちの方が早いので気にすることはない。相手のサイドでまずいのはやはり迫害だが、けちだと入っていないケースもあるし、撃たれても相手にはカウンターがないのだからトップから火力を引けば引いた分勝てるので、気にすることはない。
○VSヤソ(青黒パーミッション)
メイン7−3、サイド7−3(8−2)である。
こちらの行動はほぼ全てインスタントなので、エンド前に3て〜んエンド前に4て〜んとか言いながらカウンターできずにいらいらする相手を眺めていれば勝手に勝つ。何せこっちの火力の方が相手のカウンターの数より多いので、2点とか3点とかの呪文をカウンターしていたら絶対4点食らうのである。しかし4点をカウンターするとメインで撃ち込み連繋光線で5点食らったり仇麻呂の凝視でハンド分ダメージ受けたりするので、ライフゲインの方法がない相手はただ緩慢に死んでいくだけである。
サイドはシークレットプランを実行するかどうか、1戦目の軍団兵の有無や相手のサイドボーディングの感じなどで決めるとよい。そのままでも迫害を引かれなければまず負けないし、引かれたとしても4ターン目でなければほとんど実害はない。実行する時抜く12枚は第二の儀式×3、仇麻呂の凝視×2、氷河の光線×1、御心×2、山×4である。4マナ帯のカードを全部抜いて1マナのカードが8枚増えるので、土地を21枚にして伝説犬とライオンで蹂躙すればよい。
○VS白赤ウィニー
メイン4−6、サイド4−6である。
基本は相手がメインに4マナ出せる状態ではこちらのメインにフルタップしないことである。梅澤の十手にカウンターが乗ったらほとんど負け確定なので、装備した生物をすべて焼いていって、どちらの種が先に尽きるか、である。栄光の頌歌をはられるときついが、相手が十手を引いていないようなら、第二の儀式でワンチャンスあるので勝てないわけでもない。
サイドはまさか象牙の仮面は入ってないだろうし、乳眼もいないだろうから、針だけ入れて凝視と血の手の炎を1枚抜くくらいか。そりゃあ十手があるんだからきついマッチアップではあるが、気合でなんとかしてほしい。
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