徒然りたーんず

2005年6月30日

 価値という絶対的なものに対して、評価は人がそれに加えうる主観面での認識の産物に過ぎない。


 記憶の底、其処の記憶。確かな熱を持って、自身の形を一定に留めてはおけないけれど、それを眺めるのは、かさぶたを剥がすように。心地よく、きっと心地よいだろう。


 「ねぇ、私のこと好きなの?」

 「・・・好きだよ」


 ねぇ教えてよ、感情を。僕はこれを知ってる、でも言葉にしたら、失ってしまうような気がして・・・だったら、どうすればよかったの?


 「・・・ごめんなさい!」

 「・・・え」

 「あの時言ってくれてたら、きっと私も・・・」

 「ああ、いいや、そんなことはもういいんだ」

 「ねぇ、大丈夫?」

 「ああ、大丈夫だよ。なんていうか、言ってよかった。ありがとう。こんなに、簡単なことだったんだ。好きだ、好きだ、好きだ、何度でも言える。どうして、あの時できなかったんだろう。」


 これは・・・安堵?いや、何か違う。でも、それもどうでもいいこと。今、出会えたから。僕と、喉の奥の方で引っかかってた僕の気持ちは、吐息とともに空気に触れて、やがて冷えて固まって、確かなものにきっとなっていく。


 「断られたらどうしよう、嫌われたらどうしよう、ずっとそればかり考えていた。でも、そうじゃなかった」

 「・・・うん」

 「君が好きだ。それを伝えるということ。その過程なんだ。」

 「・・・・・うん」

 「あれ、なんだか涙が出てきた。そう・・・これが『悲しい』っていうことなんだ。僕は今、『悲しい』。でも、それが『嬉しくない』なんて誰も決めちゃいない」

 「・・・やっぱり、大丈夫?」

 「ごめん、やっぱちょっとダメかも・・・今は、今だけだから、ちょっと甘えるわ。」

 「うん・・・ごめん」

 「謝るなよ。普通のことなんだし・・・それにしても腹立たしいな。なんであの時・・・いや、もういいや。今、君が好きという感情があって、これからもあり続ける。それに変わりはないわけだし」

 「諦めないね」

 「ああ、諦めるものか。まったく何年間・・・」

 「ホントにね。もしかして、すっごい奥手?」

 「そうかもね。なんてったって・・・嫌なところをついてくるね君は。」

 「最高の友達だからね。」




 何を書いているんだろう俺は・・・自己嫌悪orz

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